『シスコン兄とブラコン妹が正直になったら』第16話おまけ公開
このお兄ちゃんは紳士だと思ってましたが、妹のいやらしい姿を妄想するとは変態紳士の方だったか(笑)
太ももまであらわになって、大変けしからんですな(鼻息)
どうでもいいですが、ご飯にコーヒーは合わないような……。
ちなみに来週は休載だそうです。2週間は長いなぁ……。
このお兄ちゃんは紳士だと思ってましたが、妹のいやらしい姿を妄想するとは変態紳士の方だったか(笑)
太ももまであらわになって、大変けしからんですな(鼻息)
どうでもいいですが、ご飯にコーヒーは合わないような……。
ちなみに来週は休載だそうです。2週間は長いなぁ……。
――今日から再び「お兄ちゃん」です。妹がいることは知っていた、実感はなくただ知っていただけ。2年付きあった彼女と別れ、何となく気分が乗らない、そんな日に妹に出会った。彼女と別れたモヤモヤは、妹に見せた失態で、吹き飛んだ。みんなが俺のことを「お兄ちゃん」という……。妹って何だ。吉田基已の傑作ラブストーリー、新装版にて刊行開始!
上記はAmazonの内容紹介より転載。
一般漫画。全5巻。
主人公の妹。
名前は小日向 七夏(こひなた なのか)。
兄の13歳下の15歳で、高校1年生(初登場時)。
性格は純粋で人懐っこい。
久しぶりに会った兄にもすぐに懐いて、慕ってくる。
中学生の頃に好きだった同級生に告白したが、付き合っている人がいるからということで振られている。
一人称は「私」
兄呼称は「お兄ちゃん」「耕四郎さん」「こうしろうさん」「あなた(兄と知らなかった時)」
実の妹という表現があるので実妹は確定。
主人公。
名前は佐伯 耕四郎(さえき こうしろう)。
兄は父親の姓、妹は母親の姓を名乗っているので、名字が違う。
社会人の28歳(初登場時)で、結婚相談所で働いている。
喫煙者。
家族構成は父親との2人家族。
妹の七夏が2歳の時に親が離婚。
離婚の際に七夏は母親に引き取られたので、妹とは10何年も会っていなかったが、高校進学を期に七夏が父親と兄の元にやってきて一緒に暮らすことになる。
母親とはちょくちょく会ったりしていて、仲は悪くない。
2年付き合った彼女がいたが、冒頭で振られている。
この作品は兄妹描写が非常に良いですね。
久しぶりに再会した妹に戸惑う兄の描写が特に良いです。
職場にいきなり来た七夏に対し、周りに恥ずかしくなって怒鳴りつけるところ。
兄に洗濯物の下着を見られるのが恥ずかしくて自分で干すところ。
作者は女性で、実際に兄がいるらしく、こういった描写はやけにリアルです。
最初の頃は単なる微笑ましい兄妹関係だったのですが、1巻のラストに衝撃のシーンが。
脱衣所で見つけた高校生の妹の下着(ブラジャー)をクンクンする兄(社会人28歳)。
その事を思い出してオナニーする兄。
ハッキリ言ってドン引きですが、このシーンはまだ笑えるから良いですね。
ちなみに、この出来事をきっかけに兄は妹を意識しだします。
七夏の方もお兄ちゃんに懐いていて、たまに喧嘩はしますが、傍からみたらどう見てもブラコン。
兄妹二人で夏祭りに出かけたり、買い物に付き合ったりと微笑ましい兄妹関係が続いていたのですが、そんなある日ちょっとした事件が発生。
兄がうっかり七夏のことをかわいいと言ってしまい、これをきっかけに七夏の方も兄を意識し始めます。
七夏もハッキリと兄を好きだと自覚し、兄妹がお互いを意識しだした辺りから話が一気に面白くなります。
3巻ではお互いの気持ちを確かめあって両想いになるのですが、やはり兄妹ということが問題になり、一旦離れることに。
(注意:この辺からネタバレが酷くなります。未読の人はお気をつけください)
4巻では兄の七夏への気持ちを千鳥(兄の同僚)に知られることになるんですが、
きっつい……でも正論ではある。
最近の兄妹モノは、二人の関係をあっさり認められる事が多くて、なかなかこういう事を言ってくれる人はいないですよね。
こういった現実をしっかり描写するのも、この作品の特徴。
4巻では、兄妹は結婚出来ないという事実を嫌になるぐらい突きつけてきます。
そしていよいよラストの5巻。
この作品が雑誌で連載されていたのは2001年から2004年のソフ倫規制もあった頃で、当時はエロゲですら実兄妹の恋愛を扱った作品なんてほとんど無い時代。
僕も3巻が発売された辺りでこの作品を知って、リアルタイムで雑誌の連載を読んでいました。
で、最後は結局普通の兄と妹に戻る展開だと思っていたんですが、まさかの兄妹でのセックスシーンが。
これは当時の自分には、本当に衝撃的でしたね。
なんだかんだ言って二人の関係はプラトニックで終わると思ってましたから、完全な不意打ちでした。
それと同時に二人に失望しましたね。
「えーっ、なんでヤっちゃうの? この台詞は何だったの?」と。
当時の僕には二人の気持ちがまったく理解できず、あのセックスシーンには違和感や嫌悪感が先に立ちました。将来結婚も出来ないし、両親の期待や信頼を裏切ってセックスした二人が、なにか汚いものに見えたりもしました。
いやー、当時の自分は純粋だったなぁ……。
でも、新装版で14年ぶりに改めて読み返してみると、そういう気持ちは全然わかなかったですね。むしろ、将来が茨の道とわかっていながら、自分たちの気持ちを貫く二人に尊敬の念すら抱きます。
ここでの「嘘じゃないこと」というのは、「七夏を恋しいと思う気持ち」でしょう。
ここからの一連のシーンも当時はよくわからなかったのですが、今ならわかります。
さきほどのすれ違いを含め、手が離れてしまったことに二人の将来を重ね合わせて不安な表情を見せる七夏。
1話では誰かを恋しいと思う気持ちがわからず泣いていた兄が、七夏に恋することで恋しいという気持ちを生まれて初めて知り、まっすぐに好きだと言えるようになりました。
そんな兄の「好きだよ」という言葉が七夏の感じた不安を吹き飛ばし、最後の七夏の笑顔を引き出した事によって、二人の明るい未来を感じさせている、という素晴らしいシーンです。
(ネタバレここまで)
今思うと、この作品はちょっと時代が早すぎましたね。
あの時代に兄妹恋愛を真正面からリアルに描いたのは凄かったのですが、当時はあの終わり方について、僕を含め拒否反応を示す人も多かったです。
これについては俺妹が完結した2013年でもそうでしたが(賛否両論凄かった……)、2018年の今は時代もだいぶ変わり、この手の作品に対するそういう声も少なくなってきたように思います(もちろん否定的な人もまだまだいますが)。
この記事を書くまでは『恋風』という作品に対する僕の評価ってかなり低かったんですが、感想の欄で書いたように、改めて読み返してみると評価ががらっと変わりましたね。
この作品を読んだ当時は、まだ実妹スレも出来たばかり。
地底天使も知らなかった頃で、実妹属性に目覚める前でしたからね。
14年間で、僕の好みや感性もかなり変わったようです。
兄の耕四郎も、昔は冴えないおっさんにしか見えなくて、七夏はなんでこんなのを好きになったのか理解不能でしたが、今では不器用なところがなんか可愛く見えるぐらいです(下着クンクンは今でもどうかと思いますが(笑))。
七夏の可愛らしさは今も昔も変わりませんが、当時は4巻辺りから急に大人っぽくなった七夏が別人みたいで、何となく拒否反応のようなものがあったのですが、今はそういうのも無いですね。
少し古い作品ですが、今読んでも十分面白いので、機会があったらぜひ読んでみてください。
特に、最近の作品に背徳感が足りないと感じている人にお勧めです。
注目はやはり前作のヒロインである玲でしょう。
前作の玲ルートの続きらしく、兄との子供までいるようです。
零雅は前作の零佳さんと同一人物のようですが、ずいぶんキャラが変わってますね。
この3人の情報が出ましたのでご説明させていただくと、
今作『サイノガミ』の世界に流れる時間は、
『コウミガミ』の世界からおよそ5年後になります。
あれから5年の歳月を経て、
この3人がどのような形で物語に携わっていくのか、どうぞご期待ください。
スタッフ雑記によると、サイノガミはコウミガミの5年後の世界とのことです。
Twitter素材と応援バナーも公開されています。
第3弾。
いつものように、原画「やまかぜ嵐」描き下ろしペーパー+直筆サイン入りクリアファイルが当たります。
こういうのは、とりあえず応募しておけば、忘れた頃にポンっと当たったりするもんです。
【家の妹@ちょこっと動画紹介3】
— アルゴノーツ公式@『家の妹』好評発売中! (@ArgonautsSoft) 2018年8月24日
こういう王道のやり取り、大事だと思います。#家の妹 pic.twitter.com/Xpe8l0I4LZ
グラフィックページに梢のHCGが追加されています。
スカートだけ残しているとは、なかなかマニアック。
発売予定日まであと1ヶ月ちょっとですが、延期報告はまだ来ませんね。
こういうのは、なるべく早めに告知した方が良いと思うのですが。
体験版アンケートキャンペーン
アンケートフォームから体験版の感想を送ると抽選で声優さんのサイン色紙がもらえます。
予約引換キャンペーン
予約した人限定でクリアファイルがもらえます。開催日は2018年8月31日。
後の更新は特に妹は関係ないです。
Webドラマも妹の出番は無し。
8月30日はおにキスは妹口家四女「妹口さや」ちゃんのお誕生日なんだよ~~~~
— TinklePosition@おにギュ (@tinkle_position) 2018年8月24日
というわけで、お誕生日配信&いつものまったり配信をするよ。
メールも募集中なので是非是非送ってほしいんだよ~~~https://t.co/ljpMlF6ply #おにキス pic.twitter.com/xOIjeiIEDL
【締切まで後3日!】
— TinklePosition@おにギュ (@tinkle_position) 2018年8月24日
もう少しで受注締切が迫ってるんだよ~
おにギュの三女「女未こはく」ちゃんの抱き枕カバー好評受注受付中だよ。
締切は27日一杯なのでよろしくなんだよ~~~https://t.co/Hf24AN8UvT #おにギュ pic.twitter.com/YZAjhDuUZn
ある地方都市に“新婚夫婦”として引っ越してきた、桂一と晃。新しい生活を始めたふたりは、睦まじく穏やかな日常を送っていた。しかしふたりの陰には、大きな「秘密」があって――。とある“夫婦”と、ふたりをとりまくオムニバス・ストーリー。
上記はAmazonの内容紹介より転載。
一般の恋愛漫画。
これを書いている現在4巻まで刊行されていて、COMIC itという漫画サイトで連載中。
主人公の妹。
兄の3つ下の社会人。
名前は広瀬 晃(ひろせ あきら)。
保育園で保育士として働いている。
一人称は「私」「あき(幼少時)」
兄呼称は「桂ちゃん」
しっかり者で、兄の世話を焼くのが大好きなブラコン。
昔から忙しい両親に代わって家事をしていたので、家事は得意。
クールな性格で、大人になってからは、兄に対しても敬語で話すように。
童顔で見た目もボーイッシュなので、中学生や男に間違えられたりもする。
実の妹や血の繋がったという表現はないですが、兄妹の恋愛をタブー視している、赤の他人になんてどうやってもなれないという兄の台詞(第8話)、兄妹の顔がよく似ていることから、実妹と思われます。
主人公?
名前は広瀬 桂一(ひろせ けいいち)。
月虹社という絵本の出版社で働いている。
高校では帰宅部だったが、3年時に演劇部に所属。大学では児演サークル所属。
家族構成は両親と妹の4人家族。
両親は仕事が忙しくて、ほとんど家にいない。
どうにも頼りないヘタレ眼鏡で天然の妹たらし。
妹のことはとても大事に思っていて、独占欲も強い。
眼鏡を外した顔は、妹と良く似ている。
この作品は時間軸が特殊で、社会人から始まり、高校や大学のエピソードなどを挟みつつ、登場人物の過去が少しずつ明らかになっていくという構成になっています。
広瀬兄妹がメインですが、その他のキャラ視点から見た兄妹の話などもあります。
この作品はとにかく、伏線の張り方や心理描写が非常に上手い。
第1話で晃が『桂ちゃん』とは結婚出来ないんだからと呟くシーン、第4話で兄が15年間ずっと兄貴って役を演じてたと呟くシーン、第6話で引っ越しする晃の見送りをする場面で晃の表情を見せず、最後に笑顔を見せて、桂一が晃が嘘を言っていると見抜くシーン、第8話で桂一が剛に愚痴るシーン、第9話で珠希が不倫して出ていった自分の母親について語るのを聞いて、晃が自分と重ね合わせるシーンなど、兄妹だけでなくそれ以外のキャラも上手く使って、兄妹の気持ちや関係を丁寧に描いています。
兄妹で恋愛関係になる事に関しても、両親が仕事で忙しいという環境や、子供の頃の思い出をしっかり使っていて、説得力があります。
時系列が結構ややこしいので整理しました。
(ネタバレ全開なので、未読の人はお気をつけください)
子供の頃。
桂一がおばけを怖がって泣くが、隣で寝てる晃の手を握って安心する(第6話)。
↓
子供の頃。
風邪を引いた桂一のために、晃がパンのみみのかりんとを作ってあげる(1巻のはつゆき)。
風邪が治った後、兄妹でパン屋に行く(3巻の番外編)。
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小学生の頃?
兄妹でメイドごっこ、秘書ごっこ、夫婦ごっこをして遊ぶ(第6話)。
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桂一高校1年生、晃中学1年生。
桂一が彼女? を家に連れてきたことに晃がショックを受け、桂一に思わず好きと言ってしまう(第2話)。
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桂一高校2年生、晃中学2年生。
珠希視点のエピソード。晃が珠希に誕生日のケーキをプレゼントする(第3話)。
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桂一が高校生の頃?
桂一が自分の友達が晃に興味を持ったことに不快感を覚える(第6話)。
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桂一高校3年生、晃中学3年生の夏。
広瀬兄妹と珠希、剛の4人で地元のお祭りに行く(第5話)。
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桂一高校3年生、晃中学3年生秋。
剛視点のエピソード。文化祭で剛が桂一の妹に対する気持ちに気づく(第4話)。
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桂一大学1年生、晃高校1年生の夏休み。
覗き事件発生。晃を心配した桂一が晃を抱きしめる(第5話)。
↓
桂一大学2年生、晃高校2年生の秋。
晃が京都に修学旅行に行く。自分のやりたい事を貫き通す柳沢を見て晃が羨ましがる(2巻のあこがれ)。
↓
桂一大学3年生、晃高校3年生の終わり。
桂一就職活動中。大学進学を期に晃が家を出ていくことに。
引っ越しの荷物の関係で同じ部屋で寝た時に、桂一が晃に好きな人のことを聞く。
晃が家を出ていき、兄妹に距離が出来る(第6話)。
↓
桂一社会人3年目、晃短大3年生の秋。
桂一が映像の仕事で先輩に怒られる毎日の中、母親が突然帰ってくる。晃は学祭を満喫中(第7話)。
情けなく愚痴をこぼす桂一に、剛がキレて突き放す(第8話)。
晃が珠希を訪ね世間話、誰にも言えない関係について考える。桂一が、晃が男と手を繋いでいる学祭の映像を偶然見掛ける(第9話)。
↓
桂一社会人3年目、晃短大3年生の冬。
桂一が仕事を辞めて家を出ることを母親に伝えて、キレられる。晃に会いに行き、晃に彼氏がいると勘違いする(第10話)。
桂一が晃と久しぶりに再会、泣いてる晃を見て衝動的にキスしてしまった後、風邪が悪化してぶっ倒れる。
桂一が仕事を辞めて家を出るという話を聞いた晃が、ついていくと言い出す(第11話)。
↓
桂一社会人3年目、晃短大3年生の年明け。
珠希視点のエピソード。珠希が剛の桂一への気持ちに気づく。晃がスマホの番号を替えていて、連絡が取れなくなる(第12話)。
桂一と晃が引っ越し先の富山に出掛ける。
当てにしていた社員の募集が締め切られていたので、とりあえず伝屋に泊めてもらうことに。
晃が伝屋の人たちに自分たちは夫婦だと説明する(第13話)。
晃が桂一に兄妹に戻るか夫婦ごっこをするかの選択を突きつけ、桂一が夫婦ごっこを選択する(第14話、4巻のラスト)。
↓
???(不明)
↓
春。
兄妹で田舎のアパートに引っ越してくる。周りには新婚夫婦として通している。
新婚ということで、キスする関係になっている(第1話)。
↓
引っ越し後の兄妹のエピソード。兄が妹たらしぶりを発揮する(1巻の鶴によせて)。
兄妹恋愛モノとして、素晴らしい出来です。
兄妹描写、恋愛描写、心理描写、先が気になるストーリー展開、絶妙な伏線の張り方と構成と、どれをとっても申し分無し。
雰囲気的に『にえるち』とよく似てますね(あれほど暗くはないですが)。
『シスコン兄とブラコン妹が正直になったら』も素晴らしい出来なんですが、それとはまた違ったベクトルの素晴らしさです。
まだ連載途中なので、ハッキリした評価は下せませんが、このまま行けば名作になる予感がしますね。