橘 梨々花 『妹コン(しすこん)-催眠術師お兄ちゃんとナマイキな妹-』(しっかり者系・ツンツン、アホの子)

ブランド アトリエさくら マウントポジション

『 妹コン 』は2016年 6月24日(金)に発売です。

ゲーム内容

低価格ソフト。
2016年6月10日にダウンロード版発売。(パッケージ版は6月24日発売)

邪神様から催眠術を授かった主人公が、その力で世界征服……をしたりはせず、もっぱら妹にえっちなイタズラを仕掛けるという物語。

システム

ゲーム内容はオーソドックスなテキストADV。
イベントCGの中で、妹の表情や仕草がコロコロ変わるのが印象的。


システムは基本的なものは一通り揃っていて、プレイに支障は無し。スキップも早めです。設定を実際のゲーム画面で即座に確認出来る、画面プレビューがなにげに便利。

画面サイズは1280*720。
セーブ数は40と少なめですが、普通にプレイする分には困ることはないでしょう。

CG枚数は全20枚。(HCG18枚)
Hシーン数は11。(本番5シーン)
裸立ち絵CG有り。
一部別人? と思えるようなCGがあって、安定性に欠ける感じがありました。

音楽は全10曲。歌は無し。
いかにもエロゲの低価格ソフトの曲という感じで、特筆すべきことはありません。

気になるのが誤字と脱字の多さ。
ありえないぐらいの多さで、まともに推敲してないのが丸わかりです。
もうちょっと何とかならなかったんですかねぇ……。

妹について


名前 年齢
橘 梨々花(たちばな りりか) 兄の1つ下
一人称 兄呼称
兄さん、おにいちゃん、お兄ちゃん、ヘンタイ兄(にい)、クソ兄(に)ぃ、エロ兄(にい)、バカ兄(にい)、ダメ兄(にい)
身長 体重 スリーサイズ
不明 不明 数値は不明だが、胸は大きい
CV 原画 シナリオ
市川みぃ かん奈 づか
備考
ヒロインは、妹オンリー

中の上ぐらいの進学校の学生。兄と同じ学校に通っている。
昔はお兄ちゃんっ子でアニメの魔法少女が大好きな可愛い妹だったが、成長した今はだらしない兄を邪険に扱ったり、すぐに小言を言うしっかり者に。学校の勉強や運動も出来、家事もこなせる優等生だが、爬虫類や虫は苦手。
性知識は未熟で、フェラの意味を知らないほど。

兄に対して、基本はツンツン。
兄への暴言や暴力描写が多めなので、そういうのが嫌いな人は気になるかもしれません。

実義については、作中に実妹だというハッキリした描写はありませんが、義理を匂わせる描写も一切無し。
なので、うちのブログでは実妹として扱います。

「兄さん掃除の邪魔だからそこどいて」
「可愛くなくなって悪かったですねーだ」
「沈めクソ兄ィ!!」
「…………梨々花はおにいちゃんの妹、だよ」

兄について

名前は橘 杏平(たちばな きょうへい)
学生。誕生日は3月。
家族構成は両親と妹の4人家族。
両親は仕事で滅多に家に帰ってこないので、実質妹と二人暮らしというよくある設定。
両親の出番はほんのわずかな1シーン以外、まったくありません。(立ち絵も無し)

性格はだらしなく、よく妹に注意されている。妹のことは可愛いと思っているが、うるさい小言や暴言には食傷気味。
黒魔術が趣味で若干厨二。それがきっかけで催眠術を授かることに。
デリカシーがなく鈍感で、迂闊なことを言っては、よく妹を怒らせている。
催眠術で嫌がる妹に無理やりエッチなことを迫るあたり、良兄とは言い難いのですが、
妹が本当に嫌がることはしないのと妹以外の女の子には決して手を出さないところは評価出来ます。

「邪神の力をもって命ずるっ! 梨々花、立ち止まってこちらを向くのだぁ!」
「何だかんだ言っても可愛い妹だからな。俺が10人いたら10人とも俺の妹は超カワイイって言うぐらいだぞ」
「ただ宇宙一カワイイ妹の芸術的なカワイさであろうおま○こをカワイサMAXで見せて欲しいだけだよ!」

シナリオ

最初は選択肢無しの一本道。初回プレイ時間は2時間ぐらい。コンプまでは3時間あれば出来ると思います。
シナリオは兄妹の小さいころの思い出から始まり、妹に起こされる朝、邪神様から催眠術を授かる、妹にえっちなイタズラを仕掛ける日々という感じ。

初回プレイ時は唐突にバッドエンドになって焦りますが、ここからが本番。
最初からプレイし直すと、選択肢が出てくるので、そこで「絡め手で攻めてみよう」を選ぶと、梨々花視点の物語が始まります。
初回プレイ時には隠されていた妹の本心が明かされる! ……かと思いきや、始まるのは妹がお兄ちゃんの言葉にあっさり騙され、露出調教されるというシナリオ。

梨々花視点のせいか、兄の性格が微妙に違うように感じられ、梨々花自身も兄の言葉に騙され、家の中で下着や裸で過ごすようになるアホの子になってしまいます。
裸で食事を取る妹のCGはなんかシュール。
最後の方は兄に強引に誘導されたとはいえ、外で放尿までするように。
シナリオのラストに父親が突然家に帰ってきて「すわ、親バレか?」と思いきや、そこで終了。
ぶっちゃけつまらないし、催眠も全然関係ないし、本番も一度もないし、必要性がまるで感じられないシナリオ。
さっさと読み飛ばして問題なし。

そして、ここからが本当に本当の本番。
さきほどの選択肢で「力ずくで正面突破しよう。」を選ぶとまた新たに選択肢が出るので、ここで「される」を選ぶと、シナリオの流れ的には初回プレイ時とほとんど同じなんですが、Hシーンが別のものに代わり、ハッピーエンドに向かいます。

(ここからネタバレあります。未プレイの方はお気をつけ下さい)




二人の関係が変化し始めるのがトイレで聖水作成のシーン。

梨々花「私、こんなことされるぐらい兄さんに嫌われてるの……?」
梨々花「確かに普段口うるさいし、手とか出しちゃってるけど……」
杏平「え?」
思わずといった雰囲気で梨々花の口から漏れた言葉。
予想外の問いかけに素で返してしまった。
梨々花「え……?」
杏平「いや、むしろ逆、逆」
梨々花「逆……?」
杏平「こんな力を使いたくなるほど好きだから安心していいぞ」
そういう意味では大好きだし。
梨々花「なっ……」

兄としてはそれほど深い意味で言った言葉ではないのですが、兄に好きと言われた梨々花は、兄を意識し始めます。

そして、この妹が最大限にデレるのが、兄に「思っていることを素直に口に出して」という催眠をかけられるシーン。
この催眠をかけられた梨々花は、ようやく今まで隠していた本音を語り始めます。

「……おにいちゃんがしたいならしてくれていいよ」
「好きって言ってくれたし」
「好きだから、梨々花だから、こんなことしたくなるって言うなら……」
「他の子には、こんな事っ、しないで欲しい」
「他のひとに、迷惑かけるとかじゃなくてっ!」
「おにいちゃんが、他の女の子とっ、エッチして欲しく、ないのっ」
「…………おにいちゃん」
「……すき、おにいちゃん」

これを見た瞬間は本当に嬉しかったですね。
プレイしてない人には伝わりづらいと思いますが、ここまでこの妹様はツンツンでほとんどデレず、「一体いつになったらデレるのか? まさか最後までデレずに終わるのでは?」という不安を抱えながらのプレイでしたからね。
それだけに、これらの妹様の台詞は、その不安を一気に吹き飛ばす破壊力がありました。

催眠が解けた後、正気に戻り、恥ずかしくなった梨々花が布団の中に包まって出てこなくなるシーンも微笑ましくて好きです。

杏平「梨々花」
梨々花「あ、あによ……」
杏平「さっき言ってたこと、ホントだよね?」
梨々花「………………」
ほとんど見えないレベルで梨々花の顔が動いた。
杏平「……そ」
杏平「俺も梨々花があのセリフ言って降参しない限り、そばから離れないから」

この兄妹の会話もね、すごい良かったです。謎の感動が湧いてきましたよ。





(ネタバレここまで)

親バレ、周りバレ

ネタバレなので隠します。構わない人は反転して読んでください。
無し。親や周りの人に二人の関係がバレることはありません。

禁忌、背徳描写

ほとんど無いですね。二人とも兄妹でHすることに対して、多少は罪悪感や背徳感を感じているようですが、Hシーンのスパイスというかおまけ程度です。期待しないでください。

エッチ

Hシーン数は11で、本番は5シーン(内1つはアナル)。
Hシーンのテキストは短すぎず、長すぎずというところ。
描写の濃さは薄め……かな?
フェラ、足コキ、アナル、放尿、オナニー、正常位、後背位、騎乗位など基本的なところは押さえてあります。

催眠系ですが、妹の意識は残っていて、ちゃんと恥ずかしがるところが○。妹は基本的に行為を嫌がっているのですが、兄との会話がコメディ調なので、無理やりされているという悲壮感のようなものは全く無し。
Hシーンの感想は個人差や好みがあるので、あまりアテにはなりませんが、個人的にはテキストにエロさが足りなくて、全く使えませんでした。
声優さんの喘ぎ声があまり上手くないのも減点材料。
妹が魔法少女の格好をして騎乗位で兄のモノを自分から積極的に受け入れるシーンだけは、ちょっと良かったです。

中出しについては兄妹ともに、特には反応無し。
避妊や赤ちゃんが出来るかもしれないことについて、考える素振りすらありません。
このライターさん、兄妹描写自体は悪くありませんが、近親相姦や兄妹恋愛について、こだわりみたいなものがあまり感じられないですね。

攻略

分岐は単純なので必要ないと思いますが、一応。

初回プレイ時

一本道。(強制バッドエンド)

2周目(初回プレイ後、最初からを選ぶと途中で選択肢追加)

搦め手で攻めてみよう。(露出調教エンド)

3周目(先ほどの選択肢に戻ってやり直し)

力ずくで正面突破しよう。
される(ハッピーエンド)
(ここでするを選ぶと初回の強制バッドエンドへ、わざわざ見る必要はないです)

まとめ

総合的に見ると凡ゲー。
シナリオ的にはまったく大したことないです。
邪神様もシナリオに深く関わってくることはないですし。

ただ、ラスト付近の妹様がデレるシーン。
ここだけは、本当に良かったです。
正直、そこに至るまでの2時間半近くのプレイは全然面白くないんですが、
最後にほっぺにチュってされるシーンのおかげか、プレイ後の後味が妙に良くて、不思議な満足感があります。

まぁ、その為だけに買う価値があるか? というと疑問はありますが、値段は安いですし、プレイにも大して時間はかからないので、このレビューを読んで、何か感じるものがある人はプレイしてみてはいかがでしょうか?

ツンツンな妹がデレるのが大好きな人にはお勧め。それ以外の人はやめたほうが無難。
お気に入り度(10点満点) 8

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