『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』7巻の感想

注意

今回の感想は既読者向けです。
ネタバレもありますし、未読の人が読んでも意味がわからないと思いますのでお気をつけください。

各章の感想

第一章

桐乃とのデートとそれに至る経緯。
いやぁ、この章は桐乃の隠れた本音がバンバン見えてきてニヤニヤしっぱなしでしたね。


P.16最後の行ですが
「はんッ! あ、あんたがシスコンだから変な勘違いしちゃうんでしょ!?」
この桐乃の台詞に出てくる「変な勘違い」ってのは兄である京介側の勘違いじゃなくて
「桐乃は京介が自分の告白を受け入れてくれると思い込んでた事」ですよね。
京介の引き気味な態度を見て桐乃はすぐにごまかしてますけど。
せっかくの桐乃のマジ告白だったのに惜しい……。


それにしてもこの章の桐乃はかなりデレてましたね。
「桐乃を愛しているから」という京介の台詞を聞いて恥じらう桐乃。
本当はカップル用のメニューを頼みたかった桐乃。
加奈子たちにデートを邪魔され不機嫌になる桐乃。
ブリジットの「お互いどこが好きか?」という質問で兄に対しての本音を見せる桐乃。
兄とのツーショットプリクラで迷いなくハート型のフレームを選ぶ桐乃。
デートの最中に出会った黒猫に自分達の関係を見せつける桐乃。


相変わらずの素直じゃない桐乃の態度は実に可愛い。


ただねぇ……京介の態度がいくら何でも酷い。
いつも妹の気持ちには鈍感すぎるぐらい鈍感な京介ですけど、
今回は輪をかけて鈍いし、桐乃に対して冷たすぎだと思います。
デートの最中や後の桐乃に対する態度はイライラするレベルでした。

第二章

一章のラストで桐乃が言っていた「桐乃の彼氏」について
京介が真偽を確かめるために色々調べる話。


桐乃の彼氏についての京介のやきもきぶりが楽しい章。
本当に兄妹揃って素直じゃないですね。

第三章

二回目の夏コミの話。
この後の四章を含め黒猫と京介のフラグがバンバン立ちまくってますね。
これに関しては後述します。

第四章

夏コミの続きと桐乃の彼氏が登場する話。


いやー、この展開はマジで心臓に悪かったです。
もうドキドキしながら読んでました。
桐乃の彼氏が家に来た時の京介の不機嫌な態度はいつもの京介と全く違うし、
桐乃との間の険悪なムードといい、マジで怖かったです。


しかし、今回の事で京介のシスコンぶりと独占欲がハッキリ見えたのは良かったです。
彼氏に対して「妹はやらん」と啖呵を切るところは痺れました。
ここまで京介が桐乃に対する気持ちをハッキリと言ったのは
5巻で桐乃を連れ戻そうとした時以来かな?
まあ、「あくまで兄として」なんですけど。

7巻の最後の一文についてと8巻以降の展開予想

さて、7巻ラストのアレです。
僕はアレは読者を引っ掛ける為の作者の釣りだと思ってます。
今回の黒猫フラグの盛大なバラマキは、
最後の一文で「京介は黒猫を選びますよ」と読者に信じさせるためのものじゃないかと。
8巻の展開は、


京介と黒猫が付き合う事になる。

それを知ってショックを受ける桐乃。

ショックを隠して今まで通りの生活を続けようとするが、
無理がたたって倒れるか、おかしくなる桐乃。

桐乃がおかしくなった原因が自分にあると気づいた京介は黒猫と付き合うのをやめる。


細かい心理描写や説明などは省きますが大体こんな感じになると予想。
あの桐乃が兄と黒猫が付き合う事を素直に認めるとは思えませんし、
(桐乃は黒猫に対し友情は感じてるでしょうが、兄だけは絶対に譲らないと思う)
超のつくシスコンである京介が桐乃を傷つけてまで黒猫と本気で付き合うことになるとは
僕にはどうしても思えません。
今までの行動からして、京介は絶対に兄として黒猫よりも妹である桐乃を優先すると思います。


ついでにこの作品のラストについての予想。
桐乃の京介に対する感情は明らかに妹の領域を越えてますが、
この先、京介が桐乃に対して兄として以上の感情を抱くかどうかは怪しい
僕としては兄妹恋愛エンドを期待してますが、そうなるかどうかは微妙ですね。


……が俺妹のメインヒロインは間違いなく桐乃ですし、
京介が桐乃以外のヒロインを選んで終わるなんて展開は考えにくいです。
「桐乃エンドを匂わせるが確定はしない」という未来をボカした兄妹エンドぐらいが、
この作品の落としどころではないかなと僕は予想してます。