あらすじ
公式サイトのストーリー参照。
システム
クリックで読み進めていき、選択肢でシナリオが分岐する、一般的なエロゲ。
共通ルートが4、5時間。個別が3、4時間ぐらい?
画面サイズは1280*720のワイド画面。
システムは必要なものは揃っていて、特に問題なし。
相変わらず演出のせいでスキップが引っかかる感じですが、演出の無い部分は早いですし、ジャンプモードがあるので問題ないでしょう。
アイキャッチを飛ばす設定が無く、スキップ中でもいちいちクリックしないと飛ばせないのはマイナス。
裸立ち絵あり。
おまけのキャラクターモードでサブヒロイン(春海、凛、須磨子先生)の裸立ち絵も拝めます(春海先輩と須磨子先生はスジが見えてるんですが、これは後で修正されるかも……)。
2019年8月7日追記
アップデートパッチVer1.1が公開されましたが、スジは修正されませんでしたね。あれは仕様だったようです。
妹について
名前 | 年齢 | |
---|---|---|
小町谷 菜砂(こまちや なずな) | 兄の1つ下、高○2年生? | |
一人称 | 兄呼称 | |
私 | お兄ちゃん、兄貴、小町谷君、小町谷総司郎、総司郎、おにーちゃん、おにいちゃん、おにぃ、馬鹿兄、バカ兄、バカ兄(に)ぃっ、ばか兄貴、クソ兄貴、兄忌、アニー | |
身長 | 体重 | スリーサイズ |
156cm | 不明 | 96/57/89のIカップ |
CV | 原画 | シナリオ |
桃山いおん | 御敷仁 | 駒井半次郎、高嶋栄二、荒川工、にっし~、聖山眠 |
備考 | ||
AB型 |
主人公の妹。
静かの海学園2年生。
能力者(マギアソーサー)で、「フレイム・タクト(火線の指揮者)」という特殊能力が使える。
学園では成績優秀で、上級監督生として後輩を指導し、周りからも尊敬されている。
久しぶりに会った兄に対しては冷たく、妹じゃなく先輩として扱うように言ってくるが、誤解が解けてからはだんだんと兄妹らしくなる。
菜砂の実義ですが、作中に実の兄妹という表現がありますし、それを否定するような材料も見当たらないので実妹で問題ないと思います。
菜砂のCG数は17枚。
内訳はイベントCG6枚に、HCG11枚。
お風呂でポロリするCGがお気に入り。
「あのね、小町谷君? 上級監督生ってそんな暇じゃないの♪」
「……おにいちゃんの……ばか……」
(もうっ! どうして伝わらないの? 好きなの! 好き!! お兄ちゃんだ~い好き!!)
兄について
主人公。
静かの海学園1年A組の学生。
年齢的には3年生だが、とある事情で2年眠っていたため、妹より学年が1つ下になっている。
物語が進むと、特設学生部に入部することに。
家族構成は妹の菜砂と祖父母の4人家族。
両親は子供の頃に事故で亡くなってしまい、それ以降は祖父母の家で菜砂と一緒に暮らしていたが、2年間眠っていた間に菜砂とは離れ離れに。
目覚めてからは勝手に人の心の声が聞こえてしまうという症状が出てしまい、それを消すためと菜砂に会うために現在の学園に編入し、妹と再会する。
学園に転入してきてからは、能力の関係で、寮ではなく郊外の一軒家に一人で住むことに。
家では自炊をしていて、健康オタクなところがある。
マギアネームは「ソロル・コンプレクサス」(ラテン語でシスコンという意味)。
性格はやや三枚目のコメディ寄り。
おっぱいにはこだわりがあり、おっぱいのことになると熱くなる癖がある。
妹のことは大事に思っているが、ちょっとウザい感じのシスコンなので、菜砂からは呆れられている。
「なぜだ、俺はただ兄として、菜砂がいかに可愛い妹だったのかのエピソードトークを……」
「この声は……菜砂? なんだ、宇宙一かわいい俺の妹かぁ……」
「菜砂が正しくあるようにするのは俺の役目だ。妹が最高に輝けるようにって、いつでも願ってる」
シナリオ
久しぶりに再会した妹の菜砂は、最初の頃はツンツンですが、とある事件で兄が菜砂を助けてからはだいぶ打ち解けるように。初めて菜砂がお兄ちゃんと呼んでくれた時は結構感動しました。
事あるごとに他の人に子供の頃の菜砂の話をしようとする兄のシスコンぶりもいいですね。
共通では、お約束の水着イベントもあります。
菜砂ルートに入ると、兄妹の距離感はますます近くなります。
菜砂の兄への態度も遠慮がなくなって、兄の太ももに足を乗っけながらTVを見たり、兄にわがままを言ったり、口喧嘩をしたり、一緒に夕飯の買い物をしたり、兄貴呼びからお兄ちゃん呼びに変わったり、ふざけて兄をくすぐってきたりと、離れていた間を取り戻すように甘えてくる菜砂はとても可愛いです。
(ここからネタバレあります。未プレイの方はお気をつけ下さい)
最初の頃は妹が甘えてくるのを素直に喜んでいた兄ですが、どんどん距離を詰めてくる菜砂を性的に意識し始めてしまいます。菜砂の方も、兄の背中を流してあげようとお風呂に入ってきたときに兄のアレを見てしまったのがきっかけで、今まで抑えていた兄への気持ちに歯止めがかからなくなり、兄のベッドでオナニーを始めてしまいます。それを兄に見られてしまった菜砂は勢いで兄に告白。
これを機にお互いへの気持ちを再認識した兄妹は気持ちをぶつけ合い、兄妹で恋人になります。
菜砂が兄のいない2年間に学園で頑張ってきたのは、兄のためだったとわかるのもグッと来ました。
後半は亡くなった両親について調べ始めたことがきっかけで、能力者と非能力者の不和という問題をどうすれば解決出来るのかという話がメインになっていきます。教師だった両親の描いた夢を受け継ぎ、上級監督生として菜砂が学園の問題を解決するために動き、自らの夢を見つけた菜砂と、それをサポートする兄という構図は良かったのですが、兄妹であるという問題に関しては最後まで未解決で、エピローグでも特に触れられなかったのは物足りなさを感じました。
(ネタバレここまで)
他ルートの菜砂
特に見どころはないです。
兄に恋人が出来たら普通に祝福してくれるというよくあるパターンで、つむりルートでちょっとだけ見せ場があったかなぐらい。
菜砂目当てなら、他のヒロインルートをプレイする必要はないです。
参考までに書くと、僕のシナリオの評価はこんな感じ。
菜砂>>>>>>つむり>澄香>>リールゥ>>>>千早
親バレ、周りバレ
ネタバレなので隠します。構わない人は反転して読んでください。
両親は亡くなっているので当然親バレは無し、祖父母にも二人の関係は内緒のままです。周りバレは親しい人たちには正直に話しますが、普通に祝福してくれます。
禁忌、背徳描写
ほとんど無いです。
お互い、兄妹での恋愛が世間的に認められないことは認識していますが、そのことで深刻に悩んだりはしませんし、二人の関係に反対する人もいません。
まとめ
さすがはクロシェット、妹に関しては期待通りでした。
妹の可愛さ、兄妹描写、エロと、どれを取っても一級品。
個人的に、菜砂は『かみぱに!』の瑞希以来の大ヒットでした。
しかし、菜砂以外は、悪い意味でいつものクロシェット。
一見、マギアの設定や世界観が作り込んであるように見えますが、実際は曖昧でふわっとした部分も多く、意味深に出てきた「ミスリルドレープ」「ジェイドレイヤー」「オブシディアンゲート」などは最後まで正体不明のままで、これらとマギアの関係も明かされません。
シナリオによっては、マギア自体ほとんど関わらなかったりしますし、設定とシナリオが上手く噛み合ってないです。
2ヶ月延期したり、シナリオライターが当初発表の3人から5人に増えたあたり、製作途中にシナリオの大幅な変更があったのではないかと邪推してしまいますね。
シナリオは微妙ですし、キャラもシナリオが足を引っ張ったせいで、イマイチ魅力的に感じられません。終わってみれば、結局褒められるのは、菜砂とエロだけでしたね。
菜砂一強の菜砂ゲー
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おまけ
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