あらすじ
公式サイトのSTORY参照。
妹について
名前 | 年齢 | |
---|---|---|
天野 暦(あまの こよみ) | 兄の1つ下、高○1年生 | |
一人称 | 兄呼称 | |
私 | お兄ちゃん | |
身長 | 体重 | スリーサイズ |
不明 | 不明 | 不明 |
CV | 原画 | シナリオ |
新藤真弓 | 雛祭桃子 | 武藤礼恵、海原楓太、鯉川こい |
備考 | ||
特になし |
主人公の実妹。
学園の1年生。
アニメとゲームとネットに詳しいオタクで、ゲームショップでバイトしている。
どう見ても、『らき☆すた』のこなたのパロキャラ。
作中にバルサミコ酢や持ってけセーラー服などのネタもあることから、スタッフは狙ってやってるのがまるわかりです。
性格はゆるくてマイペース。
兄とは普通に仲良しで、よく一緒にゲームをして遊んでいる。
兄について
主人公。
学園の2年生。
帰宅部で放課後はファミレスでバイトをしている。
両親は海外出張でほとんど家にいない。
妹との関係は特に女性として意識してるわけでもなく、ごく普通。
シナリオ
15分ぐらいの共通シナリオの後に、選択肢で告白する人を選び個別ルートへ。
暦シナリオは恋愛がしたいという兄のために、暦が恋人訓練と称し、恋人同士の真似事をしようと提案することから始まります。妹に色々とダメ出しをされつつ、イチャイチャとデートをする二人。デートを繰り返すうちに兄は暦のことを意識するように。
…とここまではなかなか良かったです。
しかし、ここからが問題。
(ここからネタバレあります。未プレイの方はお気をつけ下さい)
デートを繰り返し1ヶ月ほど経った頃に暦から呼び出され告白されます。兄も暦のことが好きだと受け入れ即H。ちなみに暦ルートに入ってからここまでプレイ時間にして約15分ほど。あまりに描写不足な上に展開が早すぎです。
一応二人が好き合う理由などは説明されるのですが、どうも説得力を感じません。もうちょっと二人が惹かれあう描写をじっくりと描いてほしかったですね。
妹と結ばれた後はすっかりHに目覚め、毎日Hの繰り返し。家でも学校でも暦のバイト先でも思いついたら即実行という感じで、やりまくりです。
兄妹でイチャイチャする展開は好きですが、どうにも微妙。あまりにバカップルすぎて見てる方は醒めるんですね。いくら好きなものでも毎日食べると飽きる、そういう感じでしょうか?
ただHするかどうかは選択肢で選べるので、強制イベント以外はほとんどHしないということも可能です。(選択肢はエンディングにはまったく影響しません)
しかし、そうすると暦とはゲームの話とか授業の話とか、家に帰って一緒にゲームをするだけで一日が終わってしまいます。兄妹らしいといえばらしいのですが、あまりに普通すぎて面白みがありません。
そんな風に毎日が続き、週末にちょっとしたイベントがあって2週間を過ごすとエンディング。結局シナリオらしいシナリオはなく、終わってみれば妹と一緒にオタク話をしたり、ゲームで遊んだり、Hするだけのゲームだったなぁという印象でした。
(ネタバレここまで)
他ルートの暦
さて、肝心の自分のシナリオではイマイチな暦でしたが、他ヒロインである榎穂、智秋のルートだといい味出してます。兄とヒロインの関係をからかったり、兄がヒロインとうまくいくようにさりげなく協力してくれたりと妹として二人の仲を応援してくれます。
以下暦の台詞。
「ま、私としてはお兄ちゃんが幸せそうでなによりなんだけどね」
「お兄ちゃんは家族だもん。家族が幸せなら私だって嬉しいよ」
「今更だけどおにいちゃんをよろしくね〜。そんなんだけど、あたしのお兄ちゃんだしさ」
実にいい妹です。
暦は恋人としてよりも妹としての方が輝くキャラでしたね。
親バレ、周りバレ
ネタバレなので隠します。構わない人は反転して読んでください。
親には内緒。周りは陽奏(はるか)が二人の関係に勘付きますが、深くは突っ込んできません。それ以外にはバレないまま終わります。
葛藤、背徳描写
お互い兄妹での恋愛はまずいと一応認識していますが、暦の「兄妹でも結局男女ってことには変わらない」という論理であっさり納得。大した葛藤もなく結ばれます。
以降は兄妹であることに悩む描写はまったく無し。軽いノリが続きます。
まとめ
暦は妹キャラとしては悪くなかったです。
ただ、肝心のシナリオがイマイチ。妹とイチャイチャできさえすればそれでいい、という人なら満足できるかもしれません。
一見良さげなんですけどね……
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