『このたび妹と結婚しました。』の感想

作品情報

ついに! きょうだい婚が合法化!? 晴れて、最愛の真世をいもうと嫁に! 「お兄ちゃん……痛くしないでね☆」ハート 嬉し恥ずかし初めての夜☆ 困難を乗り越えロストバージン☆ 隣の夫婦、S姉×ショタ弟を見習って裸エプロン、露出プレイ、お尻エッチにも大挑戦! 「もぉ! 毎晩いっぱい求めすぎ☆」

上記はAmazonの内容紹介より転載。

18禁のエロラノベです。
全1巻。

妹について


主人公の妹。
名前は瀬下 真世(せしも まよ(名字は「せした」かも? 振り仮名ないからわからないです……))。
兄の2つ下の16歳で、高校1年生。

一人称は「あたし」
兄呼称は「お兄ちゃん」

美少女で男子にも人気があるが、男性恐怖症の気があり、普通に接することが出来るのは兄のみ(父親ですら無理)。
性格はいかにも妹という感じで可愛らしく、家事も得意。
小さい頃から兄が大好きだったので、兄と結婚出来ることになって喜んでいる。

同じ両親のもとに生まれたきょうだいという表現があるので実妹は確定。

兄について

主人公。
名前は瀬下 紘一(せしも こういち)。
高校3年生の18歳。

家族構成は両親と妹の四人家族。
政府の家賃補助があるマンションで兄妹2人だけの新婚生活をしている。

性格は優しく、家事なども手伝ってくれる良い兄。
昔から妹に想いを傾けていたので、今回の結婚で夢が叶い有頂天になっている。

感想

文体は兄視点がメインの三人称で、妹視点も有り。

近年の晩婚化と非婚化で、国の少子化に歯止めがかからないため、政府が二親等以内の婚姻を可能にする政策を打ち出し、そのテストケースとして選ばれたきょうだい達の物語。
主人公兄妹以外にも、妹と結婚したいという男友達、姉弟カップルが出てきます。

めでたく結婚した兄妹ですが、新婚初夜に、真世がセックスを怖がって兄の急所を蹴ってしまったため、真世はバージンのまま。
兄を想って自分を慰めたり、兄と結ばれるために恥ずかしいのを我慢して兄に奉仕する真世の姿は可愛いです。

この作品には姉弟のHシーンもあります。
こちらは色っぽい姉(23歳)が主導権を握って、気弱なショタ弟(16歳で真世のクラスメート)を責めるタイプ。
この姉弟は真世が悩みを打ち明けたり、相談に乗ってくれたりしますが、別に兄妹とどうこうなったりはしませんし、純粋な協力者ですので邪魔に感じたりはしませんでした。
余談ですが、弟の比呂海くんは妙に可愛いです。(おねショタ万歳

他にもきょうだい婚が上手く行くようにカップルを監視する特務機関公務員の瑞姫というキャラが出てきて、色々と兄にアドバイスをしてくれるのですが、こちらは兄妹のエッチを覗いてオナニーに耽ったり、Hの最中にしゃしゃり出てきて忠告してきたりと正直邪魔。このキャラはいらなかったなぁと思いました。

ラストでは妹が双子を妊娠し、ボテ腹Hもありますが、前じゃなくアナルセックスなのが残念。

背徳感はほとんど無し。
兄妹の結婚については、両親も大歓迎なので、反対はまったくありません。

まとめ

なかなか良かったです。
最近は変化球な妹キャラにばかり手を出していたせいか、こういう普通に可愛い妹が逆に新鮮に映りましたね。
兄妹で結婚出来るという設定なので背徳感はないですけど、その分イチャラブなHが多めで、これはこれでアリだと思いました。

難しいことを考えず、兄妹が愛し合う姿が見たい! みたいな人にお勧めです。