『兄と妹のしたいしたいしたいコト』2巻の感想

作品情報

実の妹・雫に対して抱いている性的な欲求を押し殺しながら、
妹をモデルにしたエロ漫画を成人誌で発表し続ける漫画家・虹太。
彼は自身の作品と歪んだ愛情を雫に対してひた隠しにしていたが、
あるとき運命が悪戯し、雫は兄の描いた作品を目にしてしまう。


ひとつ屋根の下で暮らす兄・虹太が自らに対して抱く感情を
知った雫は何を思い、何を為すのか――?

上記はAmazonの内容紹介より転載。

『月刊コミック電撃大王』で連載中の一般漫画で、兄妹モノ。
タイトルの公式略称は「しししコ」。

ニコニコ静画ComicWalkerの方で、一部の話が無料で読めます。

jitsumai.hatenablog.com
森山兄妹や作品については、1巻の感想に書いたのでそちらを御覧ください。


今回はゲーマーズKindleで購入しました。


限定版の描き下ろしアクリルフィギュア。
白の水着姿の雫です。


描き下ろしミニ色紙。
指でハートマークを作った中学生時代の雫。
ここだけ見ると、凄い普通の妹に見えるなぁ……。

内容と感想


表紙。
ちょっとわかりづらいですが、兄妹の目と髪の色が同じですね。
前回は気づかなかったですが、1巻の表紙もそうです。


裏表紙。
安易に禁断という言葉を使わないのは好感持てます。


目次。
2巻は7話から12話まで掲載されています。
1ページの描き下ろしのあとがき漫画あり。


兄が自分をモデルにエロ漫画を描いていることを知ってしまった雫。


雫がどう思ったのかはハッキリと描かれていませんが、その後の態度を見る限りどうやら嬉しかったようです。
ぐちゃぐちゃトロォな表現は、雫の性的なアレっすか(笑)?


兄が入っているお風呂にやってくる雫。
水着はアクリルフィギュアで着ていたのと同じやつですね。


回想シーン。
両親に愛されていた雫とは違い、実家での兄の扱いはよくなかったようですね。
母親に比べると、父親の方はまだちょっと理解ありそうな感じはしますが。


雫の誘惑を振り切る兄。
1話で既に手を出してしまってますし今更感はありますが、妹を大事にしたいという姿勢はいいですね。


7話と8話の間に挟まれた番外編は、雫の大学生活の様子。
男女問わず人気があって上手くやっているようですが、本人は兄のことしか見えてないという感じの内容です。


8話より。
ヤンデレ雫さん。


バラバラにされた後、瓶詰めにされてしまった茉莉ちゃん……ではなくピクルスです(笑)。
現実にならないことを祈りたい。



雫の後押しのおかげで、茉莉ちゃんと仲良くなる兄。
ここからどんどん不穏な展開になっていきます……。


兄妹の母親登場。
ちょっと病んだ感じが、あの兄妹の母親って感じしますね。


漫画のモデルになるために中学生の頃の制服を着てくれた雫を見て興奮し、押し倒してしまう兄。
妹の掌の上、コロコロー。



その場面を目撃してしまった茉莉ちゃんは、自分が彼女になることで、兄の雫に対する気持ちを受け止めるという提案をしてきます。



当然断るかと思いきや、その提案を受け、茉莉と付き合うことにした兄。
表面上は祝福する雫ですが……。


茉莉ちゃんと付き合うと決めたその夜に、昼間のことを思い出して、妹をネタにオナニーする兄。
不安しかない……。


茉莉ちゃんとのデートの練習という名目でデートする兄妹。
雫も茉莉ちゃんとのデートが上手く行くように、甲斐甲斐しくアドバイスしてくれます。
一見、良い妹ですが……。


本番の茉莉ちゃんとのデート。
「雫のアドバイス通り」に振る舞う兄。
雫のデートの時とは、兄の表情が……。



兄の行動に他の女の影を感じて、不安になる茉莉ちゃん。
病むー。


漫画や茉莉ちゃんとの付き合い方で悩む兄に対し、キスの練習に付き合ってくれるという雫。


てっきり雫は経験あると思ってキスしたものの、初めてのキスだったと言われて混乱する兄。
いつものように転がされてます。


妹とのキス描写は何ページにも渡って、念入りに描写されています。
さすが俺妹を出した電撃だけあって、寛容ですね(笑)。


この後、無事に茉莉ちゃんともキスできた兄ですが、その反応に傷ついた茉莉ちゃんが兄をホテルに誘ったところで2巻は終わりです。

あとがき

うーん、どう評価していいのか迷うなぁ……。
2巻の後半で茉莉ちゃんと兄が付き合うことになりましたが、どう見ても茉莉ちゃんは当て馬なんですよねぇ。
だから、最終的に兄妹が結ばれてくれさえすれば、兄妹恋愛的には問題ないっちゃないんですが、それでも兄と茉莉ちゃんのキスシーンは見てて気持ちいいものではなかったですね……。

作者さんのあとがきを見ると、兄と茉莉ちゃんが付き合う展開は連載開始前から考えていたらしく、作者さんが描きたい物語だったということで、別に編集さんに言われて、こういう展開にしたというわけではないようです。

僕的にはキスシーンまではギリ許容範囲ですが、この後、妹以外の女の子とHまでされるとさすがにキツイ。
雫がどこまで計算してやってるのかはわかりませんが、茉莉ちゃんが悪人ならともかくとして、普通に良い子なので、「あまり酷い目に遭わせるような真似はやめてほしいなぁ」というのが、正直な気持ち。
「妹に他の人を傷つけるような真似はしてほしくない」ですね。

まぁ、とりあえず、もうちょっと見守りましょう。

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