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藤野 瑠璃 『メアメアメア -SisterPlus-』(お兄ちゃん大好き系・ボクっ娘、ヤキモチ妬き、世話焼き)

メーカー mana

最初に

このゲームは2008年の12月に発売された『メアメアメア』に
妹の瑠璃のシーンをプラスした廉価版なのですが、
僕は『メアメアメア』をプレイしてませんので、
『メアメアメア』プレイ済みの人とはかなり感想が異なるかと思います。


それともう一つ。
僕は『ぷよぷよ』のアルルやシスプリの衛などのボクっ娘が大好きですので、
今回のレビューはかなり甘めに書いてます。
この二つを理解した上でレビューをお読み下さい。

ゲーム内容

ストーリー

平凡な日常を送っていた主人公の元に、突然現れたサキュバスのイル。
イルは主人公から精を吸い取ろうとするが、
新米サキュバスなイルはHに関する知識や経験がほぼゼロだったので、
逆に主人公にいいようにされてしまう。


人間に馬鹿にされて悔しがるイルは、
絶対に主人公の精を吸って虜にすると言いだし、家に居座る事になる。


なりゆきでイルとの生活を始める事になった主人公だったが、
そこに妹の瑠璃やイルの妹のメルまで押しかけてきて、
平凡な日常はドタバタな日常に変わっていく。

システム

オーソドックスなADV形式のエロゲです。
システム項目は充実していて
右クリックでウインドウが消せない意外は特に問題無し。

妹について

藤野 瑠璃

藤野 瑠璃(ふじの るり)。
学生。陸上部所属。
一人称は「ボク
兄の呼称は「兄ィ(あにぃ)」「お兄ちゃん」
CV:越智悠


性格は明るく元気なしっかりもので、兄にべったりのお兄ちゃんっ子。
本当は兄と一緒の学校に通いたかったが、
兄の学校のレベルが高すぎて学力が足りず、仕方なく兄とは別の学校に通う事に。
料理が得意で、週一回実家から一人暮らしの兄の世話をしにやってきている。


独占欲が強くヤキモチ妬きで、
突然現れて兄と仲良くし始めたイルとは、兄を巡って争いが絶えない。

「いーだッ。ボクと兄ィは強い絆で結ばれているんだもん。
他人なんかが割って入れる隙ないんだからね」
「勝手なこと言わないでよ! 兄ィはボクだけの兄ィなんだから!」
「え、えへへ…兄ィが可愛いって言ってくれた…」

兄について

主人公。
学生で学校の成績は優秀。
性格は、多少ぶっきらぼうだけど、根は優しいというよくあるエロゲの主人公タイプ。
ゲーム開始以前はわりとモテてたようで、エッチは手慣れている。


家族構成は両親と妹の瑠璃の四人家族。
実家からは遠い学校に通う為に、家族と離れてアパートで一人暮らしをしている。


瑠璃に対しては困った妹という感じ。
兄べったりな妹を心配して兄離れをさせようとしているが、上手くいっていない。
妹に振り回されてるところはありますが、
無茶をする妹を兄としてたしなめたりと、それなりにいい兄。

シナリオ

シナリオは第○話という形式で区切られていて
共通ルートはイル、瑠璃、メルとの共同生活を送りながら、イルとのHに励むという感じ。
ハッキリ言って日常描写はつまらないです。(瑠璃が出てくるところ以外)
兄にはほとんど非が無いのに皆から理不尽な暴力を振るわれたり、
ヒロイン達が兄の説明もロクに聞かずに一方的に怒りだしたりするような展開が多くて、
何だかなぁ……と思う事も多かったです。


妹の瑠璃は兄とは違う学校に通っているので、出番は登下校時と家にいる時だけです。
出番が少ないってわけじゃないですけど、特別多くもありません。
兄を巡ってイルと喧嘩したり、じゃんけんに勝って兄と一緒のベッドで眠ったり、
メルと意気投合して仲良くなったり、
寝ぼけて瑠璃の胸を触ってしまい怒られたりといったイベントはありますが、
残念ながら共通ルートでは瑠璃にこれと言った見せ場はなく、メインはあくまでイルです。
兄は毎日イルとHばかりしてて妹目当ての人には辛いですが、ここは我慢するしかありません。


ここからはネタバレがあります。致命的なのは避けてますがお気をつけ下さい)




瑠璃ルートに入るとメルが親友の瑠璃を後押しして、兄妹をくっつけようと画策し始めます。
ここからはいよいよ瑠璃のターン。
これまではイルに押され気味だった瑠璃ですが、本気を出して兄に迫ってきます。
お風呂に入ってる途中で停電になり、裸で兄に抱きつく瑠璃。

「兄ィ、ボクのこと好き?」
「じゃあ…したくなったりする? その…ボクで」
「妹の特権だもん。兄ィが意識しなくても、こうやって…くっつけるもん。
だから…このままキスしたっていいよね?」

ここで兄があっさりと情欲に流されたりせず
兄としてしっかり妹の事を考えて踏みとどまろうとするのが良かったです。
その後酒に酔った瑠璃に迫られて結ばれるのはどうかと思いますが、
兄の方は酔ってたわけじゃないし、ある意味リアルな気もするので、こういうのも有りかと。


この後の展開はネタバレ無しで読んだ方が面白いので詳細は伏せますが、
種が明かされて最後の瑠璃とのHシーンに入る流れは
キスシーン(CG付き)を上手く使っていてお気に入り。


エピローグでも兄とイルの肉体関係は切れず
これからも三人で仲良くやっていくというのが個人的には気に入りませんが、
イルはサキュバスと人間という種族や寿命の違いを考慮して、
瑠璃に対しちゃんと一歩引いた立場を取りますし、ギリギリ許容範囲です。
兄妹で結ばれて将来はどうするのかという問題も先送りで、特に真面目に考えたりはしませんが、
ゲームの内容や雰囲気的にも、これはこれでいいかと思います。




(ネタバレここまで)

親バレ、周りバレ

仲間内にはバレますが、誰も二人の関係に反対なんてしません。
両親は母親が電話の会話でちょっと登場するだけで、存在感は皆無です。

禁忌、背徳描写

ほとんど無いです。
瑠璃は例え兄妹でも好きなら問題ないと考えてますし、
サキュバス二人は人間の倫理など関係ないというスタンスです。


兄だけは「兄として妹に手を出すなんて……」と抵抗を示しますが、
それはあくまで倫理や常識に対する抵抗感であって、禁忌や背徳に対する後ろめたさではありません。

エッチ

瑠璃とのHシーンは7つ。
内容は
フェラ、正常位、お風呂でローションによる手コキとフェラ、学校で背面座位、
公園で立ちバック、背面騎乗位、座位、後背位。
ハーレムルートでイル、メル、瑠璃との4Pなんてのもありますが、これは正直どうでもいいです。


出す場所は1回だけ中のみがありますが、それ以外は中外の選択有り。
二人とも避妊についてはまったく考えてません。


Hシーンは長めで描写も濃いめ、エロさについては問題ないかと。

まとめ

Sister Plusというサブタイトル通り、
妹の瑠璃を優遇している制作者の姿勢が好印象な作品でした。
瑠璃EDのスタッフロールは瑠璃専用で、専用の歌までついているという特別仕様ですし、
システムボイスも初期設定が瑠璃になっているなど、
細かいところに制作者の瑠璃(妹)に対する愛を感じます。
シナリオの長さは共通4時間、瑠璃ルート1時間半程度と短めですが、
値段(定価3800円)からすれば十分満足しました。


とにかくこの作品は瑠璃の可愛さが全て
瑠璃が気に入れば良作、気に入らなければ凡作でしょう。
イルは瑠璃と並んでメインヒロインですが、七菜とメルの扱いは本当におまけ。
この二人目当てで買ったら間違いなく後悔しますので、お気をつけ下さい。


ボクっ娘な妹が可愛く甘えてくる、なんて素晴らしいシチュエーションだろう。
お気に入り度(10点満点) 9


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