2022年12月6日追記 コンプしたので、特典や作品全体についてなどを書き足しました。
作品情報
タイトル:ハミダシクリエイティブ凸(とつ)
ブランド:まどそふと 作品ページ
ジャンル:学園に来てくれる美少女と青春を謳歌する学園恋愛ADV
発売日:2022年11月25日(金)発売
販売価格:9,800円(税別)
jitsumai.hatenablog.com
『ハミダシクリエイティブ』の続編。
前作のヒロインたちのアフターストーリーと新ヒロインである天梨(あめり)のストーリーが読めます。
ミリ先生や新キャラのストーリーやHシーンはありません。
あらすじ
公式サイトのストーリー参照。
システム
クリックで読み進めていき、選択肢でシナリオが分岐する、一般的なエロゲ。
ウインドウサイズは1280*720のワイド。
システム設定は一通りのものは揃っていて、特に問題なし。
妃愛のシナリオは、真面目に読んで5時間半かかりました。
せいぜい3時間ぐらいだろうと思っていたので、予想以上にボリュームありましたね。
アメリ以外のヒロインのアフターストーリーは、クリック連打で読み飛ばしたのでそれぞれ1時間ぐらいで終わりました。
合計プレイ時間は、12時間ぐらい?
裸立ち絵や立ち絵鑑賞モードあり。
裸パッチもあって、サブキャラも男性である新川とシキ以外は脱がせられます。
各ヒロインのEDのスタッフロールが、初回はクリックで飛ばせないのが、ちょっと気になりました。
妹について
名前 | 年齢 | |
---|---|---|
和泉 妃愛(いずみ ひより) | 兄の1つ下、高○1年生? | |
一人称 | 兄呼称 | |
私、わたし、妃愛 | お兄、おにい、お兄ちゃん、ばかお兄、ズルお兄、えちお兄、意地悪お兄、いじわるおにい | |
身長 | 体重 | スリーサイズ |
不明 | 不明 | 不明だが、胸のサイズは大きめ |
CV | 原画 | シナリオ |
柳 ひとみ | 宇都宮つみれ、茜屋(SDキャラ) | 甲木順之助 |
備考 | ||
9月5日生まれ |
主人公の妹。
千玉(ちだま)学園1年生。
現役の人気声優で、芸名は小泉 妃愛。
愛称はひよりん。
性格は明るく社交的で、誰とでも仲良くなれるタイプ。
兄を甘やかすのが大好きで、食事やお弁当を作ったり、兄の相談に乗ってくれたりと頼りになる妹。
前作で実妹だったので、実義を疑う必要はまったく無し。作中でも何度も血の繋がった妹と出てきます。
妃愛のCG枚数は16枚。
内訳はイベントCG6枚に、HCG8枚、SDCG2枚。
ベッドで添い寝のCGがお気に入り。
妃愛のHシーン数は4つ。
前回はあった避妊系の描写が、今回はまったくなかったですね。
モザイクはかなり薄いです。
「……お父さんとお母さんの望んだ形ではないかもしれないけど、それでも私はお兄と二人で幸せになる」
「えへへ、お兄好きぃ~。大好きぃ~。おはようからおやすみまで好きぃ~。生まれてからずっと好きぃ~。お兄の妹に生まれてよかったあ」
「私の身体は生まれてからこの先まで、ずうーっとお兄だけのものだよ」
兄について
主人公。
千玉(ちだま)学園2年生。
学園の生徒会長。
陰キャのコミュ障で、卑屈なところがありますが、頭は回るし、人にちゃんと気も遣える常識人。
生徒会で経験を積んだおかげか、前作に比べると成長していて、だいぶ格好良くなっています。
どんな時でも妹のことを考えて優先出来る良兄。
これに関しては非の打ち所が無いですね。
ただ、兄として有能すぎて逆に面白みに欠けるところはありますが……。
「生まれたときから家族なんだ、離れて暮らす必要なんかない。別々に家族を持たなくちゃいけない決まりなんてない。目の前にいる家族を大切にすればいい」
「ひっ、妃愛は宝物だから……俺が授かった、この世で一番大切なものだから、いつも大事に、大事に扱ってる……」
「俺は自分の妹が好きなシスコン……いや、妃愛が好きなひよコンです。生涯妃愛のお兄ちゃんでいるとここに誓います」
シナリオ
妃愛のシナリオは兄が2年生である11月の新生徒会始動から、兄が高校を卒業するまでの1年以上をじっくり描いています。
メインは兄妹で、イチャイチャやHシーンは当然ありますが、他キャラの出番も多く、新キャラの生徒会役員二人も出てきます(新キャラとのHは当然無し)。
前作で不明だった部分なども補足されていて、前作では季節的に描かれなかったお正月やバレンタイン、クラス替え、兄の誕生日などのイベントもしっかり押さえてあります。
ただ、新キャラを含め、他のキャラの出番が多い分、妃愛の出番が少なくなってしまっているんですよね。
僕としては、妃愛との話が読みたいのに、生徒会活動や他のヒロインからもらったバレンタインチョコの話とか、どうでもいい話でシナリオが水増しされているのが残念でした。
他ストーリーの妃愛
それなりに出番はありますが、特筆するような出来事は無し。
妃愛目当てなら、プレイする必要はありません。
禁忌、背徳描写
あまり無いですね。
兄妹で恋人になるという関係が世間に認められないだろうことを二人とも理解していますし、周りにも内緒にしてはいるのですが、だからといってそれについて深刻な展開になるというわけでもなく、兄妹の関係についての重い描写はほとんどありません。
特典について
妃愛録りおろしドラマCD「妃愛の結婚式、エーゲ海にて」
げっちゅ屋の特典ドラマCD。
トラックは1つで、長さは41分46秒。
最初に妃愛からのネタバレに対する注意と挨拶があります。
内容はアフターストーリー以降のお話で、エーゲ海の無人島を貸し切って行う兄妹の二人きりの結婚式を描いたものになります。
音声は妃愛のみで、兄の音声はありません。
結婚式は二人きりなので牧師さんはいませんが、ちゃんとウェディングドレスやタキシードを用意していて、教会で誓いのキスもあります。
兄と結婚して、嬉しそうにはしゃぐ妃愛が可愛いですね。
後半は初夜のHシーン描写が、かなりの尺を使って描かれています。
ドラマCDの内容には満足していますが、これは特典CDじゃなくてアフターストーリーでやって欲しかったなぁ……。
まとめ
兄妹のイチャイチャ、昔の思い出、兄の良兄ぶり、妹の可愛さや成長など兄妹モノのツボはしっかり押さえてあります。
おそらく世間的な評価は高めになるんじゃないでしょうか?
ただ、残念ながら自分の中ではイマイチハマりきれなかったですね。
なんというか全体的に「そつがなさすぎる」んですよね。
シナリオもキャラも綺麗すぎるというか、優等生すぎるというか、平坦で波が無いというか……僕はそういうのに面白みのなさを感じる天邪鬼な性格なので、前作の妃愛の誕生日イベントのような悪い人間が出てきたり、ハラハラするような出来事が起こるなど、キャラや展開にギャップというか、予想外みたいな突き抜けたものが欲しかったですね。
善人ばかり登場する、予定調和みたいな世界は僕にとって刺激が少なすぎました。
作品全体について
売れっ子クリエイターたちのリア充ぶりを見せつけられるのが鼻について、微妙に苦痛でしたね。
華乃のアフターストーリーだけはそうでもなかったのですが、妃愛を含め、他のヒロインの話は結構キツかった……。
内容もソシャゲやVTuberなどいかにも若者向けで、僕のような古参エロゲーマーからすると、どうにも共感しにくい。
ただ、これらに関しては作品が悪いわけではなく、僕個人の問題だと思っています。
「僕も、もうそろそろエロゲは卒業かなぁ……」と強く思わされた作品でした。
出来は決して悪くはないが、自分には合わなかった
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