『お兄ちゃんのこと、好き好き大好き好き好き』の感想

作品情報

「どうして最後までシテくれないの!?」 (妹よ、手錠で繋がれた兄にまたがり、言うことはそれだけか?) 処女を捧げてから、彩夏のラブはますます深化! 「Hは一日5回! オナニーも禁止!!」 家でも学校でも調教三昧☆夏休みは☆v朝から晩まで☆ 「赤ちゃんができたら、ハッピーエンドだね、お兄ちゃん☆

上記はAmazonの内容紹介より転載。
18禁のエロラノベです。
1巻完結。(別の兄妹が主人公で、今作の兄妹も登場する続編有り)

基本は兄視点の三人称ですが、妹視点も有り。

妹について


主人公の妹。
名前は奥城 彩花(おくじょう あやか)。
兄の1つ下の高校1年生。

一人称は「私」「彩花」
兄呼称は「お兄ちゃん」「パパ」

巨乳でピンク髪ツインテールな美少女。
思い込みが激しく、すぐに暴走するヤンデレ妹。
好きなものはお兄ちゃん、好きな食べ物はお兄ちゃんが好きな食べ物、好きな場所はお兄ちゃんがいる場所、好きなタイプの人はお兄ちゃん。
兄の好みを把握していて、兄好みの女性になる為の努力を欠かさない。

実の妹や血の繋がったなどの表現はありませんが、義妹を匂わせる描写は一切ないので、実妹と考えて良いと思います。

兄について

名前は奥城 恭一(おくじょう きょういち)。
高校2年生。

家族構成は両親と妹の4人家族。
都心から少し離れた郊外の一軒家で家族全員一緒に暮らしていたが、とある事情で兄だけ田舎に引っ越して学校に通うことに。
その後、妹が追いかけてきて、妹と二人暮らしに。

妹の彩花の度を超えた愛情表現に危機感を覚え、禁断の関係になる前に離れようとするが……。

感想



この妹のヤバさに関しては、ここを読めば大体わかるでしょう。
兄に会うためなら両親を脅迫し、包丁で刺すのも辞さないという病みっぷりです。
(ちなみに作中で彩花が実際に人を刺したり殺したりはしませんので、過度なヤンデレ描写やグロが苦手な人も安心。それじゃぬるくて物足りないという上級者の人は、他作品を当たってください

実際に兄の元に転校してきてからも、兄が他の女性にたぶらかされないように、学校の女性を(教師を含めて)くまなくチェックし(と言っても田舎の学校なので二十人ぐらいですが)、危険度を格付けして警戒を怠らないという徹底ぶり。

転校してきても一向に手を出してこない兄に業を煮やした彩花は、姉妹で愛し合っているという五十嵐姉妹の協力を得て、兄を手錠で拘束して告白。兄妹だし、近親相姦は良くないという兄を強引に説得し、自分の事が好きだという言質を取った彩花は兄に処女を捧げます。

ヤンデレ妹なのでHは妹主導かと思いきや、彩花は意外にMっ気があり、お兄ちゃんも結構意地悪なところがあるので、実際は兄主導です。
Hシーンは兄妹ということを強調していて身体の相性も良く、彩花も非常に感じやすいので、かなりエロいです。
彩花は兄との子供を作る気満々で、兄も最初のHの時に妹とHするときは中出しのみと約束させられているので、Hは中出しのみ。
アナルセックスもありますが、表現はマイルドで、変な喘ぎ声も無し。

最初は妹に怯えるばかりで情けなかったお兄ちゃんも、妹を受け入れてからは覚悟を決めてHに積極的になります。
彩花も兄と結ばれてからはヤンデレ具合もずいぶん落ち着いて、兄の意地悪に翻弄されてHと中出しをおねだりする可愛い妹に。

教室や夏祭り(当然浴衣)でHした後は、抽選で当たった南の島のプライベートビーチ&コテージに兄妹二人だけで出かけ、危険日中出し子作りH(なぜかスク水)に励み、見事妊娠。
両親にも二人の関係を認めさせ、学校や村の人たちもなぜか二人を祝福。
結婚式や出産にかかる諸々の費用も五十嵐姉妹が用立ててくれて、二人は周りに祝福されながら結婚式を挙げます。

エピローグでは、双子の赤ちゃん(両方女の子)も産まれ、幸せそうな二人の描写と挿絵も有り。
文句なしのハッピーエンドです。
結婚してからも、二人だけの時はお兄ちゃん呼びなのもわかってる感あります。

まとめ

これは、当たりですね。
ヤンデレ妹、妊娠だけでなく出産まで有り、ウェディングドレス姿での腹ボテHに母乳プレイとなかなかレアな要素が揃っています。
Hの相手は妹オンリーで、五十嵐姉妹とはその手のシーンは一切ないのもグッド。

妹に欲情することをヘンタイと表現するのだけは、ちょっと引っかかりましたが、気になったのはそれぐらいです。
ヤンデレ要素は最初の頃だけですし、意外にマイルドなので、そっち方面に過度な期待はしないように。
背徳感はないですが、兄妹モノとしてはこれ以上ないぐらいのハッピーエンドなので、幸せな兄妹が見たいという人にお勧め。