『黒猫荘のペットな妹』の感想

作品情報

「にぃにがいなきゃ、パンツだって穿けないよぅ!」 妹のマクロは、生活破綻者な天才ブロガー! 今日もネタ探し中に失禁して、いっしょにお風呂!? 急成長おっぱいを押しつけるマクロに、真一の理性は大惨敗! 素股ブルマ☆ ごっくんフェラ☆ お尻で初体験☆ ペットな妹にHを教えて毎日ラブ2!

上記はAmazonの内容紹介より転載。

18禁のエロラノベです。
全1巻。

妹について


主人公の妹。
名前は神田 まくろ(かんだ まくろ)。
14歳の中学2年生。
エロゲや同人誌が大好きなオタクで、「アキバノイズ」というアルファブログを運営している。

見た目は黒髪ロングの美少女だが、中身は一人じゃおしっこも出来ないほどの生活破綻者で、生活は兄に頼り切り。
性格は幼く「うにゅ」が口癖。
バストサイズはCカップパイパン
エロゲはプレイしているが、なぜか性的な知識はほとんど無い。

一人称は「わたし」
兄呼称は「にぃに」「シンチ」「あなた」

「すべての腐女子がBL好きとは限らないだろう? わたしはBLは守備範囲内なんだ。そのくらい部屋を見て察知しておくれよ」


「にぃには物わかりがよくて大好きだぞ」


「キス……しておくれよ。目覚めのキスを。わたしを女としても目覚めさせておくれ」

マクロはこんな感じで、ちょっと変わった口調をしています。

実妹という表現があるので、実妹は確定。

兄について

主人公。
名前は神田 真一(かんだ しんいち)。
高校3年生?

家族構成は両親と妹の4人家族。
秋葉原の魔力に取りつかれて秋葉原に住みたいと言い出したマクロに付き合い、両親と離れて秋葉原にある二階建てのアパート「黒猫荘」で妹と一緒に暮らしている。(部屋は別)

面倒見は良く、妹の着替えやおしっこのお世話まで嫌がらずにやっているが、最近は女らしくなってきた妹の身体に困っている。

感想

文体は三人称で、兄視点と妹視点有り。
作中や兄妹の会話には秋葉原や漫画、アニメなどのオタクネタがちょこちょこ出てきます。(特にガンダムネタが多い)

今まで甲斐甲斐しく面倒を見てきた妹が性に目覚めてしまい、誘われるままに手を出してしまう兄。
最初はクンニだけでしたが、スマタ→パンツコキ→フェラ→キス→アナルセックスと行為はエスカレートしていきます。
初セックスまでがやたら長く、終盤まで本番はありません。

ちなみにアナルセックスの時には、「兄妹だから前はイケナイのだろう? それならお尻なら……」という萎える台詞があります。兄妹でもお尻はアウトだと思いますが……。
他にも「にぃにと血が繋がってなかったらよかったのに……」とか「兄じゃない。これから一人の男になる」などの台詞や「にぃに」という兄呼称から「あなた」への変化(すぐに戻りますが)と萎える要素が多いです。

この作品は、やたらおもらしが多く、マクロがイクたびに毎回おもらしします。
これが、おしっこのおもらしだけならまだいいんですが、さすがにう○ちのおもらしは引きました……。
妹のパンツの汚れやおしっこの匂いなどが妙にリアルに描写されていて、読んでて嫌悪感を覚えるほど。リアル妹がいる人間にはこういうのキツイですねぇ……。

そんな妹ですが、毎回、嫌な顔一つせず妹のおもらしを処理する兄は素直に凄いなと感心しました。
おむつ交換もあったりして、僕には妹の相手をしているというより、病人の介護でもしているように見えてしまいますが……。
タイトルにペットな妹とありますが、別に兄が妹をペット扱いしてるわけじゃないです。……が、ペットのように手がかかるという意味では合ってますね。

この作品喘ぎ声も変です。

「おごぉっ!」「あひっ」「んっ……ほおおぉぉぉおおお~~~」「おっ……ふぐぅ!!」「おっ、おごっ! ぐるじ……っ」

上記は、全部妹の喘ぎ声です。
エロラノベを買う層には、こういう喘ぎ声の需要があるんでしょうか?

まとめ

頻繁に出てくる排泄ネタと汚い喘ぎ声がキツかったです……。
話が特に面白いわけではなく、妹もそんなに可愛いとは思えず、兄妹の会話もやたらオタクネタが多いなど、この作品はどうにも合わなかったですね。
おもらしが好きな人には、もしかしたら合うかもしれないです。