『桜ひとひら恋もよう』体験版の感想

製品版の感想

jitsumai.hatenablog.com

作品情報

タイトル:桜ひとひら恋もよう
ブランド:Parasol 作品ページ
発売日:2017年9月29日(金)発売予定
販売価格:8,800円+税

あらすじ

公式サイトのストーリー参照。

体験版の内容

体験版のサイズは1.26GBと結構大きめ。

主人公が2年生に進級した春から物語はスタート。
主人公が通う桑都(そうと)学園の北条学園への吸収合併の噂が囁かれる中、それに反対する新理事長(自称)である桜花と出会い、主人公は反対グループに参加することに。

元カノであり生き別れの妹でもある紗矢をはじめ、ヒロインである女の子たちと協力し、北条学園の理事長(主人公と紗矢の父親)のスキャンダルを暴くために活動したり、カモフラージュのために、皆でスパリゾートへ遊びにいったりする主人公たち。そんな中、紗矢が何やら不穏な空気を醸し出しながら、ある作戦に協力して欲しいと願い出るところで体験版は終了。

長さは大体2時間から3時間というところだと思います。
テキストは特に問題無く、読みやすいです。
ゲームやアニメのパロネタ(福本作品やらポケモンサザエさんなど)がやや多めで、時事ネタも少しあり。

妹について

名前 年齢
上川 紗矢(かみかわ さや) 高○2年生
一人称 兄呼称
私(わたし) お兄ちゃん、春太、仁科くん
身長 体重 スリーサイズ
160cm 不明 86(Dカップ)/55/84
CV 原画 シナリオ
花園メイ 桜はんぺん 夏森公彦、田中タクヤ
備考
生き別れの妹、8月15日(しし座)生まれ、A型

北条学園の2年生で生徒会長。

兄とは腹違いの妹。
父親は北条学園の理事長をしている。
母親もいるが体験版では登場せず。

中学生の頃に主人公である兄と塾で知り合い、付き合ってキスまでする関係になるが、実は主人公が腹違いの兄であることが判明し、父親によって強制的に別れさせられることに。それ以来、一度も兄と会うことはなかったが、学園の吸収合併の件を機に再会。

性格は生徒会長だけあって真面目。
他の女の子たちとは初対面から仲良くなるが、兄に対してだけはツンツンと冷たい態度を取る。

……が、それは照れ隠しで本心は兄に好意を持っているのは言動からバレバレ。
紗矢視点では兄にデレデレです。
ものすごくわかりやすいツンデレぶりに苦笑してしまいます。

紗矢の実義に関しては、血の繋がった妹という描写が何度もあるので実妹で問題無いでしょう。
序盤の回想時の父親の台詞で『腹違いの兄妹』と『生き別れの兄妹』という台詞が矛盾していることに兄が気づくという描写がありますが、Hシーンで双子という描写があることから、おそらく腹違いの兄妹というのは父親の嘘で本当は双子の兄妹であり、幼いころに何らかの理由で二人は引き離されたということだと思われます。


あと、以前の記事で、公式サイトのCGで紗矢にネコ耳がついている件を指して、「実は紗矢は猫だったというオチがあるんじゃないか?」 という疑問を呈しましたが、この体験版をプレイして、あれはネコ耳ではなく犬耳で、単なる紗矢の感情表現を表したものだったというのがわかりましたので、ここで訂正しておきます。

兄について

主人公。
私立桑都学園2年生。

父親は紗矢と同じ北条学園の理事長である上川 道徳(みちのり)。
父親は立ち絵と台詞もありますが、冷酷な性格で嫌な奴です。
父親の愛人である母親は小学生の頃に病気で亡くなったため、その後は身寄りのなかった母親の代わりに隣人の髙澤家で面倒を見てもらうことに。
現在は家で一人暮らしをしながら高校に通い、『あまのじゃく』という洋食店でバイトをしている。

性格は普通のエロゲ主人公で特筆するべきようなことは無し。


妹である紗矢のことは、妹と判明し強引に別れさせられた今でも好きで、何とか元の関係に戻りたいと思っています。



共通ルートなのに、妹に対するこの好感度の高さ。
完全に妹としてではなく、女の子として意識しています。

……が、そのわりに他のヒロインに対しても普通にドキドキしたり、相手に好意を持たれるような言動をするので、ちょっと見ててハラハラしますね。(攻略ヒロインが複数いるというエロゲの特性上仕方ないんですが……)

Hシーンについて

ゲーム開始時の選択肢から、各ヒロインのHシーンダイジェストが見られます。
本編を最後までプレイしなくても見られるのが親切。

Hシーンは、尺は長めで描写もそれなりに濃いです。
ただ、体験版はどのキャラもパイズリやフェラ止まりで、本番が一つも無いのが消化不良な感じ。

卑語については、文章は無修正で、おち(ピー)ちんのように音声にピー音が入るタイプ。

紗矢はパイズリしながらのフェラですが、妹上位で兄が責められるので、ここだけ脳内彼女のHシーンっぽいです。

システム

画面サイズは1280*720のワイド画面。

システムは必要なものはそろっていて、かなり細かく設定できます。
ショートカット機能も豊富で、サウンド設定では専用ボイスまで用意されてると至れりつくせり。
某作品をプレイした後なので、非常に快適に感じました。

まとめ

普通……かな。
テキストは読みやすいですし、女の子も可愛いです。(シナリオはややご都合なところが見られますが)
エロゲとして決して悪い出来ではないのですが、この作品ならではといった特徴みたいなのが感じられませんでした。

妹の紗矢は可愛いですね。
表情も豊かですし、わかりやすいツンデレぶりも好みです。

ただ、生き別れの妹ということで、兄妹らしさは薄いですね。
体験版の共通ルートで紗矢とのイベントがいくつかありますが、子供の頃の思い出や兄妹らしさなどを感じるイベントはほとんどありませんでした。

ただ、Hシーンではそれなりに兄妹っぽいやり取りをしているので、紗矢ルートに入れば印象が変わるかもしれません。

実義はほぼ確定していますし、生き別れの妹は久々なので、とりあえず購入してみます。