『星恋*ティンクル』【第13回フォロー&RTキャンペーン】開催中、『お兄ちゃん大好き!』E-moteのサンプル追加

『星恋*ティンクル』【第13回フォロー&RTキャンペーン】開催中


僕はツイッターできゃべつそふとをフォローしてるんですが、パッと見では第12回とほとんど同じなので、第13回が始まっていることに今まで
気づかなかったです……。

『お兄ちゃん大好き!』E-moteのサンプル追加

サンプルページ

サンプルのタイトルが酷い(笑)
夕凪は軽く身体を動かしているだけで揺れるのに、里桜は必死に大きく身体を動かしてアレだけなのが細かいですね。

『電撃G'sマガジンキャラクターコレクション シスター・プリンセス 〜お兄ちゃん大好き♥〜 1.可憐』の感想

作品情報

シスター・プリンセス』の原作者である公野櫻子先生による描き下ろし小説。
全12巻からなる『キャラクターコレクション』のうちの1冊で、可憐視点の独白形式によるエピソードが7編掲載されています。

可憐について

名前 推定年齢 一人称 兄呼称
可憐 13~15歳 可憐 お兄ちゃん
身長 誕生日 星座 CV
148cm 9月23日 乙女座 桑谷夏子

ちょっぴり甘えん坊で優しい女の子。
ピアノが得意でお兄ちゃんが大好き。

感想

1 兄妹だっていいんだもん!

可憐がいかにお兄ちゃんのことが大好きかを語る、自己紹介から始まるお話。

可憐は子供の頃からお兄ちゃんのことが大好きで、大きくなったらお兄ちゃんのお嫁さんになると決めていましたが、成長した今では、兄妹では結婚出来ないということをちゃんと理解しています。それでもお兄ちゃんのことを想い続ける可憐は、一途でとても可愛いらしいのですが……。

この話の中には、そんな可憐が(可憐のことを好きな)綾小路くんに兄妹では結婚できないことを指摘され、逆上して綾小路くんに平手打ちをかますという衝撃のシーンがあります。このエピソードによって、それまで多くの読者が可憐に持っていた「清楚で女の子らしい妹」というイメージが一変してしまい、いろいろと物議を醸しました。

綾小路くんから寄せられている好意にまったく気づかず、綾小路くんの発言に対する周りの反応も自分の都合の良いように解釈し、兄のことしか考えていない可憐は、これ以降一部の人からすっかり電波扱いされ、黒可憐などという二次創作ネタまで作られる始末。

正直、僕もこの可憐の反応はあまりに酷いと思ったし、綾小路くんには同情しましたよ。
ちなみに、黒可憐ネタは結構好きです。可憐の武器といえば、包丁とアイスピックが定番ですよね(笑)

2 愛の記念写真を撮ろう

お兄ちゃんの格好良さをみんなに教えてあげるために、お兄ちゃんの写真を欲しがる可憐のお話。

1話に勝るとも劣らない相変わらずの可憐の強烈な電波っぷりに、頭がクラクラします。
周りの友達にお兄ちゃん大好きであることをまったく隠さない可憐のズレた言動は、普通に引くレベルです。

3 お兄ちゃんとおつかい

可憐のママに頼まれて、お兄ちゃんとふたりでデパートにおつかいに行くお話。

電波具合は比較的低めで、お兄ちゃんとのおでかけでドキドキしちゃう可憐は、普通に可愛いです。

4 ピアノ発表会

タイトル通りピアノ発表会での出来事のお話。

発表会の場になかなか来ないお兄ちゃんのことを心配するあまり不安で頭がいっぱいになってしまい、周りの声も聞かず一人で会場を飛び出しちゃう可憐の電波っぷりが見どころ。可憐の思い込みの強さは、ちょっと怖いぐらいです。

5 パフェ大好き!

お兄ちゃんと遊園地でデートするお話。

この小説は全編が可憐視点の独白形式なので、地の文やお兄ちゃん視点というものがないです。(他の原作もそうですが)そのせいか、読んでるとまるでお兄ちゃんの意見や意思を無視して可憐が一人で勝手に喋っているように見えてしまうんですよね。この辺が可憐は電波というイメージを増幅させる一因になっているように思います。

6 お兄ちゃんと2人の夜は……

前回の遊園地デートの帰りに、お兄ちゃんをお泊りに誘った可憐。
お兄ちゃんが可憐の家にお泊りに来てくれるお話です。

可憐も一応年相応の分別はあるので、さすがに一緒にお風呂に入ろうとはしません。(お兄ちゃんの背中を流してあげようとはしますが、断られます。)寝るのも別の部屋ですが、昼間に行ったお化け屋敷のお化けを思い出して怖くなってしまった可憐は、お兄ちゃんの寝ている部屋を訪れ、一緒に寝ることに。

一緒に寝るといっても特に何か起きるわけでもないですし、子供の頃の思い出描写もあったりして、意味深なタイトルとは裏腹にほのぼのしたお話です。

7 可憐ちゃんとロケットの秘密

リピュアの可憐のキャラクターズパートの元になったお話。

可憐のおばあさんも、昔は可憐のようにお兄さんのことが大好きでお兄さんのお嫁さんになると叫んでいるような子供でしたが、結局は親の決めた言いつけに逆らえず他の人と結婚することに。おばあさんは、お兄さんから婚約祝いにもらったロケットに旦那さんの写真を入れるのですが、その下にこっそりお兄さんの写真を入れていたというなかなか凄いエピソードです。

お兄さんの方もおばあさんが婚約した時はものすごく落ち込んだようですし、かなりのシスコンだったみたいですね。

可憐はその話を知らなかったのですが、おばあちゃんからもらったロケットにお兄ちゃんの写真を入れてしまうあたり、可憐のお兄ちゃん大好きぶりは祖母の代からの遺伝も関係しているようです。

可憐はお兄ちゃんより好きになれる人なんて全然できそうもないけれど……おばあちゃんが教えてくれたとおり、いつも自分に正直に、きっときっとステキな女の人になって……将来、必ずお兄ちゃんを振り向かせられるように……なりたいです♡

この本の綾小路くんや友達に対する可憐のエピソードを見ると、あまり正直になりすぎるのも……とつい思ってしまいますが、この可憐の一途さは決して嫌いじゃないです。

まとめ

とにかく最初から最後まで、可憐のお兄ちゃん大好きぶりが伝わってくる内容です。
他の原作での可憐もお兄ちゃん大好きではあるのですが、この本の可憐のお兄ちゃん大好きぶりはちょっと尋常ではないレベルで、微笑ましいというより狂気を感じるほどです。

まぁ、それでも僕は可憐のことが好きですけどね。
ちょっとズレているところはあっても、お兄ちゃんに対する愛情は兄妹愛のレベルを明らかに越えていてガチですし、一途で健気なところは可愛いと思います。

シスプリの妹の中で一番ではありませんが、上位に入るぐらいにはお気に入り。なんだかんだ言っても可憐のことを嫌いなお兄ちゃんというのは、なかなかいないんじゃないでしょうか?
jitsumai.hatenablog.com

アニメ『シスター・プリンセス RePure(リピュア)』第13話(最終回)の感想と総括

ピュアクリスマス

キャラクターズパートは前回の咲耶で終わり。
最終回は、全編ストーリーズパートです。

最終回はクリスマスパーティのお話。











最終回だけあって、さすがに作画は綺麗です。







クリスマスを楽しむ妹たち。












パーティの最後は、皆で兄に歌をプレゼント。


「世界一優しくて」「世界一格好良くて」「世界一素敵で」


「世界一大切な」「世界にただ一人」「いつだってみんな想うことは」


「大好きなにいさまのことですの」「アニキがいないと始まらない」「来年もその次の年も」


「ずっとずっと永遠に」「兄チャマとのクリスマスが続きますように」「兄や」


「みんな世界で一番お兄ちゃんが好き、これからもずっと一緒にいてください」


「お兄ちゃん大好き」

終わり。
最終回は、正直特にこれといった見どころはないんですが、兄と妹たちの絆が感じられる良いお話でした。兄と妹たちの生活は、これからもずっと続いていく……みたいな感じです。

総括

リピュアを簡単にまとめると、ストーリーズパートはクソ、キャラクターズパートは神。

ストーリーズパートは作画は酷いし、話はつまらないしで、前作であるウニメと大して変わらない出来だったのですが、1話の可憐のお話、四葉が大活躍の9話、咲耶メインの10話だけはお気に入りです。

キャラクターズパートはどれもレベルが高かったですが、ダントツで良かったのが9話の春歌ですね。お話作画ともに最高でした。春歌は前作の17話でも良かったし、何気に恵まれていますね。
5話の花穂、6話鈴凛12話咲耶も良かったです。

もし、シスプリアニメ三期があるのなら、原作を元にしたキャラクターズパートで全編やって欲しいですね。
クソみたいなオリジナル要素や脚本はいらないです。
jitsumai.hatenablog.com

アニメ『シスター・プリンセス RePure(リピュア)』第12話の感想

お兄さまのレストラン

今回は咲耶の知り合いがオーナーをしているレストランに、兄妹が食事やアルバイトをしに行くお話。



いきなり凄い作画が……さすがにこれは直しましょうよ。


なんかおかしなメンバーですね。
一応年長組ですが、統一感のようなものがまるでない。
千影アウト→可憐インならまだわかりますが……。


衛のことは好きですが……ごめん、似合ってない。


ウソみたいだろ……一番左のキャラ千影なんだぜ……これ。





今回は本当に作画が酷いです。
他の回でもチョコチョコ崩れているところはありますが、今回ほど酷いのは初めて。
これが初回放送の作画だというのならともかく、15周年記念のBlu-ray版でこれですからね……。







綺麗なところは綺麗なんですけどねぇ……場面ごとのギャップが凄い。

今回は脚本もかなり酷くて、咲耶の知り合いであるオーナーに頼んでお店の手伝いをしているというのに、お兄様と早く一緒に食事をしたいからという理由で、コース料理のデザートを勝手に早めに出してお客さんを早く帰らせるって……。他の妹もそれに同意して笑っているし、キャラ崩壊し過ぎ。オーナーが気の毒でしょうがなかったです。

まぁ、いつもの脚本の人なんですけどね。
5話から8話は比較的マシだったんですが、今回は本当に最悪でした。

咲耶

今回のキャラクターズパートは咲耶です。
原作は咲耶のキャラクターコレクション「ホーリーウエディング」。

今回の話はガチシリアスです。
今までもシリアスなキャラクターズパートはありましたが、今回のシリアスはレベルが違います。





幼い頃の咲耶(小咲耶)と大人になった咲耶(大咲耶)との対比がポイント。
咲耶が明るく元気で晴れなイメージに対し、大咲耶の方は暗く沈鬱で曇り空のイメージ。














この対比は全編に渡って徹底されていて、映像の中で昔はあったものがなかったり、時にはクロスフェードも混じえたりして、明るい過去と暗い現在の対比を印象づけています。


結婚式を憧れの目で見つめる小咲耶



ブーケを受け取ろうと必死で手を伸ばすのですが、



ブーケは他の人に渡ってしまいます。
結婚式で花嫁が投げるブーケは「受け取った人が次の花嫁になれる(幸せになれる)と言われており、女の子の憧れの対象ですが、それを受け取れない小咲耶という構図は非常に意味深。


花嫁が咲耶似なのにも注目。隣の男性は兄……ではなさそう。




式場である教会に入り、バージンロードを元気に駆け抜けてはしゃぐ咲耶




ハンカチをブーケに見立てて、自分がお嫁さんになったつもりになる咲耶


「あなたを 永遠に愛することを 誓います」



マリア像の前で永遠の愛を誓う咲耶


しかし、現実は……。


「わたし おとなになったら おにいさまのおよめさんになる!」


「わかってる……いくら想っても叶うはずがないことぐらい、もう十分わかってる」



「きっと本当は、祝福の時、私の横で微笑むのはお兄様じゃなくて……」


咲耶「おねがいです かみさま」
咲耶「お願い」


「どうかどうか」
「お願い」


「ずっと」
「お願いだから」


「おにいさまのそばに」
「お兄様の傍に」

「いさせてください」
「居させて……」


「おねがい」
「お願い」


「わたし、おとなになったら……」

この後EDのスタッフロールが流れます。


スタッフロールが流れた後に出てくるこのラストカット。

Thinking of you in
this special day.

訳すと「この特別な日に、あなたのことを想っています」

他の人が書いた考察を読むと、この話は「咲耶か兄の結婚式当日の咲耶の回想」という解釈もあるらしいですね。
兄と結婚するという子供の頃からの夢が叶わなかった未来の咲耶を暗示していて、特別な日というのは結婚式であると。確かにそういう解釈もできなくはないですし、それを示唆する映像もそこかしこにありますが、しかしこの解釈はあまりに救いがなさすぎると僕は思いますね。そもそも、シスプリという世界観からは逸脱しすぎている。

シスプリという作品の特徴は「永遠に終わらない兄と妹の世界を描いている」ことだと、僕は思うんですよ。

いつだって妹たちは兄のことが大好きで、兄もそんな妹を可愛がっている。

そんな優しい世界が延々と続き、その終わりや結末は決して描かれない。

だから、咲耶(兄)が他の人と結婚するという結末は、二次創作ならともかくとして、公式で描かれることは決してあり得ないし、あってはいけないと思っています。

じゃあ、この英文の意味と特別な日というのはなんなのか? 
Blu-rayBOXのブックレットに書いてあるのですが、この第12話が最初に放送されたのは、2002年12月19日です。
そして、咲耶の誕生日は12月20日です。

つまり、特別な日というのは咲耶の誕生日のことであり(1日ずれていますが、放送日は地方によって差もありますし、誤差の範囲ということで)、あのメッセージは16歳になって大人になった(結婚できるようになった)咲耶から兄への「私をお嫁さんに貰って欲しい」という愛のメッセージであるというのが僕の解釈です。

最後のカットは、枯れ枝に新芽が芽吹いている絵ですが、これは咲耶の希望と未来を表していると僕は感じました。

確かに妹である咲耶が兄のお嫁さんになるのは難しい。現在の法律的にはまず無理です。
しかし、だからといって咲耶が兄と結ばれるのを諦めるでしょうか? 僕はそれは咲耶のキャラ的にあり得ないと思います。

咲耶の一番の特徴というのは、兄のことが恋愛的な意味で大好きで、兄を振り向かせるために積極的にアタックを仕掛けるという部分です。それを無くしてしまったら咲耶というキャラが崩壊してしまう。

もちろん、今回のように時には弱気になったりはするでしょうが、最後には立ち直り、また積極的に兄にアタックするのが咲耶というキャラだと思うんですよね。(実際、原作でもそういう描写はたくさんあります)
Blu-rayBOXの特典である妹からのメッセージでも、咲耶は「お兄様、永遠に愛してる♥」と書いていますし、咲耶が兄のことを諦めるなどあり得ません。

この話を「咲耶か兄の結婚式当日の咲耶の回想」という解釈をするのは、もちろんその人の自由ですし、その人がそう信じること自体は構いませんが、僕は上記のようにその解釈を全力で否定させてもらいます。

咲耶は、いつだって世界で一番兄を愛していて、それは永遠に変わらないのですから。
jitsumai.hatenablog.com