作品情報
タイトル:お兄ちゃん、キッスの準備はまだですか?
ブランド:Tinkle Position 作品ページ
ジャンル:妹みんなでいちゃらぶしちゃうADV
発売日:2016年4月28日
販売価格:5,800円(税別)(価格は普及版のもの、オリジナルは8,800円)
あらすじ
公式サイトのストーリー参照。
妹について
名前 | 年齢 | |
---|---|---|
妹口 さや(せぐち さや) | 兄の6つ下?、小○6年生 | |
一人称 | 兄呼称 | |
さや | おにいちゃん | |
身長 | 体重 | スリーサイズ |
145cm | 不明 | B68/W52/H67 |
CV | 原画 | シナリオ |
鈴谷 まや | 桜みさき | 東人 |
備考 | ||
8月30日(冒険家の日)生まれ、B型、キスの形式は積極キス |
主人公の妹。
妹口家の四女で末っ子。
さやルートで来年はまひるたちの通ってる学園に上がるという描写があるので、小○6年生だと思われます。
天真爛漫なハイテンション妹。
チューブアイスが大好きで、ベンギン印のがお気に入り。
お兄ちゃん大好きで、愛情表現はストレート。
一見おバカっぽい印象があるさやですが、意外にちゃんと周りを見ており姉や家族に対しても気を使ったりできるなど、実際は姉であるやよいよりよっぽど賢かったりします。
さやのCG枚数は19枚。
内訳はイベントCG8枚、HCG11枚。
さやが朝起こしてくれるCGとピロートークCGがお気に入りです。
「えへへ、おにいちゃんとキスすると、心がぽわぽわしてくるから好きー!」
「がんばるぞー、まけないぞー、眠り姫を探すのだー♪ いっざすーっすめっー! さやさやっ探検隊っ♪」
「さやはずっとおにいちゃんと一緒にいる……恋人なんてつくって欲しくない」
兄について
主人公。
年齢は作中の会話などから高○3年生と思われますが、学校には行かず、骨董屋の跡取りとして母親の手伝いをして妹たちを養っています。
家族構成は母親と妹4人の6人家族。
父親は既に他界。
家事は得意で、妹たちのお弁当は毎朝自分で作っているほど。
とにかく妹たちのことが大好きで、妹たちのためなら何でもする超シスコン。
妹たちのことを甘やかしすぎて、母親やあさひにたしなめられることも。
さやのことは非常に可愛がっており、妹たちの中でも特に甘やかしている。
「ああ、目が覚めた、妹とキスして目が覚めないお兄ちゃんはいない!」
「俺のさやに対する好感度は常にマックスだからな! 些細なテクニックでさやを大好きだって気持ちを揺るがす事は出来ないのさ!」
「命をかけても守りたい大切で大好きな存在……それが妹だ。だから……全世界のお兄ちゃんは、シスコンで当り前なんだーーーっ!!」
シナリオ
さやの夜食当番は、股間を枕にチューチューアイスを食べるさやを見て変な気分になったり、ポッキィゲームをやったり、歯磨きをしてあげたり、朝勃ちを見られたり、指フェラされて気持ちよくなったり、お風呂場でさやにアレをまじまじと見られたりという感じで進んでいきます。
(ここからネタバレあります。未プレイの方はお気をつけ下さい)
さやルートに入ると、さやが学園で倒れて早退することになります。原因は、寝不足とお兄ちゃんのお○んちんが気になってのもやもや。それを解消するために、さやにフェラチオをさせたり、69でお互いの性器を弄り合ったりし、その流れでセックスすることに。
その後はしばらくH三昧の日が続くのですが、そんなある日、さやの女友達が兄に興味があるということで、さやがその友達を家に連れてきます。
その友達は、さやと兄の距離が普通の兄妹に比べて近すぎるので、自分と付き合ってお互い兄離れ、妹離れした方がいいと勧めて来ます。
妹たちも「自分たちは兄妹で奥さんや恋人になれるわけでもないし、お兄ちゃんにその気があるなら応援しよう」ということで、容認の方向に傾き、兄も妹たちのことを考えて、最初はどうするか迷っていたのですが、結局は悩んだ末にキッパリ付き合えないと断ります。
この友達にも兄がいて、色々と兄妹に関して正論をぶつけてくるのですが、この友達も実は結構なブラコンで、エピローグでは兄と大ゲンカして、気持ちをぶつけ合って、最後にはキスして仲直りしたという微笑ましいエピソードがあります。
(ネタバレここまで)
親バレ、周りバレ
ネタバレなので隠します。構わない人は反転して読んでください。
兄妹でキスしてるのがさやの友達にバレますが、特に問題になったりはしません。エピローグでさやがやよいをHに誘っているような素振りが見えますが、そこで物語は終わりです。
禁忌、背徳描写
あまりないですね。
二人とも兄妹でHすることに罪悪感のようなものは持っていません。
お互い好きなんだから、Hして当り前みたいな感じです。
まとめ
さやはロリな妹が好きな人には良いのかもしれませんが、僕にはロリ属性がまったくないので、あまり合わなかったです。
さや自体は可愛いとは思いますが、それはあくまで愛でたい可愛さであって、生理前の妹とHまでいっちゃうと、正直引きました。
やっぱり、僕にはロリ妹は無理。色々とキツい
お気に入り度(10点満点) 6
注:ここからは、作品全体の感想になります。
システム
クリックで読み進めていき、選択肢次第で各ヒロインエンドに分岐する、一般的なエロゲ。
共通ルートは3時間ぐらいで、個別ルートは1時間半から2時間ほど。
個別はHシーンが大半で、シナリオはおまけみたいなものです。
CG枚数は妹4人で76枚+ハーレムで14枚の計90枚とフルプライス作品としては、やや多め。
画面サイズは1280*720のワイド。
コンフィグはプレイに必要なものは揃っていて特に問題なし。
このゲームには、キスクリックシステムというのがあるのですが、やたらと数が多いし、ゲームのテンポが悪くなるしと非常に面倒くさいので、僕は一回やったらすぐに選択肢に切り替えました。
他にもHシーンすべてに妹視点切り替えモードが採用されていて、同じHシーンでも、お兄ちゃん視点と妹視点の2種類のHシーンが楽しめます。
ただ、妹視点のHシーンが楽しめるのは回想モードだけなのが残念。設定で、本編プレイ中にも切り替えられると良かったのですが……。
主人公の名前(メッセージウインドウに表示されるもの、デフォルトはお兄ちゃん)は変更可ですが、妹の兄呼称は固定です。
修正パッチVer1801あり。
母親とのHが追加されるジャンル変更パッチあり。
jitsumai.hatenablog.com
コードを入力すると様々なおまけが解放されます。
上記のページにまとめてありますので、これからプレイする人はどうぞ。
他にもスマホやタブレットなどで楽しめるお兄ちゃんのキス講座というアプリもあります。
妹たちの実義について
パッケージには「キャラクター同士に血縁関係は一切ありません」という表記がありますが、まひるルートでまひるを血の繋がった妹とお兄ちゃんがハッキリ言っているし、特に疑う要素もないので、実妹と考えて問題ないと思います。
OPムービーについて
エロゲのOPムービーなんて、大抵はどれも似たり寄ったりで大して面白いものでもないのですが、これはいいですよね。
特に主題歌のノリとテンポが良いです。
公式ページでムービーがダウンロードできます。
ハーレムルートについて
プレイ時間は大体45分ぐらい。
シーン数は
あさひとまひるとの3Pが2つ
やよいとさやとの3Pが2つ
姉妹全員とのHが3つの
計7シーンです。
内容は「全員好きだから一人なんて選べない、だから全員とHする!」っていうハーレムルートによくあるパターンそのまんまです。
妹たちもみんなあっさり同意して、なし崩し的にHが始まります。
妹全員とHするというのは、僕の価値観や倫理感、生理的に無理!! 一応プレイはしましたが、正直、気分が悪かったです。
妊娠や母親にバレたりはありません。
僕はハーレムが嫌いなので、これ以上書くことないです。
ははルートについて
ははルートが追加されるジャンル変更パッチ(Ver.1.10)を当てるとプレイできます。
プレイ時間は10分ほど。
Hシーンは一つだけ。
僕は特に母親属性はないのですが、意外に悪くなかったです。
少なくともハーレムルートよりは100倍楽しめました。
特典について
今回はソフマップで購入しました。
「妹たちが耳元でいっぱいキスしてくれちゃうCD」
トラック01 プロローグ 10分57秒
寒さで唇が乾燥してしまったお兄ちゃん。
唇にキスできなくなった妹たちが、どこにキスしようか話し合ってるうちに、誰が一番お兄ちゃんの耳にキスして気持ちよくできるか勝負することに。あさひとやよいを煽りまくるさやとそれに乗せられる二人が面白かったです。
トラック2 あさひ編 10分32秒
一番手はあさひ。
長女として妹たちには負けられないと張り切るあさひ。
右耳にキスする時と左耳にキスする時でちゃんと音声の位置が変わるのに感心しました。
トラック4 やよい編 6分56秒
三番手はやよい。
最初は空回りしてますが、キス自体はちゃんとやります。
トラック5 さや編 5分55秒
四番手はさや。
相変わらずのハイテンションぶり。
トラック6 エピローグ 1分52秒
最後は母親が登場。
薬を塗るという名目でお兄ちゃんにキスしてきます。
結局、勝負の結果は不明のまま終わり。
「お兄ちゃん、キッスのおくすりどうですか?」
ソフマップの録り下ろし特典ドラマCD。
Hあり。
「妹たちが耳元でいっぱいキスしてくれちゃうCD」はやや微妙な出来でしたが、こちらは店舗特典だけあって、内容、長さともに、かなり力が入っています。
トラック01 プロローグ 14分13秒
妹たち全員が風邪を引いてしまい、お兄ちゃんが妹たちにキスで薬を飲ませることになるのですが、風邪でおかしくなってる妹たちのせいでドタバタに。声のないお兄ちゃんの代わりに、母親が解説とツッコミをしまくって大活躍してます(笑)
トラック2 あさひ編 15分27秒
あさひの看病。
口移しで林檎を食べさせてるうちにキスだけじゃ足りなくなってしまい、Hすることに。
トラック4 やよい編 12分59秒
やよいの看病。
差し入れにハワイの空気の缶詰と甲子園の土を持ってくるお兄ちゃんと、それに突っ込むやよいに笑いました(笑)前二人に比べて、コメディチックな内容ですが、後半はやることはちゃんとやってます。
トラック5 さや編 11分24秒
さやの看病。
本当に風邪を引いているのか? というぐらい元気なさやとのH。
トラック6 エピローグ 3分04秒
妹全員を看病して(Hして)疲れたお兄ちゃんをねぎらう母親。
翌日はお約束通りお兄ちゃんが風邪を引いてしまい、今度は妹たちが看病することに。
まとめ
ちょっと期待ハズレだったかなぁ……というのが正直なところ。
兄妹描写自体は悪くないんですが、シナリオがあまり面白くないです。特に個別ルートはHばっかりで、シナリオなんてあってないようなもの。
僕は妹のHシーン自体は特に好きでもないので、シナリオに力が入ってないこの作品はどうにも合わなかったですね。
あと、ハウスルールのキス。
妹と日常的にキスするという設定が、最後まで好きになれなかったです。
僕としては、やっぱりキスするのは本当に好きな一人だけにして欲しい。兄が、妹たちだけじゃなく母親ともキスするのも、見てて気分の良いものではなかったです。
そして、致命的に合わなかったのが、あさひのハーレムを容認する態度。これはもうマジで無理!
キスもそうですけど、Hはやっぱり本当に好きな一人とだけして欲しいです。
妹を平等に愛するという考え方を否定はしませんが、それは兄妹愛の場合の話であって、恋愛的な意味なら一人に絞るべきじゃないか? というのが僕の考え方です。
「妹みんなでHしよう」というこの作品の考え方は、僕には納得できるものではなかったですが、そこが気にならないなら、悪い作品ではないと思います。