作品情報
- 作者: しんやそうきち,Q-X
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2009/10/13
- メディア: コミック
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妹について
主人公。
名前は凛子(りんこ)。
一人称は「ボク」
兄の呼称は「兄ちゃん」
年齢は兄の2つ下。
引きこもり気味の学生だが、成績はかなり優秀。
一見クールだが実は寂しがりやで、内心では人との触れ合いを求めている。
昔は兄に懐いているお兄ちゃん子だったが、今はそんなこともなく態度も素っ気ない。
兄について
妹と同じく引きこもりぎみの学生だが、成績は良くない。
家族構成は両親と妹の凛子の四人家族。
家はコンビニを経営していてよく手伝わされている。
心優しい性格で人付き合いが苦手だったが、最近は積極的になってきている。
コミック版は凛子視点のせいか、原作より格好よく描かれてるように思います。
さりげない態度や台詞で凛子を赤面させることが多い。
感想
エロゲのコミカライズなんて、大抵は原作をなぞっただけの面白みのないものだったり余計なオリジナル要素を入れてファンを失望させたりと、ロクなのがないというイメージだったんですが、これは良かったですね。
基本的な流れは大体原作と同じで凛子ルートがメインなんですが、視点が兄じゃなく凛子中心なのが新鮮です。
しかし、作者のしんやそうきちさんは相当『こころナビ』をやり込んでますね。
改めて原作を再プレイしてみて気づいたんですが、本当に細かいイベントまで上手く漫画に取り入れてます。
兄の看病の場面で凛子が怒るところとか、鳴海と夢が店に来た後に凛子がお礼を言うところなんかは特に上手い。ホワイトボードの「リン子弁当バンザイ」の存在なんてすっかり忘れてて、最初読んだときはてっきりコミックのオリジナルだと思ってました。
他にも7話の2Pの最初のコマの凛子に原作の立ち絵のポーズを取らせたり、朝に凛子が兄を起こすときに、さりげなく病院のシーンの凛子のCGの構図を入れたりとこういったところにも原作に対するリスペクトというか、こだわりのようなものを感じます。
お風呂で凛子の身体を洗うイベントと、ウェディングドレスのキスシーンをしっかり押さえてるのもさすが。個人的にこの2つは原作でも特にお気に入りのシーンだったので嬉しかったです。
ラストも綺麗に締めてますね。
まとめ
文句の付けようがない見事な出来。
少なくとも凛子の可愛さだけ見たら原作を超えてますね。
もう、10回以上は読み返してるぐらいお気に入りです。
凛子に対する愛を感じる素晴らしいコミカライズ作品でした。
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