『たがいの罅』幕間001~003公開、本日6月12日は『おにキスH』やよいの誕生日

『たがいの罅』幕間001~003公開

幕間001

妹が他の男と話してるのが面白くないのはわかるけど、何もそこまで怒らなくても……と思う一方で、そこまで強く妹を想うことが出来る一翔が羨ましかったりもする。兄心というやつは面倒くさいですな。

本日6月12日は『おにキスH』やよいの誕生日

前回のまひると同様に公式サイトがやよい仕様となっています。

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今日の21時からニコ生もあります。

『シスコン兄とブラコン妹が正直になったら』第12話公開、『兄ート先生の発酵メシ』最終回公開

『シスコン兄とブラコン妹が正直になったら』第12話公開

第12話 あの子のひみつが気になったら

今回はあみちゃん回というか、海水浴の前振り回。

シャンプーの話の時の兄の誤魔化し方下手か!!二人とも海に一緒に行けることを無邪気に喜んでますが(可愛い)、こんな調子でちゃんと秘密が守れるのか心配ですね。

普通の兄妹恋愛モノって、兄妹であることは周りに知られていて、付き合ってることを隠そうとするものですが、この作品の場合は逆で、付き合ってることは周りに知られていて(あくまで恋人ごっこですが)、兄妹であることを隠すという構図なのが面白いですよね。

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『兄ート先生の発酵メシ』最終回公開

唐突に完結になってて、ビックリしました。
兄の塾の開業に浮かれる妹、兄と離れるのを寂しがる妹、妹の助けてくれというサイン、話したいことがあるというサインをちゃんと読み取る兄、兄妹の過去回想を絡めた兄妹描写と良い最終回でしたね。
兄妹恋愛はないですが、元々そういう感じの話ではなかったですし、兄妹モノとしては良かったと思います。

『あにいもうと』の感想

作品情報

あにいもうと

あにいもうと


短編集です。
表題作の『あにいもうと』とその続編である『あにいもうと after』はそのうちの二編。(上記の目次のキャラが妹です)

これ以外の作品は兄妹モノじゃないので割愛。

感想

理央が妹。
13歳の女子中学生。
一人称は「私」
兄呼称は「お兄ちゃん」「おにいちゃん」


話をざっくり説明すると、ブラコンの妹が、結婚する兄を諦める話です。
兄は妹の事は普通に妹としてしか思ってないですし、妹の気持ちにもムカつくぐらい鈍感です。

兄の婚約者に兄を取られたくないあまりに、家出して反抗してみたり、反発して兄の婚約者に暴言吐いたりするのですが、この辺の妹の心理描写が、いかにも思春期の女の子という感じで結構リアル。
困ったことに、兄の婚約者がめちゃくちゃ良い人なのでね、兄を取られたくない以外に、明確に結婚に反対する理由がないのが切ないです。


「もし新しいきょうだいができても弟か妹しかできない、お兄ちゃんはぜったいにできない」という妹視点の発想は、なかなか新鮮でした。

結局妹は、二人の仲を認めて結婚式にもちゃんと参加するんですが、兄にかわいい格好を褒められてツンデレな態度を取る妹は可愛かったです。

あにいもうと after』は兄の結婚式後の続編。
高校生になった妹が、子供が産まれた兄に「これで叔母さんだなー」って言われてショックを受けるところは、結婚した兄妹を持つ人には、わかりみありすぎて辛い……。
妹が、兄と奥さんの間に生まれた子供をちゃんと可愛がっているところは、救われますね。

まとめ

兄妹恋愛的にはバッドエンドですが、兄妹として見るとハッピーエンドという、なかなか評価に困る作品。これが長編だったら嫌ですが、短編ならまぁ、たまにはこういうのもありかなぁと思いました。

あえて人にお勧めするほどではないですが、読後感は悪くなかったです。

『あかね色に染まる坂 長瀬湊の恋色』の感想

作品情報

18禁ゲーム『あかね色に染まる坂』に登場する実妹キャラ「長瀬 湊」のアフターストーリーを書いた小説。



文庫版と新書版と2種類あるようですが、僕が入手したのは文庫版です。
ページ数は249ページとボリュームはなかなか。
表紙は涼香先生描き下ろし。挿絵は原作と違う人が描いています。
挿絵は正直微妙なので、期待しない方が良いです……。

帯に「シリーズ累計6万部突破!!」と景気の良いことが書いてありますが、本の発行日を見ると2010年4月23日 第5刷発行となっていて、なかなか売れているようです。

感想

小説は準一視点の三人称。
湊が兄を起こすところという始まりからして、掴みはOK。兄妹描写も良いし、最初から両想いということでイチャラブもたくさんあります。
実の妹表記もちゃんとあるし、至れり尽くせり。

Hシーンも兄が自分の快楽より、妹を気持ちよくさせるのを優先したり、兄妹だから相性が良いという描写があったり、湊は恥ずかしながらも兄を気持ちよくさせるために一生懸命だったり、妹にお仕置きと称して責められる足コキプレイがあったり、妹メイドがご主人様に騎乗位でご奉仕プレイの最中なのに、兄さんって呼んじゃったりと萌え燃えです。

兄も普段はおちゃらけていますが、決める時はちゃんと決めてくれて格好良いです。
湊の妊娠騒動の時は、ちゃんと自分の覚悟を見せて妹を安心させてあげるし、湊との関係について父親を説得する時も、ビシッと自分の意見を述べて父親を論破します。
シスコンぶりも素晴らしく、本当に湊の事を好きで、大事にして、可愛がっているのが全編通して伝わってきますね。

湊も相変わらずの可愛さですね。
しっかり者だけど何だかんだで兄には甘いところ、兄の為なら何でもしてくれる健気なところ、恥ずかしながらもHには積極的なところ、兄のためなら父親相手でも容赦ないところ、ここぞという時のお兄ちゃん呼び、結婚してもやっぱり妹でちゃんと兄さんと呼んでくれるところなど、湊の魅力全開です。

原作の登場人物も、メインキャラはミコトちゃん以外は全員登場しますし、恋人になった長瀬兄妹の事を応援してくれる心強い仲間として描かれていて、出番もそれなりにあります。余計な3Pや湊以外のキャラとのHもないので安心。

まとめ

PC版の湊シナリオは微妙な出来でしたが、この小説版は素晴らしい出来です。
ちょっとHシーンが多すぎな気もしますが(本編の半分ぐらいはHシーンだったんじゃないでしょうか?)、目に付く欠点はそれぐらいで、妹とのイチャラブ、萌える兄妹描写、濃厚なHシーン、父親の説得、皆に祝福されての結婚式、妊娠描写有りと妹モノのツボはしっかり押さえてます(どうせなら出産描写まで欲しかったですが、それはさすがに高望みし過ぎでしょう)。

聞くところによると、PSP版の湊シナリオも良い出来らしいので、機会があればプレイしてみたいですね。

PC版の湊シナリオは黒歴史なので抹消小説版こそ正史!!

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