『僕たちは繁殖をやめた』第1話~6話の感想

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マガポケで2020年12月から始まった漫画です。

この記事には作品の重大なネタバレがありますので、お気をつけください。

感想

第1話 僕たちは出会ってしまった


主人公の心(しん)は大学の映画研究サークルに所属している3年生。
売れっ子小説家の父を持ち、最高の映画を作るのが夢ですが、現実はなかなか上手くいかないという状況です。


そんな心ですが、ある日街で見かけた美人が気になり、つい隠れて彼女を撮影してしまったところ、盗撮魔と勘違いされてしまいます。


誤解が解けて、彼女に自分の作る映画に出てほしいと頼み込む心。



彼女に渡した脚本は気に入ってもらえ、彼女(大迫 瞳(おおさこ ひとみ))が実は自分の大学の新入生であることもわかり、いい感じに仲良くなっていく二人。


しかし、その彼女が実の妹であることが、読者目線で判明したところで1話は終わります。

なかなか引き込まれる導入部ですね。

「生き別れの妹と出会い、そうと知らずに恋に落ちる」
昔からよくある物語のパターンではありますが、最近はあまり見かけないので逆に新鮮です。

第2話 禁断の愛

サークルの代表である巨匠(あだ名)が心の書いた脚本を気に入ってくれ、これからどうするか打ち合わせをすることに。


巨匠に脚本の「禁断の愛」がこのままでは弱いと指摘され、瞳は「近親相姦」を提案しますが、実際に妹がいる巨匠は否定的。


心を「似た者同士」だと感じる瞳。
それを確かめるためにデートに行くことに。


瞳とのデートを楽しみにする心に、父親が血の繋がった妹がいると告げたところで2話は終了。

「近親相姦」や「似た者同士」など、二人が兄妹であるという伏線がチラホラ出てきますね。
相手が瞳とはまだ知りませんが、自分に妹がいるということを心が知る回でもあります。

第3話 生き別れの妹

父親から、妹について詳しく教えられる心。

妹は2つ下で、現在は心の生みの親と一緒に暮らしていること。
父親は、心が生まれた後、生みの母親と離婚しており、今の母親は、義理の母親であること。

突然、今まで知らなかった事実を告げられ、ショックを受ける心ですが、なんとか気持ちを切り替え、瞳とのデートに臨むことに。

デートの最中に映画の脚本の話になり、つい自分に父親の隠し子である妹がいると話してしまった心は、瞳と気まずくなってしまいます。

トイレに行っている間にナンパされた瞳に、断る口実としてお兄ちゃんと呼ばれ、ドキドキする心。

そんな時、父親から電話があり、生みの母親に会わないかと言われたところで3話は終了。

デート回です。
瞳のお兄ちゃん呼びは破壊力高いですね。
兄妹だと知らずにラブコメする二人は、見てるこちらもドキドキします。

第4話 僕たちの家庭事情

心に電話があった時と同じく、瞳の方にも母親から父親に会わないかという電話が。
奇遇すぎて、まさかと思う二人ですが、ありえないと笑い飛ばす二人。
結局二人は会うのを断り、家族が揃うのは、また別の機会に。


楽しいデートが終わった帰り道に、瞳に家に誘われる心ですが、マンションの前に瞳の母親がいて、とっさに隠れることに。
瞳と密着してしまい、ドキドキする心。


母親に見つかり、心に好意を持っていることを伝える瞳。
これは、後々ヤバいことになりそうですね……。
母親の方は18年会ってなかったこともあり、心が自分の息子だとは気づいていないようです。

もうすぐサークル合宿ということで、一晩同じ屋根の下で過ごすことにドキドキしているところで、4話は終了。

第5話 合宿

瞳とのデートから数週間後。
二人は、映画研究サークルの新入生歓迎合宿に参加することに。


合宿では新入生が作った映像作品の品評会が行われ、瞳がモデルになったイメージビデオが優勝。

外の空気を吸いに行ったという瞳が気になる心は追いかけるのですが、足を踏み外して転落してしまいます。


落ちた先で瞳に介抱された心は、瞳の母がもう長くないということを伝えられ、瞳を励ますために即興で思いついた脚本の話をすることに。


気持ちの盛り上がった二人は、降りしきる雨の中、キスを交わします。

兄妹だと知らず、どんどん深みにハマっていく二人。
5話でキスまで行くとは展開早いですね。

第6話 告白


母親の余命については、母親の余命短い詐欺だと母親に言われ、それを心に伝える瞳。


何事もなくて良かったと安心した心は、瞳に告白しようと決心するのですが、途中でヘタレてしまい、結局瞳の方から告白されることに。


傍から見ると順調で何の問題もなさそうな二人ですが、モノローグが不穏すぎる……。

妹について


主人公である心の生き別れの妹。

名前は大迫 瞳(おおさこ ひとみ)。
音羽大学1年生で、兄の2つ下の18歳。

母子家庭で育ち、母親と二人で暮らしている。

黒髪ロングのスタイル抜群な美人で、親しみやすい性格。
空手をやっており、体力はある。
物書きに憧れており、当初は文芸部に入部するつもりだったが、心の脚本を見て映画研究サークルに入ることに。

街で偶然出会った心のことを、兄と知らず惹かれていく。

一人称は「私」
兄呼称は「心先輩」「お兄ちゃん」

血の繋がった妹という表現もありますし、設定的にも実妹はほぼ確定。

兄について


主人公。
名前は百足 心(ももたり しん)。
映画研究サークルに所属する音羽大学3年生。

売れっ子小説家の父を持ち、最高の映画を作るのが夢。
現在は、父親と義理の母親との3人暮らし。

少々情けない性格だが、脚本の才能はあるらしく、それがきっかけで、妹である瞳と仲良くなる。
瞳のことを、妹と知らずに惹かれていくが……。

あとがき

二人が両想いになるまではプロローグという感じで、展開が早いですね。
いずれはお互い兄妹だと知ってしまうことになるのでしょうが、そうなった後、一体二人はどうなるんでしょうか?
ノローグでは「想像もできない悲劇的な運命」などと書いてありますし、実の兄妹ということで、すんなりとしたハッピーエンドは難しそう?

ちょっと心が情けない感じなのが気になりますね。
そのうち肝心なところでヘタレそうで怖い……。


妹の実義については、公式Twitterの宣伝で実の妹とありますし、さすがに義妹オチはないでしょう(ないよね?)。

なかなか読み進めるのが怖い話ですが、同時にドキドキして面白いのも事実。
これは名作の予感がします。