『ク・リトル・リトル 〜魔女の使役る、蟲神の触手〜』体験版の感想

作品情報

ブランド:Black Cyc

平凡な生活を送っていたはずの主人公が、謎の少女オーガストと出会う事によって、自分が彼女の触手(ク・リトル・リトル)である事を知り、触手姫(ラヴクラフト)同士の争いに巻き込まれていくお話。

内容と感想

物語の第3章までがプレイ出来ます。
ただし、製品版とはイベントの発生順序が少し違う模様。
体験版はキャラのボイスは無し。
システムは最低限のものは揃ってますが、設定項目がやや少ない感じ。
まあ、特に不便は感じませんでしたけど。

第1章「黒い月」
謎の夢、平凡な朝の風景、突然現れた怪物、謎の少女オーガストとの再会と触手への変身。

第2章「オーガスト
主人公の家にやって来て学校にまで転校してきたオーガストオーガストと同じ触手姫であるたんぽぽとの戦い。

第3章「獣のアルジ」
触手姫の雫先輩と黒幕らしきあんじぇの登場。

Hシーンは怪物に襲われる兎子、触手に犯される兎子とこいぬオーガスト
触手(主人公)に犯されるたんぽぽ、オーガストのお風呂シーン。
Hシーンの描写は触手メインという事でグロいし、かなりキツめ。
たんぽぽにはアヘ顔もあります。

雫先輩とオーガストには裸立ち絵があるのを確認。
3章のお風呂のシーンで、湯気をマウスカーソルでなぞる事によって消せるのがちょっと面白かったです。

妹について

名前はこいぬ。
一人称は「あたし」「わたし」
兄の呼称は「お兄ちゃん」
年齢は兄の3つ下で、県立慧宮学院幼年部の2年生。
兄と同じ学院に通っているが、学年が離れてるので校舎は別。

兄曰く、体が弱く病気がちで性格はちょっと心配になるぐらい大人しいらしい。
兄や親友のマコトに対する態度から見ると子供っぽい。
口調は訛っており関西っぽい?方言を話す。

兄のことをどう思ってるかは、体験版ではハッキリわかりませんが、兄がオーガストを家に連れ帰った時はかなり不機嫌で怒ってました。結構やきもち妬き?

兄について

県立慧宮学院2年生。
平凡な学生だったが、オーガストと出会ったのがきっかけで触手姫(ラヴクラフト)同士の争いに巻き込まれる。
オーガストの命令と宝珠(トラペゾヘドロン)の力によって触手(ク・リトル・リトル)に変身する。

家族構成ですが、両親がどうなってるのかは全く話題に出ないので不明。
気になるのが、妹は方言を話すのに兄は標準語なところ。
小さい頃は家庭の都合で別々に暮らしてた、とかならいいのですが、もしかすると育ちが一緒ではないということで義妹ではないか?という可能性もあります。
妹との思い出もまったく出てこないですしね。
兄は何らかの理由で過去の記憶に障害があるようですし、この辺り非常に怪しいです。

性格については特に可もなく不可もなく、当たり障りのない主人公という感じ。
妹の事は「宇宙一可愛い」と思っている。
自分では自覚してないが、妹の爪の垢なら余裕で飲めるはずというくらいの兄バカ。
ただ、こいぬに対して恋愛感情などは全くない。

まとめ

話自体はかなり面白かったです。
クトゥルー神話についてはまったく詳しくないですが、専門用語についてもちゃんと説明がありますし、理解が難しいということはありませんでした。
話もテンポ良く進むし、少々Hシーンがグロい以外は気に入りました。
なにげに音楽も良いです。

実妹ゲームとしての評価ですが、これに関しては少々厳しい。
こいぬが実妹かどうかもわかりませんし、出番も少なめです。
こいぬが触手に襲われるシーンもありますし、あまり期待は出来ないかも。

ただ、公式サイトを見ると兄を想ってのオナニーシーンがありますし、本編で化ける可能性はあります。
話の展開からしてマコト関係でまだまだ出番がありそうですし、なにかこいぬ自身にも秘密がありそうな感じもするんですが、この辺りはさすがに現時点では判断出来ないですね。
まあ、発売はまだ2ヶ月以上先ですし、こうと決めつけるには早すぎる段階でしょう。
購入に関しては、もうちょっと情報が出揃ってから検討します。

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