御巫 陽菜 『な妹き!』(ウザかわ系・アイドル、無邪気、おバカ)

作品情報

タイトル:な妹き!
ブランド:脳内彼女 作品ページ
ジャンル:生意気な妹が恋人堕ちしちゃうAVG
発売日:2015年5月29日(金)
販売価格:5,500円(税別)

あらすじ

公式サイトのストーリー参照。

システム

クリックで読み進めていき、選択肢でシナリオが分岐する、一般的なエロゲ。

ウインドウサイズは1280*720のワイド。
システム設定は必要最低限のものは揃っていますが、バックログからのシーンジャンプが出来ない、エフェクトカット機能がないのが気になりました。

プレイ時間は共通ルート2時間ちょっと、個別ルート2時間ぐらい。
総プレイ時間は8時間程度。

裸立ち絵あり。

妹について

名前 年齢
御巫 陽菜 (みかなぎ ひな) 兄の6つか7つぐらい下の中○生?
一人称 兄呼称
陽菜、わたし お兄さま、お兄様、おにいさま、変態お兄さま、お兄ちゃん
身長 体重 スリーサイズ
不明 不明 不明だが胸は小さめ
CV 原画 シナリオ
八尋まみ あげきち 西田一、蒼夜
備考
複数妹

主人公の妹。
御巫家の三女で学生。

子供っぽく、夢見がちな性格で、フォロワー数1万というそこそこ人気のあるネットアイドルをやっているのが自慢。
自分が可愛いという自覚はあり、何かとそれを主張するので、兄や姉たちからはウザがられている。

姉たちと違い、兄のことはお兄さまと呼んで素直に慕っているが、すぐに子供扱いされることには不満を持っている。
姉たちのことは大好きで、アイドルで成功しようとしているのも、成功して姉たちを早く楽にさせてあげたいからという姉想いな面もある。

陽菜の実義は、他の妹と同様に血の繋がったという表現が出てくるので実妹は確定。

陽菜のCG枚数は17枚。
内訳はイベントCG4枚に、HCG13枚。
兄の膝の上に乗って甘えるCGがお気に入り。

Hシーン数は10回。
手コキやフェラだけのシーンもあったりするので、本番は実質6回。

「ふふん、どうお兄様、すごいでしょ? みんな可愛い陽菜を応援してくれてるってわけなんだから!」


「陽菜の初めての人に……お兄ちゃんがなっちゃう? 今、やらなかったら……もう二度と、こんなチャンスないよ」


「お兄ちゃんを陽菜のファンに……本物の、ロリコンの変態さんにしてあげるね……」

兄について

主人公。
元フリーターで、現在は大学浪人生。

両親は一番下の陽菜が生まれたばかりの頃に亡くなっており、現在は妹3人と実家で4人暮らし。
御巫家は古い名家で、長男が妹を娶るという風習があり、それに反発して妹を守りたいと思っていた兄は、高校を中退して3年ほど家を出ていた。

妹たちのことは大切に思っており、シスコン気味。
自分より立場が上な妹たちに、兄としての威厳を見せつけたいと思っているが、上手くいかず空回りすることが多く、結構情けない。

陽菜のことは妹として可愛がっているが、一番下の妹ということもあって、保護者的感覚が強い。
ネットでのアイドル活動や陽菜の将来についても、なにかと心配しているが、実際は陽菜なりにちゃんと色々考えていて、逆に感心させられることも。

「すまん陽菜。でも確かに可愛いぞ。兄の贔屓目を抜きにしてもお前は愛嬌がある。それは本当だ」


「陽菜が本気で悩んでいるんだったら、お兄ちゃんなんでもしてやりたいと思ってるんだぞ」


(陽菜を誰にも渡したくない……他の男になんか、絶対にやりたくない……)

シナリオ

物語は兄が3年ぶりに家に帰ってきてから、1ヶ月ほど経過したところから始まります。

妹の愛鳥、優羽とは離れていた間に溝が出来てしまい、優秀な愛鳥のおかげで兄の権威も失墜。
家での立場がなく、妹たちの扱いに苦労する兄の姿が描かれます。
そんな中で、昔と変わらず兄を慕ってくれる脳天気な陽菜の姿は、数少ない癒やし要素。

姉妹仲は良好で、妹同士の交流や関係もちゃんと描かれているのが好印象ですね。

共通ルートでは、優羽が愛鳥と兄の関係に嫉妬して足コキを始めたところからHシーンが始まり、これをきっかけに愛鳥とはお風呂でソーププレイや妹じゃなく姉として甘やかされる授乳手コキ、陽菜にはオナホールコキをされることになります。本番はありません。

共通でのHシーンはすべて妹上位ですし、かなり情けない兄ですが、悪夢にうなされる陽菜を落ち着かせるところは珍しくちゃんと兄してて格好良かったです。
このイベントは共通ルートでの兄の一番の見せ場であり、この出来事をきっかけに、妹たちとの関係も少し改善されます。

(ここからネタバレあります。未プレイの方はお気をつけ下さい)




陽菜ルートに入ると、陽菜が兄をからかって様々な誘惑をしてくるようになります。
朝の食事の時にフェラをしてきたり、リビングで裸を見せつけてきたり、陽菜の部屋でお馬さん扱いで手コキされたりと、幼い陽菜に性的なペット扱いされる兄。
陽菜に誘惑されるまま処女まで奪ってしまった兄は、すっかり陽菜の言いなりに。

そんなある日、大好きなアイドルのライブに出かけた陽菜の様子がおかしくなります。
愛鳥と優羽からおかしくなった原因を聞き出すように頼まれた兄というところで、選択肢が登場。

普通に声をかけるを選択した場合、アイドルとしてやっていく自信を無くしている陽菜を励ますために協力するはずが、いつの間にか陽菜に調教され、ご主人さまとペットという関係になり、陽菜の身体に夢中になっていくというバッドエンドに。

会心のネタを見せるを選んだ場合、アイドルとしてやっていく自信を無くしている陽菜を励ますことに。
ここで例のアイドルが『絶対★妹原理主義!!』に出てきた奏だったり、その兄と今作の兄がバイト先の知り合いだったという小ネタが出てきます。

兄に励まされた陽菜は、無理して背伸びすることをやめ、自分のペースで成長していくことを選び、素直に兄に甘えることに。
兄と両想いになった陽菜は、本物のアイドルになって成功するというハッピーエンドで終わります。




(ネタバレここまで)

他ルートの陽菜

愛鳥ルートでも優羽ルートでも、あっさり認めてくれます。
優羽ルートでは、泣いて姉たちの喧嘩を止めるという見せ場があります。

親バレ、周りバレ

ネタバレなので隠します。構わない人は反転して読んでください。
親バレは無し。陽菜と恋人になった後に、愛鳥と優羽に二人の関係がバレます。愛鳥は二人が本気であることを認めてあっさり許してくれますが、優羽は認めてくれません。……と言っても優羽は妹可愛さのシスコンで言ってるだけで、陽菜が大人であることを証明したらあっさり認めてくれます。

禁忌、背徳描写

ほとんどないですね。
陽菜は兄妹であることをほとんど気にしませんし、兄は一応気にしてますが、実際にこれといった障害があるわけでもないので、あってないようなものです。

まとめ

公式の紹介で陽菜はウザいけど可愛い妹となってますが、実際はそこまでウザい感じもなく、妹としては普通に可愛いかったです。
ロリ系の妹ではありますが、そこまでぺったんこというわけでもないので、ロリが苦手な僕でも受け入れやすかったのも好印象。

陽菜ルートは、愛鳥や優羽ルートに比べると恋人>妹という表現も控えめで、あまり気にならなかったのも良かったです。

一番下の妹という立場を活かしたキャラやシナリオの作り方が上手い
お気に入り度(10点満点) 8

jitsumai.hatenablog.com
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別のキャラのレビューを読む

作品全体について

3人の妹を攻略すると、タイトル画面のExtra→Specialからハーレムルートがプレイできるようになります。
内容は3人の妹全員を恋人にして、お風呂でハーレムHをするというもの。
普通のハーレムシナリオなので、特筆するようなことはないです。

作品としては、いつもの脳内彼女の複数妹モノ。
兄妹だけじゃなく、姉妹同士の関係もちゃんと描いていますし、姉妹同士の喧嘩もありと、しっかりツボを押さえているのはさすが。
Hシーンは妹に責められるシチュが多いので、好みは分かれると思いますが、『絶対★妹至上主義!!』や『絶対★妹原理主義!!』が気に入った人なら、問題ないかと思います。

ミドルプライスということで、フルプラ作品に比べるとボリュームはやや少なめですが、ちょうどいいと感じるボリュームで特に不満はなかったです。

問題は、やたら恋人を強調してくるのと名前呼びですね。
妹兼恋人という表現もあるにはありますが、実際は恋人>妹と感じられる表現が多く、そこが引っ掛かって素直に楽しめないのが残念でした。

あとバッドエンドの必要性も相変わらずよくわからなかったです。
各妹ごとに1つずつバッドエンドがあるのですが、どれも似たような内容なうえに後味が悪すぎて、これいるのかなぁと思いました。

おまけ

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