『アニメ版 ヨスガノソラ』第11話「ソラメクフタリ」の感想

序盤は相変わらずの酷い展開。
奈緒とデートしてるハルと、家で寂しそうにしている穹の対比が見てて辛い。
奈緒とのデートの最中にも、つい穹のことを思い出してしまうハルと、ハルのシャツと添い寝して安らかに眠る穹の描写が救いかと思いきや、(穹のことを忘れるために)奈緒をホテルに連れ込んで無理やりやろうとするハルでまた落とされる。
ハルの都合に振り回される奈緒が気の毒でしょうがないです。

しかし、穹が家のことを手伝い、ハルのことをちゃんと考え始めるという穹の心の成長をしっかり描いていたり、神社の湖の伏線を張ったり、わざわざ図書館で近親婚について調べるハルの描写、そして熱を出した穹の看病がきっかけでお互いへの想いが止められなくなり結ばれる二人と、その後の流れは実に良かったです


特にハルと結ばれて幸せそうな穹の可愛さはヤバい。


原作で少なかった兄妹のイチャイチャをかなりの尺を取って描いているのは好感が持てます。(特にキスシーンが多いのは個人的に嬉しい)

そして、ラストは委員長と奈緒に二人の関係がバレたところで次回へ続く。(なぜか裸シーツじゃなく、玄関でSEXの最中を二人に見られるというシーンに改悪されています)

多少の不満はありますが、今回は間違いなく今までで一番の出来だったと思います。
奈緒とのことを除けば、穹ルートを結構上手く再現していますね。
今までは空気をぶち壊すばかりでいらないと思っていたHシーンも、今回に限ってはハルが穹との関係に溺れていく様子を上手く表現出来てたと思います。(東京都青少年健全育成条例改正案で近親相姦がいろいろ言われてるこのご時世に、こんなの放送して大丈夫なのか? という不安は多少ありますが)

いよいよ次回は最終回ですね。
「終わりよければすべてよし」と僕に言わせてくれる出来を期待しています。
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