この記事には作品の重大なネタバレがありますので、お気をつけください。
生き別れの“兄妹”は運命的に再会する。
ただの男女として──。
決して結ばれてはならない二人が織りなす
禁断純愛ラブストーリー!!
瞳は余命僅かの母親に寄り添うために、心との関係を断ち切ることにした。それから時は流れ2年後――。就職した心は、若手女優として芸能界で活躍する瞳と再会する。互いの未来のために未練をひた隠しにし、兄妹として振る舞う二人は、近親交際を仄めかす週刊誌記事の存在を知り――。
(上記はAmazonのあらすじより転載)
内容紹介と感想
今回も単行本とKindle両方で購入しました。
表紙はブーケを持って幸せそうな瞳。
最初見た時は「堀江さんの結婚式の時の瞳かな?」と思ったのですが、確認してみると、服は同じですけど、髪型が違うし、ネックレスも付けてないですね。
描き下ろし漫画の瞳とも微妙に違うので、「これは未来の心との結婚式をイメージしたものなのかな」と僕は思いました。
裏表紙。
シリアスなはずなんですが、帯に書いてあるコマのパンパンという擬音で笑ってしまう(笑)。
目次。
6巻は第44話から最終話までが掲載されています。
おまけは心と瞳の描き下ろし漫画。
おまけその2の銭丸&巨匠番外編はWebで公開されているもので、新規エピソードや描き下ろしはなし。
Twitterで公開された番外編は、単行本には掲載されてません。
掲載された番外編も1ページに4ページ分を無理やり詰め込んでいるのでコマが小さくて見づらいですし、どうもページが足りなかったようです。
各話の感想については、連載時に書いているので割愛。
jitsumai.hatenablog.com
読み直してみて気になったところだけ、抜粋していきます。
この脚本は結局なんだったんですかね?
最終回のやつは「やっと書き始めました」と言っていたので、これとは違うものでしょうし。
46話の感想で「百足 瞳」が芸名なのか本名なのかと書きましたが、よく読むと心が女優って言ってましたね。
他にも銭丸や巨匠が大迫と呼んでますし、「百足 瞳」は女優名だったようです。
戸籍もおそらくそのままかな。
堀江さんの婚約発表。
これがまさか最終回の伏線だったとは、当時まったく気づかなかったですね。
臼井さんの2.5次元への傾倒。
これも、最終回の伏線だったんですね。
これも最終回以降の伏線だったのかな?
少なくとも実母と義母の二人は、心と瞳の味方になってくれるようです。
第51話「ハッピーエンド」の時の瞳の台詞。
連載時は気づかなかったですが、ここ「少なくとも私が探した中では…」っていう補足の台詞がついてますね。
48話の時にそんなことはないという読者からのツッコミが殺到したんでしょうか?(笑)
最終話については、改めて読み返しても特に新しい発見はなかったです。
Webで読んだ時と感想は同じですね。
おまけ漫画は、心と瞳が二人で中古のウェディングドレス屋に出かけるお話。
瞳のウェディングドレス姿や二人のイチャイチャもちゃんとあります。
後半のHで瞳の妊娠フラグが立ったかと思いましたが、右下のコマのモノローグを見る限りはなさそう。
二人とも子供を作る気はないし、結婚も諦めてるというのは寂しいですが、逆に考えれば他の人とどうこうなる可能性も無いというわけで、前向きに捉えましょう。
ここからは、恒例の乳首修正チェックです。
毎度のことですが、ブログの都合上モザイクを掛けてますのでご容赦を。
単行本。
左のページはいつも通りの意味無し修正ですが、右はちゃんと見えてます。
乳首修正は以上です。
6巻は最後だからか、ちゃんと見えてるシーンが多かったですね。
描き下ろし漫画もありますし、買う価値はあるかと思います。
総評とあとがき
ということで、これで繁殖の感想記事も終わりです。
この作品を改めて振り返ってみると、第17話までは文句なしに面白かったですね。
第22話で作者さんが産休に入ったあたりから、だんだん雲行きが怪しくなり始め、第40話の母親の子供を作れ発言から明らかに物語が迷走し始めました。
結局、兄妹恋愛については根本的な問題が解決しないまま中途半端な感じで終わってしまいましたが、ハッピーエンドなのは間違いないですし、二人が実兄妹で恋人のまま終わってくれたのは良かったと思います。
今更ですが、やっぱり産休が1ヶ月は少なすぎたと思うんですよね。
もし、ここで作者さんが半年か1年ぐらいしっかり休みをとって万全の状態でこの作品を書いていたら、もっと良い結末になっていたんじゃないかなぁと思わずにはいられません。
まぁ、今更過ぎたことを言ってもしょうがないのはわかっていますが、この点だけはどうしても言っておきたかったです。
あと、巨匠と銭丸の番外編が中途半端なままで終わったのも、残念でしたね。
てっきり単行本で2人の結末が描かれると思っていたのに、まさか中途半端な再録のみとは……。
僕を含め、この2人がどうなったのか気になっている人は多いと思うのですが。
最後になりますが、作者のさおとめ やぎ先生、この繁殖の感想記事を読んでくれた読者の皆様、お疲れ様でした。
色々と不満や愚痴を言ったりもしましたが、この1年半、ハラハラしながらリアルタイムで作品を追いかけた時間は、なんだかんだ言って楽しかったです。
この記事やブログが、兄妹恋愛について真剣に考えるきっかけになってくれれば幸いです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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