『こいらぼ [KOI-LABO.]』体験版の感想

作品情報

ブランド DIVA

教育実習生として海上都市の海京区にやってきた大学生の主人公が、特別臨時講師として学園に通うことになり、様々な女のコと仲良くなっていくお話。

内容と感想

最初に選択肢があって、それによって体験版の案内をしてくれるキャラが変わります。
海京学園だと柚子、華恋、すみれ。
コミュリアカフェだとプリセット、三葉、ビルドーボ
海神神社だと蓮と蓮の叔父。
体験版の終わりにも案内キャラが出てくるので、計3回は通してプレイしないとすべての会話が見られない仕様になっています。

体験版は主人公が島にやってくるところから始まり、4日目の夜までがプレイ出来ます。
ストーリーはヒロインの女のコたちとの出会いと学園での講師の仕事が中心。島全体がノイズに包まれていて常にヘッドフォンをしてないといけない、という設定以外は特に目新しいところもなく、ごく普通のエロゲという印象。

体験版の最後におまけがあって「柚子の告白」「三葉と初エッチ」「蓮のオナニー」の3つが見られます。
後者2つはHシーンですが、ホントにおまけでものすごく短いです。
最初に海神神社を選ぶと蓮のオナニーシーンが追加で見れますが、やっぱり短いです。

システムは設定項目が少なめですが、特に不便は感じません。
それと音声の設定画面で効果音をテストしようとするとエラーが出ますね。
ゲームのテキストもやけに誤字が多いですし、チェックの甘さを感じます。
発売日の2ヶ月も前にマスターアップしておきながら、体験版がこの出来というのは謎です。

妹について

主人公の妹。
名前は柚子(ゆず)。
一人称は「私」
兄の呼称は「お兄ちゃん」「あいつ」

教育実習で家を離れることになった兄の後を追いかけて島にやってきた妹。
父親に頼んで兄の教育実習先である海京学園に転校してきて、更に兄のアパートの隣に引っ越してくる。
兄が教育実習を受けることには反対していて、兄のすることに何かと口出ししてくる。

兄について

主人公。
大学生。
島には教育実習の下見としてやってきたが、色々あって臨時講師として学園に通うことになる。
教育実習は金八ドラマに感動した父親に強引にやらされて仕方なくという感じで、本人にあまりやる気はない。

家族構成は父と妹の柚子の3人家族?
母親についてはまったく言及されないので不明。

性格は当たり障りのない常識人といったところ。
面白みはないですが癖がないので、恋愛モノの主人公としては感情移入しやすい。
大したことをしてるわけでもないのに、女性と親しくなれるのはお約束。

まとめ

微妙な出来ですね。あまり褒めるところが見つかりません。
ヒロインが特に魅力的というわけでもないし、テキストも読んでて特に面白いわけじゃない。
絵も特にキレイってわけではなく、唯一褒められるのは音楽ぐらいでしょうか?
体験版をプレイしても購入意欲を全くそそられませんでした。

妹の柚子ですがこれも微妙。
いわゆるツンデレってやつですが、兄に対する態度があまりに理不尽。
強引に島まで押しかけてくるのはともかくとして、特に非があるわけでもない兄にあれこれ口出ししてきて、照れ隠しとはいえ暴力までふるってくるのはちょっと……。
柚子の告白シーンも「家族としてじゃなく、男の人として好き」という表現は好きじゃないですし。
見た目だけなら可愛いんですけどね。

実義についてですが、兄妹の容姿が似てない、母親の話題が全く出てこない、柚子が假屋崎家という家の体面にやけにこだわっている、血の繋がった兄妹と言われたときに兄が微妙な反応を示す、など義理フラグらしきものが散見されます。
別に義理と決まったわけではないんですが、どうも不安が残りますね。

僕はこのゲームは様子見することに決定。
買った人の評判を待ちます。