『娼囚令嬢』体験版の感想

作品情報

ブランド:RED-ZONE

国内に多大な影響を持っているバリエール商会の一人息子である主人公が、父親に没落した貴族の娘を婚約者として宛てがわれ、妊娠させるためにHをしていくというお話。

内容と感想

15分ほどのオープニングで婚約者のアリエスと初めてのHをした後は、アリエスとのHシーン選択画面に入ります。
選択画面では胸愛撫、正常位、フェラチオ、アナル開発の4つのコマンドが選べますが、画面に空白がたくさんあるので、ゲームが進むと他にもコマンドが出てくると思われます。調教っぽい雰囲気はありますが、ステータスなどの項目は無し。コマンドをどれか一つ選んだらそれぞれのHシーンが流れて体験版はそこで終了。
体験版終了時に流れるエルザによるサザエさんの次回予告パロ、アリエスによる「大きな栗の木の下で」の替え歌はなかなか面白かったです。

Hシーンは尺描写ともそれなり。
シーンによってバラツキがあるので判断しづらいです。
出す場所は選択肢有り。
アニエスには裸立ち絵有り。

システムはコンフィグの項目が最低限しかないですが、BGMとSEのボリュームの初期設定が小さい以外は特に不便に思うようなことはなかったです。
あと、アニエスとエルザのシステム音声がところどころで流れます。(キャラは選べずランダム)

妹について

主人公の妹。
名前はエルザ。
一人称は「私」
兄の呼称は「お兄様」

異母妹。
妾腹の兄と違って父の正妻の娘だが、女ということで父親からは何の期待もされておらず、金だけ与えられて好き放題に遊んでいる。
兄と同じぐらい頭は良く情報収集、分析能力は確か。
父のことは俗物と呼んで蔑んでいる。

僕の予想ではおそらく邪悪系の妹。
兄と一緒にアリエスを責めるようなシーンがあるんじゃないでしょうか?

兄について

主人公。
バリエール商会を束ねる父の一人息子で商人。
家族は父と妹のエルザ、兄とエルザの母親は体験版では全く登場せず。
正妻の子供ではなく妾腹だが、商才があるということで一応父には認められている。
自分をまるで道具のように扱う父のことは嫌っているが、表面上は従順を装っている。

性格は場面ごとに変わるので少々掴みづらいです。
当面の目的のために本心を隠し父に従うしたたかな面があるかと思えば、ささいなことであっさり動揺したり、Hの時に初めてのアニエスを気遣う優しい一面もあるのかと思ったら、次の日にはいきなりアニエスのことは利用させてもらおうとか言い出したり。

妹との仲はそれなりに良いみたいですが、特別な感情は無し。

まとめ

体験版が短すぎるので判断が難しいんですが、ごく普通の低価格ソフトという感じ。
Hはそれなりではありますが、メインヒロインのアリエスが特に魅力的という訳でもないですし、わざわざ買いたいと思うほどではなかったです。

実妹ゲームとしては、妹の出番がほんの少ししかないので更に判断が難しい。
妹とのHもEDも、あるかどうかは不明です。
兄の台詞で「腹違いの兄である僕のことを妙に好いているようだが何を考えているかは今ひとつわからない」とあったので、もしかするとエルザが兄を好きという展開もあるかもしれません。

兄が腹違いの妹を義妹と呼んでたり、ゲーム終了時に「ごきげんよう、お兄様の身に限りない不幸が訪れますように」なんて台詞を入れるセンス、同ブランドの作品『妹こうかん』の出来なんかを考えると、あまり期待出来そうにはないかと思いますが。