作品情報
タイトル:ナツイロココロログ~Happy Summer~
ブランド:Hearts 作品ページ
ジャンル:夏色電脳交錯恋愛ADV
発売日:2017年3月24日
販売価格:初回特典版7,800円(税別)、本編同梱版10,800円(税別)
あらすじ
公式サイトのあらすじ参照。
システム
システムは基本的に前作と同じなので省略。
前作にはなかった裸立ち絵と立ち絵鑑賞モードが追加されています。
シーン切替時のアイキャッチが飛ばせないのは相変わらず。修正されてるのを期待してたんですが……。
妹について
名前 | 年齢 | |
---|---|---|
臣苗 鈴(おみなえ りん) | 兄の1つ下 | |
一人称 | 兄呼称 | |
鈴、リン、私 | お兄ちゃん | |
身長 | 体重 | スリーサイズ |
150cm | 不明 | 不明 |
CV | 原画 | |
鹿野まなか | 白もちさくら | |
シナリオ | 備考 | |
仙道佳帆 | 誕生日は12月3日(射手座)、左利き |
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主人公の妹。
私立芦ノ宮学園1年生。
部活動は兄と同じ電脳研究部に所属。
他のキャラのシナリオではしっかり者の鈴ですが、アフターストーリーの鈴は、兄に対してかなり素直に甘えるようになっています。
前作も可愛かったですが、今回の鈴は可愛さ3割増しで、お兄ちゃん大好きぶりも上がっています。
鈴の実義については、特に変更はなく実妹のままです。(パッケージによく書いてある「登場人物に血縁関係は云々……」という邪魔な表記は今回も無し)
鈴のCG枚数は10枚。
内訳はイベントCG5枚(鈴4枚、リン1枚)に、HCG5枚(鈴3枚、リン2枚)
花火をバックにしたキスCGがお気に入りです。
このCGは本当に素晴らしかった。
「リンが、妹でも……お兄ちゃんは、女の子として好きでいてくれる、ってことも、解ってるから……妹の暮らしも、大切にしたいの」
「リンはぁぁぁっ、お兄ちゃんがっ、大好きぃ~~~~っ!!」
「あのお芝居みたいに、絵に描いたみたいな、ドラマチックなハッピーエンドにも憧れるよ。けど……鈴は、お兄ちゃんさえいてくれたら、いつでもどこでも幸せだから」
兄について
主人公。
私立芦ノ宮学園2年生。
電脳研究部の副部長を務めている。
兄については特に変化無し。
いつも通りの良兄ぶりで安心です。
鈴のアフターストーリーでは、鈴のことが好きすぎてすっかりメロメロで、非常にニヤニヤ出来ました。
(どちらか片方が“鈴”の本当の姿なんじゃない。両方とも“鈴”で、全部ひっくるめて、俺の“鈴”だ)
「俺もぉっ、リンのことがっ、大好きだぁぁぁぁぁぁっ!!!」
(出来るのか、じゃない……作るんだ。俺が、鈴のためのハッピーエンドを……!)
シナリオ
現実世界ハーレムルート
プレイ時間は1時間ぐらい。
本編の夏祭り後からのIF展開です。
和風カフェ『芦ノ園(あしのえん)』でお泊り合宿をすることになった電脳部員一行が、お店で接客や料理のお手伝いをすることになるのですが、泊まる部屋が確保できなくて、主人公も一緒の部屋で寝ることに。
さすがに年頃の男女が一緒の部屋で寝るのはお互い気になって困るということで、先生が安眠ツールというのを持ち出してきて無事ぐっすり眠れるようになるのですが、それを使って以来、主人公を含めみんなの様子がおかしくなり、その流れでHが始まります。
Hシーンは2つで、組み合わせは綺新先輩と久遠、鈴と小都音ちゃん。
ちなみにHに関しては皆で同じ夢を見ていたという夢オチです。
元々ハーレムは好きじゃない僕ですが、さすがに夢オチはどうなの? と思いましたね。
電脳世界ハーレムルート
プレイ時間は45分ぐらい。
本編で電脳世界のプールでみんなで遊んだ数日後の出来事。
『リアルリンクプロジェクト』の一環ということで、アバターのみんなで電脳世界で開催されるクイズ大会に参加することに。
クイズの景品は電脳温泉施設の貸し切りチケットで、アバターのみんなで温泉に行くことになります。
温泉は混浴ということで、男女一緒にお風呂に入ることになり、前作になかったアバターの裸立ち絵も有ります。
最初は和気あいあいと温泉を楽しんでいたみんなですが、梅宮先生の作った入浴剤を使ったところから、おかしな展開に……。
もうこの時点でオチが読めると思いますが、急に発情したみんな相手にHをすることになります。
Hシーンは2つ。
組み合わせはリンとクオン、キサラとライです。
アヌスはモザイクなし。
こちらは夢オチではなく、ちゃんとみんなの記憶に残ってますが、気まずいので無かったことにという暗黙の了解のまま終了。
実際に本編の合間にあった出来事なのか、IFの物語なのかは微妙なところです。
他アフターストーリー
鈴目当てなら、プレイする必要はなし。
むしろ、鈴が出てくると「明るい態度を取っている裏の本音はどうなんだろうか?」と余計な気遣いをしてしまって素直に楽しめなかったぐらいです。
小都音ちゃんルートだけは、小都音ちゃんの成長が感じられる良いシナリオだったのでこれだけはお勧め。
鈴アフターストーリー
ここからが本題です。
鈴のアフターストーリーは、本編の鈴ED直後からの続き。
僕はこの記事を書きながらじっくり読んだので2時間かかりましたが、普通に読んだらもっと短いと思います。
序盤は、プライベートモードでイチャラブ三昧。
電脳世界のプライベートモードでは人目を気にしなくていいということで、お兄ちゃんに甘えまくるリンがむちゃくちゃ可愛いです。
普段は兄妹ということで抑えている、鈴の兄を大好きという気持ちが溢れ出していて、見てるこっちが恥ずかしくなるぐらい。
兄妹のやり取りは本当にバカップルそのもので、頬がニヤニヤして困りました。
中盤は兄妹二人きりで泊りがけの旅行に行くことになります。
旅行先では人目を気にする必要がないので、普通の恋人同士のように旅行を楽しむ二人。
兄妹であること、他人には話せないような関係であることについて悩む兄妹の姿も描かれますが、そこまで深刻になることはありませんし、兄がヘタレることもないです。
(ここからネタバレあります。未プレイの方はお気をつけ下さい)
後半は1年後の夏祭り。
子供のようにはしゃいでお祭りを楽しむ鈴が可愛かったです。
二人の未来に関して、やや不安に感じさせるような描写もありますが、すぐに兄がその不安を払拭してくれます。
ラストの花火をバックにしたキスシーンは本当に美しくて感動しました。
(ネタバレここまで)
親バレ、周りバレ
ネタバレなので隠します。構わない人は反転して読んでください。
前作と同じく、二人の関係が周りにバレることはありません。両親についてもモノローグでちょっと語られるだけで、実際の登場はなし。
禁忌、背徳描写
少しだけあります。
二人の関係は周りには秘密なので、その事について悩むシーンがチラホラありますが、兄がブレないので安心して見ていられます。
特典について
今回はげっちゅ屋で購入しました。
その他
予約キャンペーンのサイン色紙。
早期予約キャンペーンの「久遠&鈴」のサイン色紙は、通販のせいか手に入らなかったのが無念。
地方の人間には、秋葉原までなんて行けないですよ……。
ナツイロココロログEV原画集
ヒロインの立ち絵集、特典やグッズ、イベントに使われたイラストやお誕生日イラスト、前作と今作のイベントCGの原画やラフ(白もち桜先生のコメント付き)などが収録されています。
心持ち鈴のイラストが多めに感じたのは、僕のひいき目かな?
まとめ
FDというものは、本編に比べるとどうしても出来が落ちることが多くて、この作品も例に漏れずそんな感じなんですが、鈴のアフターストーリーに関しては別格で、しっかりと本編の補完をした素晴らしい出来でした。
結ばれた後のイチャラブを補完しつつ、兄妹であり恋人という関係に不安を覚える兄妹の描写も押さえてあり、それでいてラストはその不安を払拭するような美しいシーンでしっかりと締めています。
実際、何かが解決しているわけではないんですが、二人の気持ちはしっかりと結ばれていて、将来は大丈夫だと思わせてくれるような内容になっていますので安心。
本編で鈴が気に入った人はプレイ必須、買わない理由がないです
お気に入り度(10点満点) 殿堂入り
おまけ
jitsumai.hatenablog.com
プレイした際のTwitterでの呟きを別記事にまとめました。
良かったら参考にしてみてください。