この記事には作品の根幹に関わる重大なネタバレが含まれています!! 未プレイの方は決して読まないでください。
花衣について
ツンツンと見せかけて、中身はお兄ちゃん大好きブラコン妹。
兄の事が大好きゆえに、裏切られたと勘違いして、冷たい態度を取っちゃうところが可愛いです。
形的には兄に襲われているのにも関わらず、死にはしないと腹をくくるクソ度胸と、行為が終わった後にそれが全然嫌じゃないことに気づき、涙を流すところは萌えました。
真実を知った後に兄を探しに行くシーンでの、
(私は瞬き一つの後、躊躇なくその一歩を踏み出した。どんなになだらかで明るい道でも、その先に兄がいなければ、もう何の意味もないのだ)
というモノローグにはグッときましたね。
その後の髪型チェンジや、兄が自分の声に気づかず苛立つところも可愛かったですが、腰が痛いと強調して兄の動揺を誘う小悪魔ぶりが、この妹の一筋縄では行かない性格を現していて好きです。
兄に対して「いいよ、幸せにしてあげる」と言い切るイケメンぶりと、それには今の自分では足りないと自覚し、努力して兄を支えられる大人の女になってみせると決意する現実的なところも。
志津について
花衣の異母兄。
愛する妹のためを思って行動するも、やり方が悪いせいで、肝心の妹に誤解されまくる不器用お兄ちゃん。
妹のためを思って色々頑張ってきたのに、結局我慢出来なくなって、強引に妹にキスして迫ってくるところは燃えました。
後半の、妹に手玉に取られて、上手くコントロールされちゃうヘタレぶりも可愛い(笑)
そういえば、あの着替えシーンはサービスシーンなんでしょうか(笑) 男の僕にはわかりませんが、新鮮で面白かったです。
雨宮君について
花衣の異父兄。
訓練された近親スキーなら、彼の目の色を見て何となくきづいていたんじゃないでしょうか?
この事実が明かされるのはED1のみなんですが、これを知ってから他の雨宮君EDを見ると、色々ヤバイのが分かりますね(笑)
雨宮君も一応兄なんですが、長年一緒に暮らしてきた志津と違って、兄妹として過ごしてきた思い出が無い分、どうしても兄らしさが足りない……。
個人的な好みは、花衣>志津>>>越えられない壁>>>雨宮君です。
EDについて
EDリストで見たEDをクリックするとEDが再生出来ますが、リストの枠の右下部分をクリックすると作者の雑感とイラストが見られることに、最初気づきませんでした。もし、同じように気付いてない人がいたらチェックしてみてください、EDや作品についての理解がより深まります。
ED1 血よりも深い
唯一ラブレターの中身がわかり、真実が明かされるED。
兄妹的にも文句なしのハッピーエンドですね。
僕はハッピーエンドが好きなので、当然これが一番好きなEDです。
ED2 見ぬは極楽知らぬは仏
雨宮君ED。
メリバってやつかな?
色々ヤバそうな感じではありますが、本人たちが幸せならそれでいいんでしょう。
最後の花衣の表情が素敵。
ED3 兄妹
いわゆるノーマルED。
兄妹としては、実にまっとうな形のEDです。
作者さんの雑感を見るとまだ色々ありそうですが。
ED4 愛の裏の裏の裏
作中きってのバッドED。
雨宮君怖い……。
エンドタイトルは、要するに憎しみってことですね。
雑感のイラストも、その後のアレコレを想像させてヤバイです。
ED5 フラペチーノは終わらない
ED1からの分岐で、ED1とはまた違った形でのハッピーED。
責任を取るという形で、妹にまとわりつく兄が捨てられた忠犬みたいで可愛い。
迷惑そうにしながらも、安堵を覚えちゃう花衣の反応もいいですね。
ED6 新しい日常
ノーマルEDその2。
真相は結局わからずじまいですが、雨宮君とお兄ちゃんの二人に囲まれてモテモテな花衣ちゃん。
これも一つの幸せの形でしょう。
ED7 幸福な地獄
兄妹二人だけの世界で生きていくという背徳ED。
ハッピーエンドが好きな僕ですが、こういうエンドも嫌いじゃないです。
いいですよね、背徳ED。
ED8 ラブレター
雨宮君とのハッピーED。
一見何の問題もないハッピーEDですが、実は二人は兄妹という問題は何も解決していないという……。
僕はED1を見る前に、このEDを見たんですが、ED1を見る前と後で印象が180度変わりますね。