作品情報
タイトル:モウソウスピーカー ~Hな妄想が聴こえてくるよ~
ブランド:SATOR
ジャンル:女の子のエッチな妄想バレバレADV
発売日:2019年9月27日
販売価格:7,800円(税別)
あらすじ
公式サイトのストーリー参照。
システム
クリックで読み進めていき、選択肢でシナリオが分岐する、一般的なエロゲ。
ウインドウサイズは1280*720のワイド。
システム設定は最低限のものしかありませんが、必要なものは大体揃っています。
バックログジャンプがないのと、EDのスタッフロールが初回はクリックで飛ばせないのがちょっと気になりました。
裸立ち絵あり。
プレイ時間は共通1時間、個別ルート1時間とボリュームは少なめで、3、4時間あればコンプ出来てしまいます。いくらミドルプライスとはいえ、7800円でこれはさすがに短すぎる……。
妹について
名前 | 年齢 | |
---|---|---|
大内 早千(おおうち さち) | 兄の1つか2つ下? | |
一人称 | 兄呼称 | |
アタシ、私、早千 | お兄ちゃん | |
身長 | 体重 | スリーサイズ |
150cm | 38kg | 82(D)/52/70 |
CV | 原画 | シナリオ |
風花ましろ | ちぜ、他 | 佐鳥メロメ、Titan22 |
備考 | ||
9月18日生まれの乙女座、A型 |
主人公の妹。
学生で兄とは同じ学園に通っている。
昔は内気で大人しい妹だったらしいが、今ではすっかり勝気で生意気な妹に。
態度は生意気ですが、妹の好感度自体は最初からMAX。
兄に処女を上げたいと内心考えていて、わざと胸チラして兄を誘惑してきたりします。
兄と恋人のような関係になりたいのに兄妹ではなれないことに悩んだり、お兄ちゃんの支えになりたいと考えているなど、健気で可愛いところも。
妹の実義についてですが、パッケージやプレイ開始時の警告に「登場する人物に血縁関係はありません」と書いてありますけど、作中には血が繋がった妹や実の兄という表現が何度も出てくるし、それを否定するような描写はまったくないので、実妹と考えて問題ないと思います。
早千のCG枚数は17枚で、Hシーンは8つ。
CG内訳はすべてHCGです。
スマホ見ながら胸チラしてるのとお風呂上がりのバスタオルCGがお気に入り。
HCG自体は悪くないのですが、Hシーンは短めで、個人的には使えなかったです。
(うわーん! やだやだ! お兄ちゃんはアタシだけのお兄ちゃんなのにーっ!! こうなったら、妄想の中でだけでもお兄ちゃんとエッチなことしてやるんだからっ!)
「ちぇっ、つまんないの。そういうのって女の子受けしないよ? まー、だからお兄ちゃんはモテないんだろーけど」
「いいのっ! 妹だからこんなこと出来るんだもんっ! 妹だから、いつでもセックスできるんだもんっ!」
兄について
主人公。
学生でD組所属。
部活はゲーム部で、自分でシナリオを書いてアドベンチャーゲームを作ったこともある。
家族構成は両親と妹の4人家族。
両親とは一緒に住んでいるが、共働きで忙しいということで、作中の出番はまったくなし。
性格は可もなく不可もない普通のエロゲ主人公だが、ヒロインたちにはなぜか強烈な好意を寄せられている。
常識人ではあるが、童貞でHなことに興味あるお年頃でもあるので、ヒロインたちの誘惑に一応抵抗を示しつつも、つい流されてしまう。
妹のことは生意気な妹だと思っていて、妹への態度もかなり雑であしらう感じ。
「俺をからかいやがって……! そういう悪い妹にはお仕置きが必要だな!!」
「そうか? 俺はビッチな早千が好きだぞ」
「くぅ……っ! イヤなわけないだろっ! お前は……早千は俺のモノだっ!」
シナリオ
この作品の最大の特徴は、ヒロインたちの考えていること(モウソウ)が、プレイヤーにだけわかるというところ。会話の合間にヒロインたちが考えていることが挿入されるのですが、これがやたら頻繁なのでテキストのテンポはあまり良くないです。
そのモウソウの内容も痴女といっていいレベルで、どうにかして主人公とHな関係になろうというヒロインたちの肉食な姿勢にはドン引き。
ただ、それは共通ルートまでの話で、個別ルートに入ると慣れたのか気にならなくなりました。
共通ルートの序盤は憂巳に演劇部に誘われて、脚本を書くことに。
ヒロインである憂巳や霞純は積極的に主人公を誘惑してきます。
早千は妹ということで最初のうちは大人しめですが、共通の後半になるとお風呂上がりに裸を見せつけたり、兄を想ってオナニーしたりと積極的になっていきます。
(ここからネタバレあります。未プレイの方はお気をつけ下さい)
早千ルートに入ると、即エッチシーンに突入。
早千が、兄の嫉妬を引き出すために彼氏がいるようなことを匂わせるのですが、それを素直に信じてしまったお兄ちゃんは嫉妬にかられ、早千に無理やりHなことをしようとします。とはいえ、早千は兄のことが好きなので本気で嫌がるわけじゃないですし、兄も本当に酷いことはしないうえに、後でちゃんと反省しますので安心。
兄妹でHすることに悩むシーンもありますが、そこはあっさりめ。
それを逆に利用して兄を振り回す早千の小悪魔っぷりが楽しいです。
ラストは特に何が起きるというわけでもないのですが、余韻は悪くないです。
(ネタバレここまで)
他ルートの早千
兄に恋人が出来たら普通に応援してくれます。
特に見どころはないので、妹目当てならプレイしなくても問題ありません。
親バレ、周りバレ
ネタバレなので隠します。構わない人は反転して読んでください。
両方なし。両親は話に出てくるだけで、まったく登場しません。
禁忌、背徳描写
それなりにあります。
二人とも兄妹でHするのは良くないことだと理解していますし、そのことについて悩みますが、そこまで深刻にはならないです。
予約特典ボイスドラマ「ジャミングG×3!」について
こちらからダウンロードできます(要ID)。
ボイスドラマの長さは31分23秒。
内容は早千が兄との初めてを妄想しながらオナニーするシーンから始まり、霞純が自宅にやってくる、早千が出かけている間に主人公の部屋で霞純がオナニー、憂巳が自宅にやってくる、主人公の部屋で憂巳がオナニー、早千が帰ってくる、オナニーが途中で中断されちゃった霞純と憂巳が家で続きをするためにそそくさと帰る、早千がオナニーの続きをやろうとしたら兄が帰ってくるという感じ。
主人公は登場しません。
まとめ
これは当たりですね。
シナリオは短いですが、上手くまとまっています。
特に兄妹描写がすごく良いです。
普段のやり取りは結構ラフで、お互い憎まれ口を叩いたり、からかったりなどもするんですが、心の底ではお互いのことをちゃんと想っていたり、言葉に出さなくても通じ合ったり、兄妹だから似たもの同士など、ツボを押さえた描写はグッとくるものがあります。日常生活で妹のちょっとHな姿を見て、つい意識してしまうなんて描写もなかなかリアル。Hする関係になっても、兄妹の関係や態度が全然変わらないのもいいですね。
お兄ちゃんも、妹の嘘や誘惑にあっさり引っかかったり、妹との関係でウジウジ悩んだりと、ややヘタレなところはありますが、そうやって妹に振り回されたりする情けないところや、独占欲強めなところが愛嬌あって、個人的には結構好きです。
早千も、お兄ちゃんが好きなのに素直になれなかったり、自分から誘っておきながら、ちょっと想定外なことが起こると、すぐ慌てちゃうチョロいところがとっても可愛いですね。兄が好きな理由もちゃんと描写されますし、意外に健気なところが、普段の小悪魔な部分とギャップがあって萌えました。
短いながらもツボを押さえた兄妹描写がグッド
お気に入り度(10点満点) 9
おまけ
プレイした際のTwitterでの呟きをまとめました。
良かったら参考にしてみてください。
『モウソウスピーカー』プレイ開始。今夜中に早千ルートを終わらせたい。
— JITSU(じつ)@Q-X(きゅーくす)応援中 (@JITSUMAI) 2019年9月27日
体験版部分終了、ここからは未知の世界だ。いつもながらこの瞬間はワクワクする。先がわからないというのは楽しいものだ。
— JITSU(じつ)@Q-X(きゅーくす)応援中 (@JITSUMAI) 2019年9月27日
共通ルート短いな。体験版部分をほぼ飛ばしたせいもあるが、1時間もかからなかったぞ。 pic.twitter.com/I4dYdojblu
— JITSU(じつ)@Q-X(きゅーくす)応援中 (@JITSUMAI) 2019年9月27日
妹ルートに入ったら3分でHシーンに突入。展開早すぎ(笑)
— JITSU(じつ)@Q-X(きゅーくす)応援中 (@JITSUMAI) 2019年9月27日
パッケージや注意書きに血縁関係はありませんってハッキリ書いてあるからちょっと不安だったが、実義は大丈夫そう。まぁ、最後でひっくり返される可能性はゼロじゃないから、まだ安心は出来ないが。 pic.twitter.com/ph3C7d6hWj
— JITSU(じつ)@Q-X(きゅーくす)応援中 (@JITSUMAI) 2019年9月27日
もちろん実妹で、最後に義理オチでひっくり返されることもないから安心していいぞ。
— JITSU(じつ)@Q-X(きゅーくす)応援中 (@JITSUMAI) 2019年9月27日