『それは突然、運命の相手が』1巻の感想

作品情報

『人間は遺伝子の乗り物に過ぎない』という刺激的な理論が提唱され、認められた世界。
遺伝的に最高の子供を誕生させるカップルは、実際に付き合ってみれば相性も最高のカップルになることが分かりこの国では遺伝子でパートナーを提案されることになっていた。(提案を拒否するのは自由)そんな感じでコンピューターに認められたカップルによる、オムニバス形式のラブコメ漫画です。

感想


第1話は遺伝的に最高のカップルと証明された実の兄妹の話。
何の取り柄もない中学生の兄に対し、妹は運動神経バツグン、容姿端麗、才色兼備。

最初は妹となんてありえないと思ってた兄が、カップルに選ばれてからは妹を意識しまくる様子はニヤニヤモノ。妹に抱きつかれてリヴァイアサンをおっきさせちゃうあたり、なかなかガチな兄です。

そのことが妹にバレて殴られてましたが、エロゲなら「妹相手に×××するなんて、この変態!!」と罵られながら足◯キプレイが始まるところですね。(エロゲ脳乙)

妹の方も兄相手なんて無理と思いつつも、最後には自分からアプローチを仕掛けてくるようになるところが可愛いです。

コミックのラストには10ページほどのエピローグがあるんですが、こちらでは兄妹は既に結婚していてキスして、胸までまさぐり、子供をつくる気満々な関係にまでなっています。

まとめ

それなりに良作……なのかな?
一般コミックで実兄妹が結婚してキスシーンまであるというのはなかなか凄いんですが、妹の心理描写が少々唐突でわかりにくいのもあって、個人的にはそれほどツボにはまらなかったです。設定的に両親も兄妹の仲をあっさり認めるので、背徳感がほとんど無いのも減点材料。もうちょっと妹の心理描写や葛藤を丁寧に描いていたら良かったと思います。