『鬼滅の刃』11巻までの感想

作品情報

時は大正時代。炭を売る心優しき少年・炭治郎の日常は、家族を鬼に皆殺しにされたことで一変する。唯一生き残ったものの、鬼に変貌した妹・禰豆子を元に戻すため、また家族を殺した鬼を討つため、炭治郎と禰豆子は旅立つ!! 血風剣戟冒険譚、開幕!!

上記はAmazonの内容紹介より転載。

週刊少年ジャンプで連載中のバトル漫画。
これを書いてる現在、コミックスは13巻まで刊行中。

妹について


主人公の妹。
名前は竈門 禰豆子(かまど ねずこ)。
兄の1つ下の14歳。

一人称は「私」
兄呼称は「お兄ちゃん」

元々は心優しい普通の少女だったが、鬼に襲われたことで、鬼化してしまう。
鬼化の影響により、陽の光が苦手になってしまい、言葉もしゃべれないが、身体能力は向上しており、兄が危険に陥ると兄を守るために戦う。

実の妹や血の繋がったという表現はないですが、禰豆子が生まれた時の描写もありますし、特に義理を匂わせるような描写もないので実妹と考えて問題ないと思います。

兄について

主人公。
名前は竈門 炭治郎(かまど たんじろう)。
年齢は15歳。

家族構成は禰豆子と二人家族。
父は物語開始時点で故人で、母親、弟、妹たちと一緒に暮らしていたが、鬼の襲撃で禰豆子以外は殺されてしまう。

性格は心優しいが、頭が固く直情的。
家族を殺され、禰豆子が鬼化してしまったことが切っ掛けで鬼殺隊に入り、禰豆子を人間に戻すために鬼殺隊剣士として鬼と戦うことに。

感想

ジャンプで中期連載してるだけあって、バトル漫画としても十分に面白いのですが、この漫画の肝はやはり兄妹の絆でしょう。



特に5巻で兄の炭治郎を禰豆子がかばい、共闘して十二鬼月(作中でめちゃくちゃ強い鬼)を斬ったところはめっちゃ燃えます。
「俺と禰豆子の絆は誰にも引き裂けない!!」という炭治郎の台詞は激熱。


6巻で、妹を傷つけた柱(鬼殺隊の偉い人)に対し怒りを爆発させる炭治郎。

10巻では兄の危機に際し、禰豆子が怒りで覚醒し、大人バージョンになります。

胸も大きくなりアダルティに。(太ももがやたら眩しいですが、禰豆子は穿いてるんでしょうか?


無茶苦茶な強さで十二鬼月を圧倒するところも良いですが、その後、怒りで我を失った禰豆子を兄が子守唄で眠らせるところも良かったです。(禰豆子は身体の大きさを自由自在に変更出来る)

11巻には敵側に妓夫(ぎゅう)太郎と梅という兄妹が出てくるんですが、第97話のエピソードはマジで泣けます。この作者さんは兄妹描くの上手いなぁと改めて感じましたね。



禰豆子は戦闘ではめちゃくちゃ強いんですが、普段はボーッとした子供っぽいところもあって、可愛いです。

まとめ

これは良作ですね。
兄妹恋愛こそありませんが、兄妹描写に関しては文句無し。
兄と妹が互いに想いあい、二人で危機を乗り越えていくところは、兄妹の絆を強く感じます。

兄はカナヲと、禰豆子は善逸と微妙にフラグが立ってるのが気にかかりますが、まぁ、掲載誌が少年ジャンプですしね……。兄妹恋愛は作品的にも掲載誌的にもまず無理として、せめて他のキャラとの恋愛描写だけはやめて欲しいところですが……。

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少年ジャンプ+で最初の方を試し読み出来ます。

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