感想
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(動画の公開は期間限定なので、お気をつけください)
突然現れたマジェスティ・ロードブラスターのカードに驚くエミとシュカちゃん。
二人でショッピングを楽しむエミとシュカちゃん。
こうやって見ると、二人とも今どきの普通の女の子という感じですね。
マジェスティ・ロードブラスターが始まりの場所へ行けないように邪魔していることを思い出し、浮かない顔のエミ。
「そっか、アイチのせいなんだ……」
シュカちゃんから、アイチがマジェスティ・ロードブラスターにライドしたことが関係していると聞き、複雑そうなエミ。
「マジェスティ・ロードブラスターは悪くない。悪いのはやっぱりアイチ……」
シュカちゃんの話を聞いたことで思いつめてしまい、急にシュカちゃんの前から走り去っていくエミ。
「アイチどこ行くの?」
「ちょっと考え事してくる」
どこかへ出かけようとするアイチに声を掛けるエミ。
「大丈夫、すぐ帰ってくるから、待ってて」
フラグ立ちまくりな台詞を言うアイチ。
あかん、これ、絶対すぐ帰ってこないやつや……。
「誰なんだ? なぜ僕を呼び出した」
タクトの手紙によって呼び出されたアイチ。
先程のアイチは、タクトのところへ行こうとしていたようです。
「櫂トシキ……」
タクトから、自分の記憶に残っていた、本来は知らないはずの櫂くんについて教えられ苦しみだすアイチ。
「櫂トシキ、僕の中で彼の存在が大きくなる、溢れ出てくる!!」
やっぱり櫂くんのせいだったか……。
「やぁ、久しぶりだね、コーリン」
ショックでイメージの枷が外れてしまったことにより、サンクチュアリを作り出し、サイクオリアの力でコーリンを支配するアイチ。
「忘れてる」
一方、家で兄の帰りを待つエミは、アイチがジャケットを忘れてることに気づきます。
「さむっ、大丈夫かな? アイチ」
アイチのジャケットを着て、外に出るエミ。
エミがなぜアイチのジャケットを着ているのか不思議でしたが、こういうことだったんですね。
兄のものを身につける妹っていいですよね。
「あっ! あんな建物あったっけ?」
サンクチュアリの存在に気づくエミ。
ようやく話が、1話に繋がりましたね。
「なぜ、この世界の君は、ある一人(注:櫂くんのことです)の人生だけに肩入れする? なぜ、その幸せだけを追求する? そしてこれは本当に正しき道なんだろうか? 仮に誰かの幸せが少し欠けても……」
アイチへの説得を試みるタクト。
「黙れ、黙れ! それはすべてうまくいっているものたちが使う言葉だ。僕は何も得ていないし、上手くもいっていない。ここは僕がヴァンガードに触れなければ、誰かが幸せになれる世界。僕が唯一手に入れた成功なんだ。だからこそ、それを邪魔するものたちは排除する」
この世界のアイチは、なかなか歪んでますね……。
「でも、その歴史は偽りなんだよ、歪んでるんだ」
「そんなの信じるものか」
「その歪みによって、他の多くの人が不幸になるかもしれないのに?」
「その不幸を僕は知らない、見たくもない。でも、君の話を聞いて僕は確信したんだ。この人を幸せにしたい、この人たちの幸せを壊してはいけない。たとえこの世界が偽りであろうとも、苦しむのは僕だけで十分だ」
自己犠牲によって解決しようとするアイチ。
ますます、レギオンメイト編っぽくなってきました。
というか、2018年版のアニメが1期とリンクジョーカー編のリメイクだったように、ifの後半はレギオンメイト編のリメイクなのかな?
時間軸は元の世界に。
シュカちゃんのところから走り去り、一人落ち込むエミ。
「やっぱり、ここだった。隣いいですか?」
そんなエミの元に現れるシュカちゃん。
「エミちゃん、ごめんね」
「ううん、シュカちゃんが悪いわけじゃないから」
「あのね、もうやめる。アイチのことは諦める」
「エミちゃん!」
「みんなは、今のアイチがアイチじゃないって言ってくれるけど、こっちのアイチもアイチだもん。自分で勝手に家から出て、引きこもって、それを櫂さんの運命を変えてまで、アイチを本当の姿に戻すって正しいことなのかな?」
「わたしたちのために、もうみんなが頑張る必要なんてない」
この辺はアイチと考え方が似てますね。
性格も見た目も全然似ていない先導兄妹ですが、やはり兄妹ですね。
「でも、それじゃあ! エミちゃんは今まで私の前に色々なユニットたちを形にしてくれた。私の想いを叶えてくれた。だから私もエミちゃんの想いを!」
シュカちゃん良い子ですねぇ……黒幕やラスボスなんじゃないかって疑ってごめんね。
「でも、方法がない。わたしが望んだって、それは叶うことのない夢」
すっかり諦めモードのエミ。
「みんなのとこ帰ろう」
シュカちゃんに余計な心配を掛けまいと、わざと明るく振る舞うところが健気ですね。
「ヴァンガードで作られる絆は無くなってしまうかもしれないけど、この世界はこれで正しいんだなって思えば、それで済むことだから」
この辺りの「自分さえ我慢すれば」という考え方も、アイチと似てますね。
「ヴァンガードで作られる絆……そっか」
エミの言葉からヒントを得て、何かを思いつくシュカちゃん。
さっそく思いついたアイデアを仲間に披露するシュカちゃん。
「シュカちゃん、これで始まりの場所に行けるのね。そしたら櫂さんにブラスター・ブレードを渡して……」
「うん、そうすればすべての歪みは消える」
「アイチが帰ってくる!」
「うん!」
兄が帰ってくる方法が見つかり、嬉しそうなエミ。
妹の笑顔はいいものですね。
「スイコさん!」
「そうね、エミちゃん良かったわね……」
「はい! ウフフフフ……」
何やら引っかかっていそうなスイコ。
「魔法少女エミ! カードの妖精シュカ! 二人はいつでもブラスター・ペア!!」
今回の変身口上です。
これが聞けるのも、あと少しですね。
あとがき
今回はシュカちゃん回だと思ってましたが、予想以上にエミの出番が多くて良かったですね。
作画も安定していて、可愛いエミがたくさん見られましたし、エミとアイチについても、ちゃんと掘り下げがあって、一安心。
あとは、最終回に向けてエミの大活躍があれば言うことなし。
兄妹恋愛にはさすがに期待していませんが、兄妹愛や絆は見せてほしいところです。
頼むぞアイチ、最後ぐらいは兄として良いところを見せてくれ。