『空気人形と妹』の感想

作品情報

tonarinoyj.jp
作者はたみふるさん。
となりのヤングジャンプで毎週金曜日に連載されているWeb漫画。
これを書いている現在12話まで連載中で、全話無料で読めます。

内容は、飽きて使い捨てられそうになった安物のダッチワイフがなぜか生命を持つことになって、自分を捨てようとした兄のことを大好きになり、その妹と仲良くなって卑猥な騒動を巻き起こすというギャグコメディ。

感想

兄は基本的に出番無しで、ダッチワイフと妹の交流がメインです。
1話のキャラ紹介では兄のことがめちゃめちゃ嫌いなどと紹介されている妹のあさみですが、実際はそこまで嫌っているという感じではないですね。昔はお兄ちゃん大好きでしたし、そこはかとないブラコンさが垣間見えます(仲が良かった頃の兄妹描写もチョコチョコあり)。

この作品は妹がとにかく可愛いです。
15歳の高校1年生であるにも関わらず、性知識が皆無。そもそもダッチワイフが何かを知らないし、どうやったら子供ができるかも知らないというピュアぶり。機嫌が悪くてもお菓子であっさり釣られるチョロさといい、恥ずかしがり屋ですぐ赤面するところといい、無自覚で卑猥なことを言っちゃう天然さといい、可愛さの塊みたいな子です。
兄呼称がお兄(おにい)なのも、子供っぽくて可愛い。

兄は学生ニートでほとんど出番が無いし、妹いわく太ってて不細工で根暗らしいので、兄妹モノとしては期待できそうにないのですが、1話のキャラ紹介でダッチワイフの目元が妹に似ていたり、母親談では痩せたらかっこいいという設定、幼い妹から貰った手紙や妹の写真を隠し持っているなど、今後の展開によっては、ワンチャンあるかも?(あまり期待はできませんが)

ダッチワイフも妹の保護者みたいで憎めない良いキャラしてますし、何よりギャグ漫画としてかなり面白いです。あまり小難しいことは考えず、妹の可愛さを堪能しながら時折下ネタにクスッとするという楽しみ方がお勧め。