『To LOVEる―とらぶる― ダークネス』3巻の感想

作品情報

モモのセッティングでデートをすることになったリトとルン。デート中、くしゃみをしてレンになってしまい落ち込むルンだったが、それでもリトのことが本気で好きだと告げる!! その時、彼女の身体に異変が……!?

上記はAmazonの内容紹介より転載。

3巻の感想です。
このブログ的に、当然妹の美紺を中心に見ていきます。

(2巻の感想はこちら

感想


この巻の見所は何と言っても12話「Bad mood 〜幸せの絆〜」でしょう。
モモがリトのベッドに潜り込んでいるのを見てしまった美紺は、リトがその気になってしまったらどうしようと悩み始めます。


モモが家のことを手伝ったり、何かとリトの世話を焼くことで、自分の居場所がなくなっていくと感じる美柑。


暑さで倒れそうになったところを九条先輩に助けられ、それがきっかけで先輩に悩みを相談することになる美柑。先輩にリトを慕っているんだなと言われ、思いっきり動揺。


過去回想。
迷子になった美柑を必死になって探すリト、良い兄です。


回想続き。右下の美柑のモノローグと笑顔が素晴らしい。


「君は……結城リトの良い所も悪い所も、誰より一番近くで見てきたんだな。私の中の紗姫様や綾と同じように……君と結城リトはお互いにとって誰にも代え難い存在なのだろう。
その“絆”がある限り、君の立場が誰かに取って代わられる事はないんじゃないか。
君は結城美柑なのだから」

九条先輩が良いこと言った!
「兄妹の絆」というものを見事に表現した名台詞です。


迎えに来たモモとの会話に出てきたリトの台詞。
「美紺はさ……たった一人の大事な妹なんだ」
「兄妹って事以上に特別な存在だと思ってる」

「兄妹って事以上に」これはちょっとは期待していいんですかね?


美柑が倒れた事を知って慌てて駆けつけるリト。


素晴らしい兄妹回でした。
jitsumai.hatenablog.com