『俺の妹がこんなに可愛いわけがない~逆襲の秋美~初詣編&バレンタイン編』の感想と考察

アニメ『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』二期のBlu-ray8巻に収録されているギャルゲー風特典映像『俺の妹がこんなに可愛いわけがない~逆襲の秋美~初詣編&バレンタイン編』の感想と考察です。
この記事は12巻編、下の補完になっているので、そちらを読んだ後にお読みください。

初詣編


この画面だけ見ると、一見ゲームに見えますが、実際に操作できるわけではなく、ギャルゲー風なゲーム画面の映像が勝手に流れて進んでいき、視聴者は眺めるだけです。エロゲーのオートモードというとわかりやすいでしょうか?
ボリュームはなかなかのもので、初詣編とバレンタイン編を合わせて、計44分あります。


メッセージ音やクリック音も再生されたり、ロード待ち画面まであったりと、細かい部分までギャルゲー風に再現されています。映像の中身は、原作のクリスマスの告白後から卒業式までの間、高坂兄妹が期間限定の恋人同士になっている間を補完した内容となっています。


ずっと変わらず続いていくというのがポイント。京介は期間限定の恋人関係が終わっても、桐乃への気持ちを変える気はまったくありませんし、世間一般でいう普通の兄妹に戻る気もありません(ここ重要!)。




お正月の挨拶が済んだ後、父親から、普段もらってないお年玉を差し出され戸惑う京介。



父親は色々頑張っているからと言いますが、それを不可解に感じる京介。



結局受け取ることになるのですが、父親の態度に疑問を持つ京介。


京介が企んでいる計画とは、桐乃との二人だけの結婚式のことでしょう。
ウェディングドレスやタキシードなど、準備に何かとお金がかかりますからね。




父親に自分たちの関係がバレているのではないかという疑惑を持つ京介。もし、そうなら当然反対するはずですが……。



『最後まで』というのは、桐乃と約束した期間限定の恋人関係が終わった後も、京介は桐乃と一生一緒にいるつもりだということです。
京介の推測が当たっているなら、それを知っている父親がお年玉という形でさりげなく援助をした、つまり京介と桐乃の関係を黙認したということになるのですが……これはさすがに都合の良すぎる解釈かもしれません。

……ただ、もし違うとしたら、なぜ伏見先生はこんな意味深な描写を入れたのでしょうか?
僕は、この父親の描写は、伏見先生なりに高坂兄妹の未来を考えた「可能な限り良いレール」の一つに思えます。

メタな話になりますが、電撃文庫の作品で、しかも千葉県とコラボまでしたような作品で、父親が兄妹二人の恋愛関係を大っぴらに認めるわけにはいかなかったのでしょう。だから、俺妹という作品は兄妹の恋愛関係についての親子対決を描くことができず、麻奈実にその役目を担わせて、二人の関係を世間一般の倫理や常識を持って否定しようとした。そして兄妹の未来や関係についても、ハッキリとは描かず、分かる人には分かる形でできるだけのフォローを入れ、読む人の解釈次第でどうとでも取れるようにしたというのが僕の解釈です。

だからこのお年玉についても、ハッキリとは描写されていません。
父親なりの黙認という形で解釈したい人はすればいいし、違うと思うなら否定してもいい。そういう作者からの曖昧なメッセージだと僕は思います。

そして、桐乃派の僕は当然、父親の黙認という解釈を取ります。
父親である大介は、いかつい顔に反して、京介や桐乃に対してわりと甘い部分がありますしね。

父親が京介を信頼している理由は、
1巻の桐乃のヲタバレの時に、父親に正面から立ち向かい、自分が殴られてまで、桐乃の秘密を守ったこと、
5巻で桐乃を海外から連れ戻したこと、
7巻の偽彼氏事件で御鏡に対し「おまえには桐乃はやらん」と啖呵を切ったこと、
約束通り模試でA判定を取ったこと、
これらが積み重なってのものでしょう。

1巻 P.220
「京介、おまえ、知っていたのか?」
「……ああ」
そう答えるしかなかった。そもそも親父の眼光は、罪人の口を割らせるために、長年研ぎ澄まされてきたものなのだ。そんなもんを息子に使うなよ。ちびったらどうすんの?
「そうか。おまえがどうして知っていたのかは聞かん。喋るわけにはいかんのだろう」
親父の眼差しは恐ろしいだけでなく、心の奥底まで覗き込まれるような気分になる。
「…………」
俺と桐乃の共犯関係は、どこまで見抜かれているのだろう。俺は背筋が寒くなった。

そもそも、ここまで鋭い父親が、桐乃と京介の関係にまったく気づかないなんてことがあるんでしょうか? 僕は父親は、二人の関係に気づいていると思います。知ってて黙認している。

父親が二人の関係をどう考えているのかは描写されていませんが、他の男の元に桐乃を嫁に出すぐらいなら京介の方がマシと考えている可能性は十分あるんじゃないでしょうか? もちろん、将来どうするのか、世間体などそういう問題はありますが、それについても『CUTE』の原画集の読み切りに、京介と将来桐乃とのことをどうするかについて、真面目に話し合っているのではないかと思われる描写があります(これについては後述)。

10巻 P.158-159
「……はぁ、おまえというやつは……本当に間が抜けているな」
「……え? 親父……問答無用で殴らないん……ですか?」
「殴ってどうする。……あれは桐乃のものなのだろうが」
「――――」
親父……分かって? って――考えてみりゃ当たり前か。この人は一番初めっから、俺の嘘に騙されていたわけじゃなかったんだから。騙されたことにして――桐乃の趣味を、見逃していてくれただけなんだ。
しばし目をつむり、悩ましげにこめかみを指で揉んでいた親父は、やがて目を開け、諦めたようにこう言った。
「一度決めたことだ。――桐乃のことはおまえに任せる」
「親父」
「だがな、無理だと分かったら――そのときは、今回のようにはいかんぞ」
釘を刺されたって、さすがに鈍い俺でも気付いたよ。
「分かった」
「よし」

これは模擬試験のために一人暮らしをしていた京介が、桐乃からもらった(押しつけられた)エロゲを、うっかり父親に見つかってしまった時の描写なのですが、父親は桐乃の趣味を京介の嘘に騙されたことにして、黙認していたのがわかります。そして、桐乃のことも京介に任せています。

この時は、無理だと分かったら今回のように見逃しはしないと言っていましたが、もし父親が二人の関係を内心で認めていて京介に桐乃を任せると決めたならば、今回のこのお年玉の意味がスッキリ通ります。京介が桐乃との結婚式を計画していることを何らかの形で知った父親が、お年玉という形で京介に対して金銭的な援助をしたという解釈が成り立ちますね。
もちろん先程も言ったように、かなり都合の良い解釈ではありますが、少なくとも筋は通っていると思います。


父親の不可解な態度について考えていたところに桐乃がやってきます。


遠回しな言い方で、京介を試す桐乃。


すっかり桐乃に調教されてますね。
惚れた弱みというやつでしょうか?


唐突に現れる選択肢。
ゲームではないので、視聴者が選ぶことはできません。勝手に選ばれます。しかし、3の選択肢は(笑)。伏見先生のお遊びなんでしょうが、よほどこの選択肢が好きなんですね。




結局選ぶのは2の初詣に行くなんですが、それに対する桐乃の反応がこちら。本当にめんどくさいですね、桐乃は(笑)。






もう、このバカップル爆発しろ!!



この描写も、意味深ですよね。
本当に両親にバレてないなら、なぜわざわざ伏見先生はこんな描写を入れるんでしょうか?


桐乃の初詣姿。
描き下ろし……なのかな?
アニメなどの雑誌をすべてチェックしているわけではないですし、ゲームなどはプレイしてないので使い回しなのかどうかは判断できないのですが、少なくとも僕は初めて見ました。



桐乃の初詣姿に対する京介の素直な反応とそれに照れる桐乃、2828。


神様に「桐乃が、いつまでも幸せでいられますように」と願う京介。


……と思いきや、それは自分で叶えるから別に何もしなくていいという京介。
つまり、「自分の手で桐乃をいつまでも幸せにする」という意味ですね。


桐乃の一番大事な願い事が何かは秘密にされてわからないのですが、自分と京介のことなのは間違いないでしょう。


おみくじで恋愛運がばっちしで喜ぶ桐乃。


京介のおみくじにもそう書いてあります。


めっちゃノロケてますけど(笑)。
小説本編で全然いちゃいちゃしてないとか言ってたのは何だったのか……。


初詣が終わった後に羽根付きで勝負する兄妹。
運動部の桐乃に京介は全然勝てません。


負けた罰として顔に墨で何やら文字を書かれているようなのですが……


恥ずかしいらくがき……。


公園に現れた櫻井のこの発言。
直江兼続と言えば、愛という文字をあしらった兜が有名ですね。これらの情報から推測するに、「桐乃が京介の顔に書いた文字は愛、もしくは愛してるという意味の言葉」だと思われます。


いまだに京介のことを諦めていない櫻井。


それに対する京介の返答がこれ。
「京介は一生、桐乃と別れるつもりは無い」ことがわかります。


つれない京介に対し、更なるデートプラン『ちょっぴりえっちな添い寝デート』を提案してくる櫻井。


(イメージ映像です)


ボタンの外れたパジャマの胸元がエロい。


なぜか京介より食いつきの良い桐乃。


『ちょっぴりえっちな添い寝デート』を提案して、自分と付き合うように求める櫻井に対しての選択肢。この選択肢は2と3をグルグル高速で行き来しながら選択するので、どちらを選んだかは視聴者にはわからないようになっています。


結局この提案は断るのですが、櫻井が帰った後に本音丸出しで悔しがる京介。


12巻にあったお布団デートは、クリスマスから新年の間に起きた出来事だとわかる描写。
この「し、しないかんね!」は、9巻の読み切り『俺の妹はこんなに可愛い』のラスト(P.128)を意識した表現と思われます。


初詣編終了。
初詣編が終わるとバレンタイン編が解禁されます(と言っても、これは単なる演出で別に最初から見られますが)。

バレンタイン編


バレンタイン編開始。
わざわざ前回の続きをロードするところが、非常にギャルゲーっぽい。


冬休みが終わって、しばらく経ったある日……家に帰るとリビングにこんな光景が。


この光景の説明を求める京介に対する桐乃の返事がこれ。


ダメだこの兄(笑)、早く何とかしないと……。
ちなみに桐乃が着けてるエプロンは俺妹原作10巻の表紙と同じものです。


桐乃の作ったチョコに対しての櫻井の率直な感想。


櫻井の感想を信じず、自ら味見する桐乃。
悲しいけどこれ、現実なのよね。



桐乃がチョコを作っていた理由と経緯を、あっさりバラす櫻井。
まぁ、誰でも分かることですが、率直すぎですね(笑)。
この特典映像を実際に見るとわかりますが、櫻井は本当に良いキャラしてます。アニメで出番を削られたのが、本当に惜しいぐらい。


前回すげなく断られたにも関わらず、性懲りもなくイチャらぶプランを提案してくる櫻井。


エロゲやエロ漫画にありそうなシチュですね(笑)。
どうせなら桐乃で見たかったですが。


今回ばかりはさすがにやってくれなさそう……残念。


高坂兄妹に冷たくあしらわれるも、まだまだ諦めない櫻井。


(イメージ映像です)


またも、京介より興奮している桐乃(笑)。
イチャらぶプラン自体は褒めるも、櫻井と付き合うことはキッパリ断る京介。



そして、バレンタイン当日の朝。
桐乃の部屋に制服を取りに行くと……妹モノ定番イベント「妹の部屋に入ったら、着替え中でした」が発生。


ひとしきり怒られた後、制服を持って部屋を出ようとする京介に対し、桐乃はチョコレートを渡します。


桐乃の満面の笑顔。


この「どういたしまして、京介」は8巻のラスト(P.301)を意識した演出でしょう。



健気な桐乃。
この言葉の意味は、「もう一生分のしあわせをもらったから、普通の兄妹に戻った後も大丈夫だよ」ということでしょう。






人生二回分くらいしあわせになるつもりという桐乃に対し、




そんなもんじゃなく、もっともっと数えきれないくらいしあわせにすると心の中で誓う京介。

>『約束』を、果たすまでは。
>妹のお願いは、聞いてやらなくっちゃあな。
これは『期間限定の恋人になる』という桐乃との約束(妹のお願い)を果たすまでは、まだ本当のこと(期間限定が終わった後も、桐乃と一生一緒にいて幸せにするつもりなこと)は黙っていて、(期間限定のつもりでいる)桐乃に付き合ってやらないとなという意味ですね。







一生分のしあわせがつまったチョコの千倍返し。
人生二回分なんてものじゃなく、人生千回分桐乃をしあわせにするつもりの京介。





桐乃の笑顔が好きで、ずっとずっと、見ていたいと思う京介。


バレンタイン編終了。


EDでスタッフロールが流れるんですが、これがまた凝ったつくりで気合入っています。

まとめ

伏見先生描き下ろし脚本だけあって、さすがのクオリティ。
最終巻を見事に補完した内容になっています。これを見れば、京介が桐乃に対し、一生しあわせにする覚悟を持っているのがわかるでしょう。

伏見先生がインタビューで語った通り、俺妹という作品は「完全なる桐乃エンド」です。そして、この特典映像では、高坂兄妹は物語が終わった後も、ずっと一緒に居るだろうということが、これでもかというぐらい示唆され、強調されています。最終巻ではあまり見られなかった高坂兄妹のイチャイチャもたくさんありますし、高坂兄妹が好きな人は、必見の内容ですので、未見の人は今からでも遅くないので見るべし。

おまけ

かんざきひろ画集 Cute

かんざきひろ画集 Cute

かんざきひろ先生の画集『CUTE』に伏見先生書き下ろしAFTER STORY「一時の邂逅」が掲載されています。
季節は秋。黒猫が高校生で、京介が自動車免許を取得したという描写があるところから、京介が大学一年生の秋だと思われます。
秋葉原での京介、桐乃、黒猫、沙織のいつものメンバーでのやり取りです。

「ところで京介氏。『例の件』は、どうなっておりますか?」
「『例の件』? ああ、あのことね。いま、練習中だから、もうちょい待ってくれ。実のところ、親父のお墨付きはもう出ちゃあいるんだが――納得いくまで練習したいんだ」
「ふむ、了解でござる。安全第一ですものね。ふふ、いずれにせよ、きりりん氏が先ですな」
「なんの話?」
桐乃が割り込んでくるも、俺は「なんでもねーよ」とごまかした。
明かしてしまうと、俺は、このたび運転免許を取得した。
初めて、自動車を買おうと思っている。だから、最近忙しくしていたのだ。

これは原作12巻にあったクルマデートの伏線の回収ですね。

12巻 P.26-28
「なに? じゃあオマエ……俺が免許取ったらデートしてくれるわけ?」
「え……ふえっ?」
ふはは、桐乃に面白い声を出させてやったぜ。
「な、なに言ってんのっ」
「ひひひ、俺も男の子ですからね。免許くらいは欲しいわけよ。卒業したら取る予定なんだ」
(中略)
「フフ……おい桐乃、ありがたく思えよ。免許取ったら、特別に俺の助手席に乗せてやる」
「やだよ免許取り立ての助手席とか。事故りそう」
「直前に自分が口にした台詞を言ってみろや!」
クルマで来いっつったのに、免許取り立てはイヤとか、どうしろってんだ!
(中略)
「ちゃんと運転上手くなったら、気が向いたときに乗ってあげる」
へいへいそーですか、せいぜい頑張らせていただきますよ。

桐乃の「ちゃんと運転上手くなったら、気が向いたときに乗ってあげる」という言葉をちゃんと覚えていて、納得行くまで運転の練習をする健気な京介お兄ちゃんの努力が泣けます。

休日のたび、親父とドライブしているんだよ。二人で、色んなことを話しながら。

色んなことって何ですかね? ギャルゲー風特典映像『俺の妹がこんなに可愛いわけがない~逆襲の秋美~初詣編&バレンタイン編』であった親父に二人の関係がバレているのでは? という解釈を前提にすると、桐乃との関係を含めた将来の話と解釈できるのですが、さすがにこれだけの描写では判断不可能。
とりあえず確実なのは、最終巻の後も親子の仲は問題ないということですね。
これも伏見先生による「可能な限り良いレール」の一つでしょう。

『例の件』というのは、俺が車を運転して、みんなでどっか行こうぜ――というもの。
そして、その前に――っと、皆まで言わせてくれるな。察してくれ。

みんなでどっかに行く前に、桐乃とのクルマデートをするのが先って意味ですね。

「たとえばぁ、イラストがあたしの顔、文章があたしの心――だとしたら、どう? ふふん――どっちも大事っしょ?」
「……すごく納得できたわ。あなたから綺麗な顔を取ったら、ビッチの心しか残らないもの」
「あたしのどこがビッチなわけ! 超清純派で乙女なきりりんを捕まえて!」
「――清純派?」
黒猫は首をかしげる。低く怖い声で、うっそりと呟く。
「我が前でのろけ話を展開する女は、すべてビッチよ」
「ちょ! そんなん、し、しししし、してないでしょ!」
「しているわ。そう、具体的には、先週の日曜日――」
「だぁーっ! すとぉーっぷ! それはダメ! ぜったいダメぇ!」
(中略)
「だ、だだだ、だって黒猫が……!」
そこで桐乃は、真っ赤な顔で俺を睨み、大声で叫ぶ。
「してないかんね!」
……わかったから、本屋さんで騒ぐのをやめようぜ。

桐乃のこの動揺ぶりと具体的な黒猫の口ぶりからして、桐乃が黒猫にのろけ話をしているのは間違いないでしょう。
そして、それを京介に言い訳するということは、そののろけの内容は京介とのことなのでしょう。
これを読んで、まだ「二人は別れた後、普通の兄妹に戻った」と言える人がいるでしょうか?
僕の目には、桐乃がいまだに京介のことを好きでいるようにしか見えないし、休みには二人で仲良くどこかに出かけているとしか読めません。

今日は、本が読みたくなるような、素晴らしくいい天気だ。
目もくらむような日差しの中――
俺は、妹の元へと歩いていく。

桐乃たちの元ではなく、妹の元へというのに注目。
京介にとって、妹の存在の大きさがよくわかる描写です。

あとがき

お疲れ様です。
長らく続いてきた俺妹考察記事ですが、これで本当に終わりです。

読む方も大変だったと思いますが、書く方も大変でした……。
この記事を書き始めたのが2016年の2月頃なので、完成まで3年3ヶ月は掛かりましたね。この記事に費やした時間は400時間を越えていると思います。
正直あまりに書くのが大変すぎて、途中で何度も書くのが嫌になり中断した時期もありましたが、こうしてなんとか無事書き終えることができました。

この記事を書き始めたきっかけは、多くの人が俺妹のラストについて誤解していると感じたことです。記事中でも書きましたが、ちゃんと読めばわかるはずなのに、多くの人はそこまで読み込んだりはしません。「ならば、僕がちゃんと説明しよう、そして記事を読んだ人に俺妹という作品に対する評価を改めてもらおう」それを目標に、僕はこの記事を書きました。
実際にそれができているかどうかは読む人次第なのでわかりませんが、僕なりに全力は尽くしたつもりです。

最後になりますが、この『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』という作品を生み出してくれた伏見先生に改めて感謝を。ラノベで兄妹恋愛をここまでしっかりと描いてくださってありがとうございました。

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