作品情報
To LOVEる―とらぶる― ダークネス 7 (ジャンプコミックス)
- 作者:矢吹 健太朗
- 発売日: 2013/04/04
- メディア: コミック
自分の中に潜む“ダークネス"に不安を感じるヤミ。そんな彼女の力になりたいと思う美柑は偶然メアと出会い、夕飯に招待する。美柑から包丁の使い方を習ったメアは、初めての野菜を斬る作業に興奮してしまい!?
上記はAmazonの内容紹介より転載。
7巻の感想です。
いつものごとく妹の美柑を中心に読んでいきます。
感想
カラーイラスト。
兄の隣で、兄と腕を組んでいる美柑という構図がいいですね。
この巻での美柑回は第25話『New move〜似たものどうし?〜』です。
メアについて黙っていたことを謝るリトに対し、「リトのくせに私に隠し事なんて 生意気っ」(最後の「っ」が良い)とリトの鼻をつんっとする美柑。
この後の兄妹の表情が、言葉にしなくても通じあっている感じがして素晴らしい。
そんな様子をモモに夫婦みたいとからかわれ、慌てる美柑。
毎度思うんですが、こういう時に慌てすぎじゃないですかねぇ……美柑さん。
兄のことを意識しているのは確定的に明らか。
夕食の準備中に暴走し、変身能力で周りを斬りまくるメア。
この場にはナナとモモもいて襲われるのですが、そんな中で、美柑だけはしっかりと身を呈して庇うリトは偉い!
わざとじゃないとはいえ、妹に股間を見せつけるリトはエロい!!
メアの暴走が収まった後のシーンなんですが、なんか事後っぽいぞ……。
っていうかなんで美柑は股間を抑えつけてるんですかねぇ……もしかして兄のアレを見て濡れ……ゲフン、ゲフン。
この巻での美柑の見所はこれぐらいですが、少ないながらも兄妹の絆を感じさせるシーンがあって満足。
相変わらず、この漫画は兄妹を描くのが上手いですね。
美柑がリトのハーレムに入ることは可能?
モモが考えている「リトの周りにいる女性みんなを幸せにしよう」という楽園(ハーレム)計画について「さすがに妹の美柑を入れるのは倫理的に難しいのではないか?」と今まで思っていたのですが、この巻にそれを解決出来るヒントらしきものを見つけました。
第26話「Unconsciously〜頭ふわふわ☆心どきどき〜」より。
リトと付き合えるのは結局一人だけ、同じ人を好きになったら競争みたいになって、そういうのは苦手と言う春菜に対してのモモの台詞。
モモ「私、思うんですけど、幸せになれるのは一人だけ…というのはとてもローカルな考え方ですよ? 宇宙ではハーレム…いえ、一夫多妻制やその逆というのは珍しくありません。つまり!! 宇宙においてはお姉様も春菜さんも二人仲良く! リトさんと結婚して幸せになれる!! ということなのです!!!」
春菜「で…でも、私も結城くんもただの地球人だし…」
モモ「そうでもありませんよぅ。リトさんはただの地球人ではなく、次期デビルーク王の最有力候補なんですから。みんなが幸せになれるのなら、地球のルールにとらわれる必要はないのでは? と私は思いますが…」
わかりますか?
これらは春菜を説得するためにモモが言った台詞ですが、これを美柑に当てはめてみると……
モモ「私、思うんですけど、兄妹だから結婚出来ない…というのはとてもローカルな考え方ですよ? 宇宙では兄妹婚…いえ、近親婚というのは珍しくありません。つまり!! 宇宙においてはお姉様も美柑さんも二人仲良く! リトさんと結婚して幸せになれる!! ということなのです!!!」
美柑「で…でも、私もリトもただの地球人だし…」
モモ「そうでもありませんよぅ。リトさんはただの地球人ではなく、次期デビルーク王の最有力候補なんですから。みんなが幸せになれるのなら、地球のルールにとらわれる必要はないのでは? と私は思いますが…」