鷹栖 琴乃 『令嬢の監獄』(無邪気系・お嬢様)

作品情報

タイトル:令嬢の監獄
ブランド:Gash 作品ページ
発売日:2009年7月31日
販売価格:8,800円(税別)

いわゆる館モノ。
主人公の名前は変更可能です。

あらすじ

公式サイトのストーリー参照。

妹について

名前 年齢
鷹栖 琴乃(たかす ことの) 不明
一人称 兄呼称
お兄様
身長 体重 スリーサイズ
不明 不明 不明
CV 原画 シナリオ
渋谷ひめ むとうけいじ おくとぱす、モーリー、Hatsu
備考
特になし

主人公の異母妹。
琴乃は兄のことを従兄だと思っていて、兄妹という事実は知らない。

性格は無邪気で子供っぽいが、子供扱いされると怒る。
趣味は手芸でなかなかの腕前。
見かけによらず頭がいいらしい。

「やーん、下ろしちゃやーっ。もうちょっとだっこー」


「知らないっ!お兄様の鈍感!朴念仁!」


「私、お兄様になら、何をされても……ぽっ」

兄について

主人公。
復讐者。
兼光の隠し子であり、鷹栖家現当主の聖斗とその妹の琴乃とは腹違いの兄妹の間柄だが、その事実を知っているのは兄のみ。
鷹栖家には財務コンサルタント兼鷹栖家当主の相談役としてやってきた。

表面上は好青年らしく振舞っているが、内心は復讐心の塊。
復讐のためなら女だちに酷いことをするのも躊躇わない冷酷な性格。

妹の琴乃に対しては特に好意を持っているわけでもなく、復讐相手の一人程度にしか思っていない。

シナリオ

序盤から早々に小夜子と美緒を堕とし、次なる標的として琴乃に目をつける兄。

琴乃が自慰をしている場面を目撃した兄は現場に踏み込みいきなり襲い掛かり、強引に処女を奪います。最初は嫌がる琴乃ですが、すぐに感じるようになり、あっさり堕ちてしまいます。しかも、兄には妹を犯すことについての罪悪感など微塵もないという思いっきり萎える展開。
まだ共通ルートなのにこれだったので、最初にプレイした時はこのゲームはハズレだと思いましたが、琴乃ルートを進めていって、この考えが間違いだと気づきました。

(ここから重大なネタバレがあります。未プレイの方はゲームの楽しみを損なう恐れがありますので十分にお気をつけください)




一見何も知らないお嬢様な琴乃ですが、実は子供の頃から兼光にSM道具の使い方、人のいじめ方、怪しい薬の知識などの様々な手管を教え込まれていて、兼光の死後はその手管で小夜子以外の愛人や使用人を館から追い出し、美緒を調教していたことが、琴乃の口から発覚します。
琴乃の美緒調教シーンはかなりのドSっぷりでゾクゾクしました。

「あはは、カチカチって、歯がカスタネットみたい」
「……わたしが聞きたいのは、あなたの悲鳴と、屈服の言葉」
「わたしが見たいのは、壊れてゆくあなたの心」
「そのつらい調教を、これから、もっともっとしてあげる……」

琴乃の本性を知って驚く兄ですが、更に衝撃の事実を伝えられます。

兼光の死は琴乃の使った薬が原因だったこと。
琴乃が兄と血が繋がっているのを知っていたこと。

「血のつながった人と結ばれてしまうなんて、最高にロマンチック!素敵!」と笑顔で言い、実の兄にすら平気で薬を盛る琴乃は実に狂気的です。

兼光の邪悪を真に受け継いだのは自分ではなく琴乃と知った兄は、琴乃をどうするか迷います。ここで選択肢が出て、ハッピーエンドとバッドエンドに分岐。

ハッピーエンドはちょっとご都合展開で物足りないですが、琴乃とともに鷹栖家の乗っ取りを企むバッドエンドは、なかなか見応えがあります。





(ネタバレここまで)

他ルートの琴乃

他キャラのルートでの琴乃は単なるおまけ。
扱いはかなり悪いので、プレイする価値はありません。
美緒ルートでは琴乃のネタバレがあるので、琴乃ルートを先にクリアすることを強くお勧めします。

親バレ、周りバレ

ネタバレなので隠します。構わない人は反転して読んでください。
両方ありません。

禁忌、背徳描写

微妙です。
兄も琴乃も兄妹で交わることに罪悪感などは持っていません。

まとめ

とにかくこのゲームは琴乃の告白シーンがすべて。
琴乃を気に入るかどうかで評価が分かれると思います。

僕は前知識無しでプレイしたので楽しめましたが、そうじゃない人は微妙に感じるかもしれません。細かく見ると色々アラが目立ちますしね。

絶対にネタバレ無しでプレイして欲しいゲーム
お気に入り度(10点満点) 8

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