アニメ『シスター♥プリンセス』第1話~第5話の感想


この前購入したシスター・プリンセス 15th Anniversary Blu-ray BOX』が届いたので、久しぶりにシスプリのアニメを見てみました。
せっかくの機会なので、感想を書いてみます。

OP

オープニングの主題歌は、堀江由衣さんの『Love Destiny』。

あーいたい あいあいあいのにー♪
あーえない あいあいあい今夜はー♪

っていう出だしのインパクトは抜群で、シスプリアニメといえばまずこの歌を思い出す人も多いでしょう。

歌は良いのですが、妹たちのキャラデザやカットなどの絵のセンスは壊滅的で、非常に萎え萎え。
主役である妹たちより、オリキャラの方がグリグリ動いて目立つって……。
僕はこのシスプリアニメをリアルタイムで視聴していて、放送当時は僕を含めシスプリファンに散々こき下ろされてた覚えがありますが、今見てもやっぱり色々酷いですねぇ……。

第1話 僕のグラデュエーション

高校受験でマークシートの記入が1つズレていたため、本命の高校に落ちてしまった主人公、海神 航(うなかみ わたる)。
失意の中、お世話になっていたじいやからいきなり別れを告げられ、更に突然現れた黒服の男たちに星見が丘西学園への推薦入学が決まっていると言われ、わけのわからないうちに学園のあるプロミストアイランドに無理矢理連れて行かれる羽目に。


主人公の容姿はガリ勉眼鏡。


クソウザいアニオリキャラ山田。

……いきなりアニメオリジナル要素だらけで、原作を知っている視聴者の頭に???を叩き込む導入部。これでもかというぐらい視聴者を萎えさせる設定に、スタッフの底知れないセンス(皮肉)を感じますね……。


可憐登場。


このカットは普通に良いですね。





序盤からわけのわからないアニオリ展開を散々見せられて心が折れそうになってきたところなので、可憐がマジで天使に見えてきます。


咲耶登場。


初対面の男にファスナーを上げさせ、一緒に写真を撮りだす咲耶にビッチ臭を感じますが……。


普段の作画は微妙なんですが、たまに見せる作画スタッフの本気。これは可愛い。


花穂登場。
花穂に関しては特に問題ないです。


雛子登場。
兄が落とした腕時計を拾うこのワンカットだけで、まだ兄との出会いは無し。



可憐再登場。
ちゃんとピアノが得意という設定を活かしていますね。


雛子再登場。
ここが兄との初めての出会いです。


妹たちとの再会。
実は妹たちは航がお兄ちゃんだということを最初から知っていて、初対面を演出しようとしていたというオチ。


突然、妹が4人もできて驚く兄。
兄の容姿が最初と違うのは、度無しの眼鏡を外したのと服を咲耶がコーディネートしてくれたためです。

……ということで第1話終了。
僕の記憶では、シスプリアニメは、いらないアニオリ要素満載で、作画も不安定というクソアニメという印象でしたが、こうして改めて見直してみると、ところどころで良い作画もありますし、妹もちゃんと可愛いし、思ったよりは悪くない出来でしたね。

まぁ、だからといって決して褒められた出来ではないんですけどね。
キャプは比較的良い部分を載せてるだけなので誤解しないように。
実際見てみると、作画は頭を抱えたくなるぐらい酷いですよ。

ED

EDの主題歌はOPと同じく堀江由衣さんが歌う『翼』。
良い意味でも悪い意味でもインパクト抜群だったOPに比べると、可もなく不可もなくという感じで普通。正直、見直すまでまったく覚えていませんでした。

第2話 お兄ちゃん、大好き!

1話はまだなんとか見られる作画でしたが、2話になって一気に作画の出来が怪しくなってきます……。






これからが本当の地獄だ……。


衛登場。2話は全体的に作画が酷いんですが、なぜかここだけやたら作画頑張ってます。
作画スタッフに衛好きがいたんでしょうか?


春歌登場。


鞠絵鞠絵の愛犬であるミカエル登場。


千影登場。作画ぇ……。


これはさすがに可哀想なので、もうちょっとマシなのをペタリ。


白雪登場。


鈴凛登場。


四葉登場。
お気に入りの四葉の作画がこんなので、兄チャマはキレそうデス……。(これでもまだ良い方というのが恐ろしい)


亞里亞登場。

2話のお話は幽霊騒動なんですが、ぶっちゃけクソつまらんうえに、お化けにビビりまくって妹たちに心配される兄が情けなさ過ぎて……。
怖いながらも、妹たちの手前、何とか格好をつけようと頑張るところと、グズる雛子を上手に慰める咲耶の見事なお姉さんぶりだけが、今回の褒めどころですかね。

1話では4人しか登場しなかった妹も、2話でようやく12人全員揃いました。
なんかもう1人いたような気もしますが、あれは偽妹なのでもちろん存在ごとスルーします。(補足:厳密に言えば某キャラの妹ですが、主人公からみれば偽妹という意味です)

第3話 お兄様といっしょ

ようやく学校が始まり、これで妹たちと離れてゆっくり1人になれる時間が作れると期待するお兄ちゃん。
しかし……。


チアの練習で転んじゃうドジっ娘花穂ちゃん。


お弁当を届けに来る白雪。



お兄ちゃんに迫る咲耶

など、学校でも妹たちは頻繁にお兄ちゃんに会いに来るため、結局全然1人になれません。
そんな生活に疲れたお兄ちゃんを心配する可憐に対し、「お願いだから1人にして」と突き放すお兄ちゃんのダメっぷりに殺意が……。


お兄ちゃんと一緒に帰りたくて校門で待つ雛子。


そこに現れる亞里亞



仲良く帰宅する3人。
この辺の作画は妙に気合入っています。
きっとロリコンスタッフがいたに違いない(偏見)。


急にたくさんの妹たちができたことにお兄ちゃんが戸惑っていることを知って、謝る可憐。
メインヒロインの風格が出ていますね。


このままホテルにでも連れ込みそうな雰囲気……と思った僕の心は汚れていますね。

3話は、2話に比べるとだいぶ作画がマシになっています……というか2話が酷すぎた。
あと、可憐を泣かせた兄のヘタレっぷりと妹たちのことを面倒くさいとボヤく兄は○ねっ! って思いました。

第4話 くまさんどこ?


いきなり超絶作画でビビらせてくる4話。
千影の表情が、ちょっと怖いですけど。


亞里亞の作画も凄い。


いわゆる一つのラッキースケベ



股に入った足といい、指に絡まった髪といい、シスプリらしからぬエロさです。
もっとやってください(笑)


事後……ではもちろんないんですが、絶対狙ってるでしょ、これ(笑)


お帽子被る雛子ちゃん。うーん、可愛い。


うるうる花穂ちゃん。


雛子と話す時にちゃんと目線を合わせてあげる兄。


兄が妹をおんぶする作品は良作。
それにしてもヒナが東方の諏訪子様にしか見えない(笑)
いや、もちろんシスプリの方が先ですが。

今回は良回。
今までで一番出来が良いです。
作画も、もちろんですが、お話の方も兄と妹の成長をしっかり描いています。

子供らしいわがままを言う雛子に対し、怒ったりもせず根気強く付き合う兄。
そんな兄の姿を見て、「もう、いいの、くまさん」「おにいたまの背中はあったかくて良く眠れるの。だから、ヒナ、おにいたまがいれば何もいらない」「おにいたま、今日はいっぱい、いっぱいありがとう」と、お礼までちゃんと言う雛子の成長ぶりにちょっぴり感動。


兄と約束した秘密をうっかり喋ってしまった花穂に対してのフォローも完璧。


良い雛子回でした。

第5話 アニキとメール\(^◇^)/

今回の作画は酷い……。
作画が酷いだけならともかくとして、過去回の使い回しがやたら多いです。
千影の占いシーンやデジカメの写真を一体何回使いまわす気なのか……。

お話は鈴凛の作ったモバイル端末をきっかけに、妹たちの間でメールが大流行。妹たちはそれぞれお兄ちゃんにメールを送るのですが……って感じ。後半にお兄ちゃんと妹の間でメールのやり取りがあるんですが、この辺はゲーム版シスプリを思い起こさせますね。

それにしても、Aパート最後の無駄シリアスは一体なんだったのか……あんなのハッキリ言っていらないでしょ。

ということで感想終わり。
えっ? 他の話に比べて短い? だって、感想を書く価値も無いクソ回ですから。