僕がおるごぅるさんの書く兄妹を好きになれない理由

注意!!
おるごぅるさんのファンの方は不快に感じる恐れがありますので、お気をつけ下さい。

先日『リアル妹がいる大泉くんのばあい』の体験版をプレイした時に「どうして僕はおるごぅるさんの書く兄妹を好きになれないのか?」その理由がどうしても上手く言葉で説明出来なくてモヤモヤしていたんですが、今回のリア妹開発手記#03を読んでようやくわかった気がします。

今回の手記から一部を抜粋します。

「それまで妹が守り続けていた純潔、それを他の男に渡すことなく兄である自分が蹂躙していく昂奮」
「自分があれほど嫌っていた兄に犯され、女としての快楽を教えられていく」
「妹からすれば、それはこの上なく屈辱的で、認めがたい事実だったに違いない」
「その足をわざとらしく目の前で広げ、妹に弱者の思考を植えつけた」
「どんなに逆らおうと、兄の力の前では無力であること」
「それを心の中だけでなく、体にもわからせていく」
「あんなにも俺を毒づいていた妹が、切なげに吐息を洩らし、股を広げていることに強い征服感を覚えた」
「この先いくら強がろうとも、俺の前で股を広げ、兄の肉棒を受け入れた事実は変わらない」
「恥辱に歪む妹の表情に、俺はますます昂奮を強めていくのだった」

こういうテキストを書くような人だからです。
これは一見ネタっぽく書いてますが、僕にはこれこそがおるごぅるさんの本音に見えてしょうがないです。
例えこれが本当にネタで書いているんだとしても、こういうテキストを思いついて実際に書いてしまう辺り「兄妹というものに対する歪んだ何か」を持っているように感じてしまいます。

こんなテキストを書くような人がいくら作中で兄妹愛や絆を真面目に書いたとしても、どうしても僕の目にはそらぞらしい薄っぺらいものに映ります。作中の兄妹がどんなに素晴らしい兄妹愛を見せたとしてもその後に来るHシーンでおかしな兄妹のプレイを連発されては興ざめもいいところです。

結局のところ「おるごぅるさんが本当に書きたいのは兄妹ではなく、兄妹のHシーン」ですよね?

今思えば、僕が『うちの妹のばあい純愛版』をプレイした時に感じた強烈な違和感の正体はこれだと思います。あの作品は、やたらHシーンが濃いんですよね。しかもそのプレイの内容やテキストはやたらねちっこくてかなり異質。ああいうのが好きな人もいるんでしょうが、僕には気持ち悪さの方が先立ちました。

終わりにもうひとつ手記から抜粋しますが、

こういう強がりを言う妹には! お兄ちゃんの! すごさを! 見せつける!
そんなゲームでございます。

こういう発言からもね……男尊女卑というか歪んだ兄妹観を感じます。僕としてはお兄ちゃんのすごさというのはHじゃなくて、別のもので見せて欲しいです。

最後に

一応誤解のないように言っておきますが、
このコラムにはおるごぅるさんを叩くとか貶めるとかそういう意図はありません。
おるごぅるさんのテキストは確かに面白いですし、ああいうのが好きだという人の気持ちもわかります。おるごぅるさんのライターとしての実力やセンスに関しては認めています。ただ、この人の書く兄妹は僕の兄妹観とはどうしても合わない。そしてその理由を言葉で説明したかっただけです。