俺妹二期も今回の第16話で最終回。
16話は原作12巻の最終章をアニメ化。
感想
前半は京介の卒業式。
ゲー研のメンバーとの会話がメイン。
この辺は特に見所が無いし、スルーで。
校門で待っていた桐乃と一緒に家に帰る途中、待ち構えていた麻奈実と公園に行くことに。
麻奈実の前で京介と腕を組み、付き合っていることを見せつける桐乃。
麻奈実に腹パン喰らう桐乃。
桐乃の自業自得とはいえ、さすがにやり過ぎな気が……。
ちなみに桐乃好きの僕ですが、この時の桐乃の麻奈実に対する態度を擁護する気はありません。
これに関しては、調子に乗り過ぎた桐乃が悪い。
麻奈実との壮絶なマジ喧嘩。
原作通りではありますが、このシーンをここまでリアルに描写する必要あるんでしょうか?
14話の感想から何度も言ってますが、14〜16話は、力の入れどころが、ところどころ間違っているように思います。
桐乃のこういう描写を見ていると、スタッフの中に、明らかに桐乃が嫌いな人がいるのでは? と勘ぐりたくなりますね。(まぁ、麻奈実も同じように酷い目にあってはいますが……)
「こっちは生まれたときから一緒だっつーの! 妹が! 幼馴染みなんかに負けるかぁ――っ!」
なにげに名台詞。
麻奈実による高坂兄妹の関係についての正論攻撃に対し、妹を守るように反論を始める京介。
この台詞、重要です。覚えておいてください。
「土下座されても、嫌だって、邪魔するよって言ったら?」と脅してくる麻奈実に対し、
「そのときは――まぁ、しょうがねぇわな。エロゲ主人公の兄貴どもの真似をしてみるさ。覚悟を決めるよ。一つを守るために、多くを失う覚悟をだ」
と答える京介。
サラッと言ってますが、この物語のラストを語る上で、ものすごく重要な台詞です。
麻奈実の涙ながらの告白に対しても、
「おう、近親相姦上等だ! 実妹エンド、やってやるぜ!」
これも、超重要台詞です。
アニメではわかりづらいかもしれませんが、原作をちゃんと読み込んでいる人には、この京介の台詞がどういう意味を持つかはわかるはず。
ちなみに、これらの台詞がどう重要かは、あえて今回の記事では詳しく語りません。(今書いてる途中の、原作12巻の感想記事で詳しく語る予定)
麻奈実との対決が終わり桐乃にひとしきり怒られた後、桐乃の頭にポンと手を置く京介。
この行為、もう何度目でしょうね?
涙目の桐乃。
こういうのを見ても、なお、桐乃を嫌う人の気持ちが、僕には理解できない。
僕は、ものすごく可愛いと思うんですけど。
「嬉しい! すっごい、すっごい嬉しい!」
京介の胸に飛び込む桐乃。
ここまで素直に京介に気持ちを伝える桐乃は、冷戦以降、おそらく初めてであり、最後。(作品的な意味で)
ここからしばらくは、素直で可愛い真・桐乃さんの姿をお楽しみください。
誓いのキスをした後、幸せそうに見つめ合う二人。
そんな二人の姿を見ていると、高坂兄妹好きで良かったなと心の底から思えます。
うん、今までアニメについて色々うるさいことを言ってきましたけど、このシーンをちゃんとアニメでやってくれたことで、全てを水に流しますよ。
……って、正直思いましたけど、許すよ、許す、許しちゃいます。
キラキラ桐乃。
兄にキスされた後の、この表情から、桐乃の気持ちを汲み取れますよね?
わざわざ僕があれこれ説明しなくても、二人の未来を読み取れますよね?
最後に
さっきもちょっと書きましたが、俺妹のアニメについては、これまで色々うるさく言ってきましたし、不満な点も多かったですけど、良い部分も多かったです。ちゃんと原作同様に桐乃エンドをやってくれて、教会のキスシーンもバッチリ再現してくれたことで、僕は俺妹のアニメについては、十分満足しました。
今のご時世、地上波で流すには色々問題があってなかなか難しい実兄妹間での恋愛やキス、結婚式を、ネット配信限定という裏ワザで上手く交わしたその手腕も見事です。
もう、あれこれ、余計なことは言いません。
俺妹のアニメを作ってくれたスタッフの皆さん、お疲れさまでした。
アニメ二期のブルーレイの最終巻は必ず買います。
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