高槻 菜乃 『シスターまじっく!』(ダウナー系・巨乳、素直クール)

作品情報

タイトル:シスターまじっく!
ブランド:脳内彼女 作品ページ
ジャンル:魔女っ娘妹に誘惑されるAVG
発売日:2009年3月27日
販売価格:8,800円(税別)、ダウンロード版4,600円(税別)

あらすじ

公式サイトのSTORY参照。

妹について

名前 年齢
高槻 菜乃(たかつき なの) 不明
一人称 兄呼称
わたし 兄さん
身長 体重 スリーサイズ
不明 不明 不明だが胸は大きい
CV 原画 シナリオ
神村ひな あおぎりぺんた 西田一、蒼夜、生田あわる
備考
魔法使い

主人公の実妹
高槻家の次女。

感情に乏しいダウナー系。
料理洗濯が得意で高槻家の家事担当。
ナイスバディの持ち主で、特に胸が大きい。

兄のベッドに下着姿でもぐりこんだり、お風呂に入って兄の身体を洗おうとしたりしてくる。
晴菜と同じく兄とHすることに躊躇はなく、積極的。
独占欲はかなり強い。

「兄さんを取られたくないの……誰にも、例え姉さんやノノにも……」


「忘れて。道徳とか背徳とか関係ない……わたしだけを見て」


「遠慮しなくていいの。妹は兄さんのためならどんなことでも出来るんだから」

兄について

主人公。
学生アルバイター

亡き母に妹たちのことを頼まれたこともあり、兄として妹を守ろうという意識は強い。
一般的な常識と倫理観を持っているため、妹たちの誘惑に流されつつもなかなか落ちない。
家計の足しにするために、製菓工場でドーナツの箱詰めのアルバイトをしている。

実は生まれつき魔王の因子をもっていて、魔王の魂の系統を受け継ぐ後継者とされてきたが、本人に自覚はない。これが原因で、妹たちから性的に迫られることになり、妹でしか射精できない呪いをかけられる。

菜乃のことは妹としては好きだが恋愛感情はなく、ストレートに気持ちを伝え迫ってくる菜乃に困惑している。

シナリオ

菜乃ルートに入ると、兄は菜乃を説得してHなことをやめさせようとします。
兄妹でHなことをするなんておかしいと主張する兄に対し菜乃は、

「わたしは兄さんが好きだから、好きな男の人にしてあげるように兄さんを愛したい」
「このままでは兄さんは魔王になる。でも、兄さんの性格上わたしたちを孕ませるなんて出来ない。だから、あらゆる手をつくして兄さんの常識を壊すことにした」
「兄さんがわたしを孕ませたい、そう思えるまでわたしの身体で堕落させてあげる」

と言って兄を誘惑してきます。

菜乃に「菜乃で射精しないと興奮が収まらない呪い」をかけられ、我慢できずに菜乃を抱いてしまい後悔する兄。
その後、兄は晴菜に口移しでご飯を食べさせられる場面を菜乃に目撃されます。「処女をささげても、それでも姉さんには勝てないの?」と悲しそうにつぶやく菜乃。

そんなある日、最近二人が仲がいいと感じた晴菜が兄に「菜乃と付き合ってるの?」と聞いてきます。この時点ではまだ菜乃への気持ちはあいまいで、特に付き合ってるわけではないのですが、兄はこの誤解を利用して他の妹が迫ってくるのを牽制しようと考え、それを認めてしまいます。

この嘘が原因で菜乃を本当に恋人にすることになってしまう兄。
恋人になれたと嬉しそうにする菜乃に対して兄は、「他の妹達を牽制するための嘘で本心ではない」ということを言い出せず、罪悪感を覚えます。この辺の兄の優柔不断な態度は見ててイライラしました。


菜乃と恋人になったことは他の妹たちにも周知のことなんですが、晴菜はまだ諦めてないのか、菜乃の目の前でお休みのチューと称して兄に濃厚なキスをしてきます。兄が晴菜のキスに感じてたのを見抜いた菜乃は兄を問い詰めます。

「わたしが恋人のはずなのに……」
「兄さんは優しいから妹みんなが甘えちゃうの。兄さんも妹を拒めずに流されちゃうだろうし」
「キスくらいならわたしはいいと思ってたの……でもやっぱり兄さんのああいう顔をみるのは嫌」
「兄さんはわたしが世話するの、他の誰かになんて取られたくない」
「妹から恋人になれたと思ったのに……やっぱり姉さんがいいの?」

(ここからネタバレあります。未プレイの方はお気をつけ下さい)




そして、再び兄を誘惑しにくる晴菜。しかし、なぜか兄の身体は反応しません。
その原因が菜乃が兄にかけた呪いのせいだと気付いた晴菜は菜乃と口論に。一触即発の雰囲気を察した兄は二人の間に割って入ります。しかし、うまくいかずにすれちがう兄と菜乃の心。

「そう、兄さんはわたしより姉さんたちを選ぶのね」
「結局わたしは兄さんにとって恋人じゃなくて妹に過ぎないのね」

どうしても兄が自分だけのものになってくれない。思いつめた菜乃は結界の魔法を発動し、兄を「兄と菜乃二人だけの世界」に連れて行きます。その世界で菜乃は兄を自分のことだけしか考えられなくなるように洗脳。こはちょっとキモウト成分が入ってます。

「兄さんはわたしでしか満足しない」
「……そうだ俺は菜乃としかHできない」
「兄さんはもうわたししか見えない」
「……そうだな俺は菜乃のことで頭がいっぱいだ」
「兄さんはわたしだけのもの……」
「……そうだよ、俺は菜乃だけのお兄ちゃんなんだ」
「ふふ……もう余計なこと考えないでね」

兄は菜乃の思い通りに妹たちの存在を忘れ、菜乃だけを愛するように。そこにネリスがやってきて兄の眼を覚まさせ、この世界から抜け出す方法を教えてくれます。
そして、兄は菜乃にこの世界のほころびを見せ、現実に帰るように説得。目を覚ました菜乃は、泣きながら今まで隠していた自分の内心を告白します。

姉や乃々美と同じではなく、兄の特別になりたかったこと。
身体を重ねたのはそのためだったこと。
何も変えられない自分に嫌気が差し、やり直すためにこの世界を作ったこと。
家事や姉妹の世話をしてたのは、兄に自分が必要だと思われたかったからだったこと。

自分が菜乃のことを全然わかっていなくて、はっきりしない態度が菜乃を不安にさせ追い込んでしまったことに気付いた兄は、ようやく覚悟を決めて自分の気持ちに素直になり、これからは自分が菜乃を守っていく、菜乃と一緒に生きたいと告白。気持ちが通じ合った二人は愛し合い、菜乃は妊娠します。
現実の世界に戻り、姉妹たちとも仲直りしてEDです。

ちなみに菜乃と二人だけの世界を否定しないとBADEND。
菜乃以外の妹たちの存在が消えた世界が現実となり、菜乃と二人だけに。壊れた菜乃と兄のただれた生活で終わる後味の悪いENDです。こんな余計なモノいりません。




(ネタバレここまで)

親バレ、周りバレ

ネタバレなので隠します。構わない人は反転して読んでください。
菜乃が妊娠した後に、菜乃が父親にメールですべてを報告。電話口で父親は激怒して勘当を持ち出しますが、菜乃は平然と結婚するから問題ないと返します。根本的な解決にはなってませんね。その後、結局認められたのかはわかりません。周りバレは姉妹たち以外の登場人物が出てこないのでありません。

禁忌、背徳描写

晴菜の時と大体同じでそれなりにあるんですが、兄がヘタレな分、そっちが気になって薄まっている印象を受けました。

まとめ

終盤で兄が菜乃を説得するシーンは良かったです。
ただ、そこ以外は兄のヘタレな態度のせいであまり楽しめなかったですね。

菜乃は、晴菜に対してコンプレックスを感じていたり、独占欲が強かったり、兄と恋人になれて嬉しがるところなど、いいところもあるんですが、どうもハマりきれませんでした。ビジュアルがあまり好みじゃないのと、巨乳が好きじゃないというのも関係してるかもしれません。

微妙に姉キャラっぽいのもイマイチな原因の一つかも
お気に入り度(10点満点) 7

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