『ワガママハイスペック Adult Edition』の感想

作品情報

18禁PCゲーム『ワガママハイスペック』の18禁コミカライズです。
事前の紹介記事はこちら

内容紹介


目次

無印の『ワガママハイスペック』のヒロインは各キャラ2話ずつ。
1話目は告白から初Hまで。
2話目は恋人になってからのイチャラブHのお話となっています。

ファンディスクである『ワガママハイスペックOC』でメインヒロインに昇格したキャラは1話のみ。
こちらは告白から初Hまでで、恋人になってからのHはなし。
縁先生の話だけないですが、それについてはあとがきの描き下ろしイラストでフォローされています。

1話は各20ページで計10話。
各話はオムニバス形式で、ストーリーは原作準拠。
原作のお話をコミカライズしたものなので、ハーレムなどのオリジナル展開はありません。
細かい台詞や展開などは、漫画に合わせて多少変わっていますが、原作のルートを短いページにまとめるとなると、これは仕方がないでしょう。
原作を上手くアレンジしつつ、美味しいエピソードを話に組み込んでいて、ちゃんと作者さんが原作を読み込んでネームを書いているなと感じました。

各話は、前半の8ページから10ページぐらいがストーリー部分、残りのページがHシーンになっていて、ストーリー部分をおろそかにせず、ちゃんとHシーンも入れている構成は見事です。

兎亜のお話について

検索などでこのページに辿り着いた人には申し訳ないのですが、うちは実妹系ブログなので兎亜の感想のみ書きます。

一応フォローしておきますが、兎亜以外のキャラのお話も良かったですよ。
ワガハイ好きの人なら満足出来る内容だと思います。
買うかどうか迷っているなら買いです。

閑話休題

作者さんが成年漫画家だけあって、イチャラブだけでなく、エロに関してもかなり力が入っています、非常にエロエロです。
1話目はHは1回だけですが、2話目では連発もあり。

個人的にはキスシーンが多いのが嬉しい。
1話目で5回、2話目で5回と合計10回もしてます。
他のキャラでもキスシーンはありますが、兎亜が一番多いです。

2話目の感想は省略しますが、1点だけ。
ソファで寝ている兎亜に、兄が後ろからがばっと抱きつくシーンは、原作とはちょっと違いますが(原作では前から普通に抱きしめている)、兄妹の距離感が近くて非常に良いです。

むしろここは原作より良いぐらいで、作者さんのセンスを感じます。
戸惑う兎亜の表情も可愛くてグッド。

まとめ

文句のつけようがない、良い出来です。

原作重視の内容、上手いアレンジ、可愛い絵柄、イチャラブ、濃いHシーンと、どれを取っても素晴らしい。
コミカライズのお手本にしたいぐらいです。

先程は書き忘れましたが、各話のメインヒロイン以外のキャラもちゃんと登場するのも良いですね。
特に兎亜の出番は多めですが、OCのように変にでしゃばった感じもなく、サポート役として自然に登場させてます。(むしろOCのシナリオは、この作者さんに書かせれば良かったんじゃ?)

原作が好きならお勧め。(縁先生ファン以外は)
兎亜が好きなら更にお勧めの、良いコミカライズでした。