製品版の感想
作品情報
ブランド:Shallot
子供の頃から両親に女装コスプレをさせられていて、女装、コスプレ、衣装作りが嫌いになっていた主人公が、ある舞台を見たのがきっかけで衣装作りをしたくなり、廃部になった演劇部を復活させるために、仲間と共に演劇部の活動を頑張っていくというお話。
内容と感想
体験版のサイズは約269MB。
物語のプロローグがプレイ出来ます。
子供の頃の回想から始まり、主人公が演劇に目覚めるきっかけになる舞台、夕栄学院への入学、爽乃先輩との再会、演劇部再建のための部員集め、最後に部員が集まり演劇部が復活したところで体験版は終了。
プレイ時間は約3時間でした。
システムは設定項目少なめですが、特に問題は無し。
プロローグの部分にHシーンはありません。
妹について
主人公の双子の妹。
名前は実恋子(みここ)。
夕栄学院1年生。
一人称は「わたし」
兄の呼称は「兄さん」
兄とは二卵性の双子で、学校でも同じクラス。
性格は大人しくて引っ込み思案。
運動は苦手だが勉強は得意で成績優秀、家事もそつなくこなす。
何かと兄と一緒にいたがり、役に立とうとする健気な妹。
兄の足手まといにならないように、兄に頼りすぎている自分を変えたいと思っている。
兄について
主人公。
夕栄学院1年生。
家族構成は両親に妹の実恋子の4人家族。
両親はコスプレのためにフランスに移り住んでいるので、現在は妹と二人暮らし。
性格は常識的、行動力とユーモアがあり、人の気持ちにも鈍感ではなく、更にコスプレ関係の特技を持っているなど、主人公としては申し分ない。
兄としても、家事は妹だけに任せずちゃんと手伝う、妹の面倒は見るが必要以上に甘やかしたりしない、双子なのでお互いのことはよくわかっているなど、良兄としての資質も十分。
これといった特技や目標もなく優しいだけが取り柄、女の子の気持ちにやたら鈍感、特に何もしてないのにやたら女の子にモテる、家事は妹や幼なじみに任せっきりで自分は何もしない、妹を溺愛して可愛がるだけのシスコン兄など、エロゲーによくある主人公像とはまったく違いますね。ライターさんのセンスを感じます。
まとめ
体験版としては完璧といっていいぐらい、抜群に面白いです。
演劇をテーマにテンポ良く進むシナリオ、キャラの魅力、会話の楽しさ、どれをとっても一級品。
これをプレイしたら本編を早くプレイしたくなること、間違いなし。
このゲームは自信を持って人に勧められます。
実妹ゲームとしても何の問題も無し。
実恋子は可愛いし出番も多い、兄も良兄。
兄妹描写も、お腹いっぱいになるぐらい、いいシーンがたくさんあります。
タイトル画面からいけるEXTRAでは実恋子との初めてのHシーンが見られるんですが、これがまた凄い。
直接のCGこそないですがキスシーンには力が入ってるし、会話も兄妹で愛しあうことをお互いがしっかり考えていて、背徳感もあります。
兄は独占欲も強いし、出す場所もしっかり外。
完璧すぎてケチのつけようがありません。
今まで実妹ライターとしてはQ-Xの茉森さんが世界一だと思ってましたが、これを見せられると、なかひろさんもそれに匹敵するぐらい凄いライターだと認めざるを得ない。
Q-X信者としては正直悔しいんですが、事実だからしょうがない。
体験版をプレイする前にやたら評判が良いのを聞いていたので、何とか粗を探してやろうと思ってプレイしたんですが、非常に難しかったです。
それでも無理に探すとすれば、「エロが薄そう」「あまりにソツが無さすぎて面白みに欠ける」、この2つぐらいですか。まあ、ぶっちゃけイチャモンに近いです。
ゲームってのは多少は欠点があった方が可愛げがあるし、愛着も湧くんですが、こうも出来が良すぎると、なんか反発したくなるってことで。
この出来なら買わない理由が無いので、当然購入決定。