『電撃G'sマガジンキャラクターコレクション シスター・プリンセス 〜お兄ちゃん大好き♥〜 3.衛』の感想

作品情報

シスター・プリンセス』の原作者である公野櫻子先生による描き下ろし小説。
全12巻からなる『キャラクターコレクション』のうちの1冊で、衛視点の独白形式によるエピソードが7編掲載されています。

衛について

名前 推定年齢 一人称 兄呼称
12~14歳 ボク あにぃ
身長 誕生日 星座 CV
150cm 10月18日 天秤座 小林由美子

スポーツが大好きでボーイッシュな女の子。
スポーツはボード系が得意で球技は苦手。
兄と一緒に遊んだり、スポーツをしたりするのが大好きで、女の子扱いされるのを嫌がっている。

感想

1 あにぃとスノボの夢

前半は、女の子じゃなくて男の子に生まれたかったとボヤく衛の独白。
小さい頃は男の子や兄と一緒に遊んでいたのに、大きくなるにつれて女の子であることを理由に、だんだんと距離ができてしまったことを不満に思う衛の心情が語られます。

後半は家族でスキーに行くお話。
お父さんと“抱っこスキー”をしたり、兄にスキーを教えてもらったのがきっかけで、雪山やスノボが大好きになったというエピソードです。

2 衛ちゃんの身体検査

学校で行われた身体検査のお話。

「あああ、あの、ボク、まだブブブブラジャー、して……ないんです!」

この台詞にクッソ萌えた衛好きは多いはず。

ボ、ボク、ブラジャーなんてしたら……ますますあにぃに女の子扱いされるよ。ボクは……ボクは、いつまでもあにぃと一緒にいたいから、……そんなもの、そんなもの絶対しないんだぁっ……うわーーん!!

衛はノーブラ。
非常に重要なことなので覚えておきましょう。
衛好きにとっては常識ですよ。

なんでリピュアのキャラクターズパートはこの話をやってくれなかったのか……。
安西先生……!! 恥じらう衛が見たかったです……。

3 洞窟探検へレッツゴー

兄と二人で海水浴に行くお話。

小さな洞窟を見つけて、最初は張り切って探検していたのに、だんだん怖くなってきて兄にしがみつく衛が……ね。
いつも元気な衛が不意に見せる女の子らしさに、僕はもう完全にノックアウトですよ。


このP.37の衛の挿絵はめっちゃ可愛いです、萌えます。

4 自転車がやってきた!

新しく買ったMTB(マウンテンバイク)に大はしゃぎする衛のお話。

その時ボク、なんだか自分が恥ずかしくなっちゃったよ。スポーツにはケガとかってつきものだし、ボクも擦り傷や打ち身なんかしょっちゅうだけど……でも、ほかの人を危ない目に合わせるようなコトしたらイケナイよ! ボク、自分が考えが足りなかったこと知って……ちょっぴり悔しかったんだ! ……でも、だから、それ以来……ローラーブレードは絶対に道ではやらないって決めたんだよ。

うーん、偉い。
そんな衛なのに、ウニメでは家の中で所構わず滑りまくってましたよね、8話とか。こういうところ、アニメのスタッフはわかっていなくて嫌でした。

細かいことですが、この本の1話や7話では衛の両親に対する呼称が「お父さん、お母さん」だったのに、この話では「パパ、ママ」になっています。作者のミスなんですかね?

5 2人でショッピング?

“お兄ちゃんの日”に兄と二人でキャンプに行くことになった衛が、キャンプ用品を揃えるためにショッピングに出かけるお話。

兄とのキャンプに思いを巡らせ、一人で大はしゃぎしている衛を見ていると、衛もやっぱりシスプリの妹だなぁと思いました。

ショッピングには一人で出かけるのですが、偶然居合わせた兄と一緒にショッピングすることに。
タイトルに?マークがついているのは、そういうことですね。

6 キャンプへ行こう!

兄と二人で行ったキャンプのお話。

二人で釣りや水切りをするところまでは順調だったのですが、カレー作りは衛が大失敗。
運動は得意な衛ですが、料理は全然ダメなようです。

7 サッカーをやるときは……

リピュアの衛のキャラクターズパートの元になったお話。

サッカーで失敗したのと、男の子たちにもうちょっと女の子らしくしてればいいのにと陰口を叩かれたことで衛は落ち込んでしまうのですが、そこに現れた兄の対応が良かったです。

「あにぃは……ボクがもっと女の子らしい方が……好き?」


そしたらあにぃは……ホントに突然の質問だったのに……なにバカなこと言ってるんだって笑って、「どんな時も、そのままの衛でいいんだよ」って……言ってくれたんだ。

両親を含め、周りからは女の子らしくしなさいと言われるなか、兄だけは当然のように衛のことを肯定してそのままでいいと言ってくれる。そりゃぁ、衛だって兄のことを大好きになりますよね。

原作の兄は、妹たちが好きになるだけの格好良さや優しさを持ち合わせているのが良いです。

まとめ

萌えとシリアスのバランスが取れていて、挿絵も良いのが多いという衛好きにはたまらない内容です。
衛好きなら絶対に読むべし!
jitsumai.hatenablog.com

CD『月夜のワルツ』の感想

感想

「UnN/A」の通販で購入したCD『月夜のワルツ』が届いたので感想を。


表面。


裏面。


開いたところ。

トラック1 月夜のワルツ(『恋愛教室』EDソング) 3分35秒

エロゲのEDソングというよりはアニメのEDソングみたいで、みんなの歌で流れていそうな歌です。
三拍子のリズムが聴いてて気持ち良いですし、なかなか良い曲だと思います。

トラック2 ボイスドラマ「待ちぼうけの処方箋)15分52秒

主人公の妹である和羽(CV.藤咲ウサ)のボイスドラマ。
兄の転校初日に、引っ越しの荷物を片付けながら兄のことを想う和羽のお話。
以下、箇条書きで感想を。

和羽の一人称は和羽、兄呼称はお兄ちゃん。
実の妹描写あり。
以前は東京に住んでいて、女の子がたくさんいる田舎の学園に兄が転校することを不満に思っている。
和羽は兄のことを優しくて、頭良くて、世界一理想的な格好良い人と思っていて、相当なブラコン。
兄を学園の女の子に取られてしまうのではないかと不安に思っている。
和羽は自分の容姿や体力の無さにコンプレックスを持っている。
病弱で薬を飲んでいる。
過去に病気のことで、何か兄に迷惑をかけたらしいが、詳細は不明。
料理が好き。(下手ではないようです)
自分を卑下するようなところあり。
自分がブラコンという自覚あり。
エロは無し。

トラック3 月夜のワルツ(『恋愛教室』EDソング) 3分35秒

トラック1のインスト(歌無し)バージョン。

まとめ

ボイスドラマを聴く限りは、和羽はかなり可愛いと思いました。
CVの藤咲ウサさんの演技も問題無し。
自分を卑下するようなところと、意外に頭が良さそうなところは『ひよこストライク!』の雛に似てると感じました。これはなかなかの良妹の予感がしますね。

『電撃G'sマガジンキャラクターコレクション シスター・プリンセス 〜お兄ちゃん大好き♥〜 2.花穂』の感想

作品情報

シスター・プリンセス』の原作者である公野櫻子先生による描き下ろし小説。
全12巻からなる『キャラクターコレクション』のうちの1冊で、花穂視点の独白形式によるエピソードが7編掲載されています。

花穂について

名前 推定年齢 一人称 兄呼称
花穂 9~11歳 花穂 お兄ちゃま
身長 誕生日 星座 CV
143cm 1月7日 山羊座 望月久代

お花のお世話が好きな、ちょっぴりドジで泣き虫な女の子。
チアリーディング部に所属していて、大好きな兄の応援をするために日々頑張っている。

感想

1 お兄ちゃんともみの木

クリスマスツリーの飾り付けに関する花穂ちゃんの思い出話。

転んでクリスマスツリーを半分にへし折る花穂ちゃんのドジっ子ぶりが凄い(笑)

2 あこがれのセンパイ

チアリーディングに関するお話。

花穂ちゃんがチアリーディングを始めるきっかけになった兄との思い出話や、竜崎先輩に意地悪されて泣きながら家に帰っちゃう花穂ちゃんのエピソードがあります。

……あ。
……お兄ちゃま……。
……スゴイ、花穂……
お兄ちゃまの笑顔が見えるよ……。
……「どんなにつらい時にも喜びをあたえる笑顔」……。
……これって、これって……お兄ちゃまの……笑顔のことだぁ!
……くすっ♡

一人で幻覚を見る花穂ちゃん。
花穂ちゃんは薬でもキメてるんじゃないかと心配になりました(笑)

3 太っちゃったかも!

太っちゃった花穂ちゃんがダイエットを頑張る? お話。

頑張る前に挫折しそうになっていました(笑)
小学生がダイエットなんかしなくてもいいのにと思いますが、女の子はいろいろ大変ですね。

4 お習字の思い出

タイトル通りですね。

小さい頃の花穂ちゃんがお習字教室に通うことになって、兄が一緒についてきてくれた時のエピソードがメイン。妹を優しく見守る兄の様子が良い感じでした。

5 ぴっかぴっかの赤い靴

リピュアの花穂ちゃんのキャラクターズパートの元になったお話。

ママに買ってもらった新品の赤い靴をはいて、お兄ちゃんの家にお出かけするお話です。

あっ……でももう、鼻息が……花穂の手に……あっ、あっ、あっ……お兄ちゃまぁ……!

原作でも犬に遭遇するシーンはやっぱりエロかったです(笑)
キャラクターズパートの後半部分のやたらエロいカットは、アニメオリジナルみたいですね。原作よりアニメの方が良い出来な珍しい例です。

6 子猫の赤ちゃん

捨て猫を拾ってお世話する花穂ちゃんのお話。

ママは猫を拾ってきた花穂ちゃんを叱るでもなく、優しく対応しているのが印象的でした。猫のお世話をする花穂ちゃんは、いつものドジっぷりを発揮することもなく母性的で、ほのぼのしましたね。

7 星の降る夜

花穂ちゃんが、学校の授業の宿題である天体観測をするお話。

“お兄ちゃんの日”に、兄と一緒に街外れの丘に星を見にいくことになるのですが、兄と手を繋いでドキドキしちゃう花穂ちゃんが非常に可愛かったです。花穂ちゃんはまだまだ子供で、兄に対しての好きは憧れや頼れるお兄ちゃんという気持ちが強いのですが、花穂ちゃんもやっぱり女の子なんだなぁと感じられて新鮮でした。

まとめ

全体的にほのぼのしたエピソードが中心です。
特筆するような出来事もなく面白みは少ないですが、花穂ちゃんの可愛さは十分満喫できる一冊でした。
jitsumai.hatenablog.com

『星恋*ティンクル』【第13回フォロー&RTキャンペーン】開催中、『お兄ちゃん大好き!』E-moteのサンプル追加

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僕はツイッターできゃべつそふとをフォローしてるんですが、パッと見では第12回とほとんど同じなので、第13回が始まっていることに今まで
気づかなかったです……。

『お兄ちゃん大好き!』E-moteのサンプル追加

サンプルページ

サンプルのタイトルが酷い(笑)
夕凪は軽く身体を動かしているだけで揺れるのに、里桜は必死に大きく身体を動かしてアレだけなのが細かいですね。