作品情報
タイトル:お兄ちゃん、朝までずっとギュッてして!
ブランド:Tinkle Position 作品ページ
ジャンル:妹と添い寝でハグするADV
発売日:2018年5月25日
販売価格:9,800円(税別)
あらすじ
公式サイトのストーリー参照
妹について
名前 | 年齢 | |
---|---|---|
女未 すみ(おなみ すみ) | 小○校高学年? | |
一人称 | 兄呼称 | |
すみ | おにいちゃん | |
身長 | 体重 | スリーサイズ |
142cm | 不明 | B71/W52/H69 |
CV | 原画 | シナリオ |
綾瀬 あかり | K子 | 大和うみ、東人 |
備考 | ||
10月15日(人形の日)生まれ、AB型 |
女未家の四女で末っ子。
見た目や性格からして、小○校高学年ぐらいと思われます。
学校にはほとんど行っていなくて、家で学校の課題をこなしているが、学力はとても高く高◯生並。
大人しい性格で、家族の中では小動物扱いされて可愛がられている。
人見知りで男性恐怖症の気があり、家族以外の人間とは付き合いを持たない。
子供らしく好奇心が旺盛で、悪気なく兄や姉にHな質問をして困らせることも。
お兄ちゃんのことは大好きで、とても懐いている。
すみのCG枚数は20枚。
内訳はイベントCG10枚に、HCG10枚。
すみがブラジャー姿を見せてくれるCGと後ろから抱きしめるCGがお気に入り。
「わ~っ、わ~っ、ビックリして! おにいちゃんビックリして!」
「すみはね、おにいちゃんにならなんだってできるよ」
「いかない。すみは……おにいちゃんの側にいるって決めてるから……ずっと前から。すみが目が覚めてないって言うなら、ずっと覚めないでいい。おにいちゃんのお嫁さんになる! お嫁さんになって一生おにいちゃんと一緒に生きていく!」
兄について
主人公。
通信制の学園に所属してはいるが、学園自体には通っておらず、通信制のカリキュラムをこなして自宅で勉強をしている。
家族構成は両親と妹4人の7人家族。
両親は仕事で海外にいるため、現在は兄妹だけの5人暮らし。
子供の頃は酷い喘息をわずらっていたが、今は普通の健康体。
小さい頃から、喘息で何かあった時すぐ連絡が取れるように妹1人と一緒に寝ていて、今もそれは続いている。
かなりのシスコンで、何につけても妹優先。
あまりに行き過ぎて、ちょっと妹たちに引かれるところも……。
妹たちのことは大好きだが、相手も年頃の女の子ということで、過度なスキンシップはしないように気をつけている。
性格はほぼ、前作の主人公と同じです。
前作をプレイした人ならすぐに馴染めるでしょう。
いわゆる目無し主人公で、顔出しは無し。
すみは年少で年も離れていることもあり、特に可愛がっている。
「すみ、おはよう。今日も最強に可愛いな」
「絶対の絶対の絶対の絶対の絶対の絶対だ! すみが離れたいと言っても離さないからなっ!」
「ヒキコモリの何が悪い! すみは俺の癒しになってくれてる! 俺にとってなくてはならない存在だ! 人間の価値なんてそれで十分です!」
シナリオ
物語は、朝起きて、隣にそらがいるところから始まります。
妹たちとの朝食、すみと一緒に家で勉強、母親から妹と毎日ハグするように言われる、妹たちが帰宅しハグルールの説明をする、ハグする妹を選ぶ(1回目)→妹たちとの日常→ハグする妹を選ぶ(2回目)→妹たちとの日常→ハグする妹を選ぶ(3回目)という感じで共通ルートは続いていきます。
同じ妹を3回選ぶと個別ルートに突入。
すみをハグする相手に選んだ場合は、一緒にまったり過ごしたり、すみのパジャマ姿を撮影したり、すみの歯を磨いてあげたり、お兄ちゃんの役に立とうと頑張りすぎてすみが熱を出してしまったり、すみの身体をタオルで拭いてあげたりという感じで進んでいきます。
(ここからネタバレあります。未プレイの方はお気をつけください)
すみルートに入ると、兄の隠していたエロマンガを読んだのがきっかけで、すみはお兄ちゃんにエッチなことをして役に立とうとしてきます。
すみは行為の意味がよくわかってないし、兄妹でそういうことをするのはマズいと考えた兄は、もちろんダメだと断るのですが、断ったことによりストレスで採血のデータが悪化したこと、断ってしまったせいですみを傷つけてしまったこと、すみが本気で兄の役に立ちたいと考えていることを知り、すみの気持ちを受け入れることに。
ここですぐにセックスに入らずに、すみにちゃんと性知識を教えながら、少しずつ段階を踏んでHを進めていく兄には感心しました。
他の妹の場合、両想いになった後は、性欲に流されるままHシーンが連続するんですが、すみだけは、Hだけでなく、すみの初めてのブラのイベントを挟んだりと丁寧に進んでいきます。
シナリオの後半、クリスマスイブに兄妹全員でパーティの準備をしていると、突然PTAのおばさん連中がやってきます。
すみを可哀想な子だと決めつけ、自分たちの常識を押し付けてくるおばさん達に対し、兄妹それぞれがしっかりと反論し、すみ自身もきっぱりと相手の誘いを断るシーンは、なかなか熱かったです。
そこからエピローグまでの流れも綺麗で、申し分無し。
すみのシナリオは姉妹の中で一番出来が良いと感じました。
(ネタバレここまで)
親バレ、周りバレ
ネタバレなので隠します。構わない人は反転して読んでください。
妹たちや母親にすみとHしていることを正直に話すと、すんなり認めてくれます。
禁忌、背徳描写
ほとんどないです。
兄妹でHするのは、世間的には良くないという認識はありますが「そんなの関係ねぇ!」って感じで強引に押し切ります。
作風的にもブランド的にも、シリアスを期待するような作品ではないので、これで良いと思います。
まとめ
すみシナリオは、他の妹たちに比べて、ダントツで出来がいいです。
あかねとこはくのシナリオは全体的に雑で粗ばかりが目立ちましたが、すみシナリオは最初から最後まで非常に丁寧に作られています。
僕がロリ妹が嫌いな理由の一つとして、兄が性知識のない妹を上手く言いくるめて、性欲のままにヤッちゃうことが多いというのが挙げられるのですが、すみシナリオの兄はちゃんとすみに性知識を教えて、すみの意思を確かめてから手を出しますし、すみからも本当に兄のことが好きで、兄の役に立ちたい、兄を癒してあげたいという気持ちが伝わってくるので、幼い妹に手を出すという嫌悪感や罪悪感を感じにくかったのが良かったです。
妹に手を出した後も、性欲をむき出しにしてヤりまくるわけではなく、すみからしたいというまで手を出そうとしませんし、すみのことを考えて、節度を持ってセックスしているのも好感持てました。
最初にすみルートをプレイしてしまうと後が辛いと思うので、個人的にはすみは最後に回した方が良いと思います。
このクオリティで、妹全員のルートを作って欲しかった……
お気に入り度(10点満点) 9
ここから先は作品全体について書いていきます。
システム
クリックで読み進めていき、選択肢でシナリオが分岐する、一般的なエロゲ。
プレイ時間は、共通3時間、個別2時間ぐらいだと思います。
ウインドウサイズは1280*720のワイド。
システム設定は一通りのものは揃っていて特に問題なし。
裸立ち絵あり。
立ち絵キャラ鑑賞モードあり。
テキストウィンドウの兄のネーム枠は、前作と同じく変更可能(デフォルトはお兄ちゃん)。
ハグクリックシステムは前作のキスクリックシステムに比べるとかなり進化していて、前作のような煩わしさは無いです。
大体1ルートで共通を含め10回ぐらいハグのシーンがあるのですが、毎回妹の反応や台詞が違っていて、一つも同じものがありません。
面倒だったら、選択肢に切り替えることも可能です。
HシーンはハーレムルートのHも含めて、全て妹視点有り。
ゲーム本編では見られないのが残念ですが、回想モードの右上にあるお兄ちゃん視点というボタンをクリックすることで、妹たち視点に切り替えることができ、回想シーンが妹視点に変化します。
ハーレムルートについて
体験版のコードを入力すると、最初に妹を選ぶ選択肢にみんなというのが追加され、ハーレムルートに入れるようになります。
ハーレムルートのHシーンは7つ。
みんなでHし、妹全員処女喪失。
そらとすみとH
あかねとこはくとH
そらとあかねとH
こはくとすみとH
みんなでH
ホテルでみんなにフェラ→みんなでH
相変わらずお兄ちゃんは早漏なので、入れてから出すまでが早いです。
前作では妹たちの組み合わせが一つずつしかなかったですが、今作はちゃんと組み合わせが増えてますね。
どうせなら、そらとこはく、あかねとすみも増やして、全ての組み合わせで妹とHできるようにすれば良かったのにと思いますが……。
特典について
今回はげっちゅ屋で購入しました。
お兄ちゃんが朝までギュッとしちゃう添い寝CD
トラック1 そらと添い寝プロローグ
トラック2 そらとハグ
トラック3 そらとエッチ
トラック4 そらとピロートーク
……という感じで、各妹ごとに4トラックずつ、計16トラック、計42分が収録されています。
内容に関しては、もう、そのまんまなどで、説明は不要だと思いますが。
録り下ろしドラマCD「お兄ちゃん、器具の使用は禁止します!」
トラックは1つで、長さは43分52秒とかなり長め。
内容は、母親から送られてきた試供品の器具を使って、兄妹でHをするというもの。
ハーレムルートの話なので、妹たちは大胆です。
そらはマッサージ機能付きの水着、あかねはローター、こはくは電気の流れる器具、すみは騎乗位の練習をするための器具を使います。
長いのはいいんですが、内容の大半が喘ぎ声なので、聴いててあまり面白くないですね。
まとめ
システム的には前作の悪かった部分のほとんどが改善されていて、特に不満はないです。
ただ、シナリオ面はかなり問題有り。
妹たちの好感度が全員最初からMAXなので、シナリオに面白味がないんですよね。
どの妹もシナリオの流れがほとんど同じなので、2人目ぐらいから、すぐに飽きが来ます。
何度も書きますが、あかねとこはくルートは本当に雑で酷い出来でした。
あと、個人的には兄のキャラも合わなかったですね。
シスコンなのはいいんですが、言動がいちいち大げさで感情移入しづらい。
前作の『おにキス』の兄は、骨董の勉強を頑張っているところや、妹たちとHする関係になっても勉強をおろそかにしないところに好感が持てましたが、今作の兄にはそういった良い面が皆無。
毎日家に引き篭もって、大した努力をしてるわけでもなく、家でただ採血データを取ってるだけで世界の役に立ってるとチヤホヤされてお金が貰えるうえに、失敗しても周りが勝手にフォローしてくれておとがめ無し、さらに可愛い妹たちに無条件で好かれてて、その気になればHもし放題という都合良すぎる環境なので、好感が持ちにくかったです。
そのうえ、すみルート以外では性欲のままに妹たちとHして中出ししまくったり、そらルートでは、そらがHに夢中で課題をサボって友達に写させてもらうと言い出しても叱ったりせずにヘラヘラしてたりします。
ハーレムルートではHに夢中で妹たちが寝坊してしまうのですが、その際は学校に対し、妹がインフルエンザにかかって、それを看病した皆がインフルエンザにかかったかもしれないと嘘の連絡を入れて、(わざとじゃないとはいえ)妹たちに学校を数日サボらせ、その休みの間に妹たちを取っ替え引っ替えしてH三昧と、ダメ兄っぷりが目立ちます。妹が悪いことや間違ったことをしたら、ちゃんと正してあげるのが兄の務めだと思うんですけどねぇ……。
ハーレムルートのラストで、堂々とヒキコモリのニート宣言をした時はマジで引きました……。
Hシーンの薄さも気になりましたね。
薄いシーンが7つもあっても、使えなければ意味が無い。
4つか5つぐらいに減らした分、1つのシーンに力を注ぎ、連発を入れて濃くしてくれた方が、よほど使いやすいと思うのですが……。
原画、声優さん、妹のキャラ、システムなど良い部分はたくさんあるのに、兄のキャラ、シナリオ、テキストが足を引っ張っていて、上手く噛み合ってないと感じました。
おまけ
プレイした際のTwitterでの呟きをまとめました。
良かったら参考にしてみてください。
よし、すみルートプレイしよう。すみに関しては、小動物的なところが可愛くてわりと気に入ってたりするのだが、これまでのシナリオの出来を見る限り、下手に期待しないほうが良さそう……。
— JITSU@Q-X応援中 (@JITSUMAI) May 31, 2018
うむ、可愛い。ここまで幼い妹は、僕が普段プレイするエロゲではあまり見ないので新鮮だ。 pic.twitter.com/uzgl5iJ9Xx
— JITSU@Q-X応援中 (@JITSUMAI) May 31, 2018
このお兄ちゃん、妹が4人もいる環境で妹モノのエロマンガをコレクションしてるとは、なかなかの強者だな(笑) pic.twitter.com/CsNm0GFS9I
— JITSU@Q-X応援中 (@JITSUMAI) May 31, 2018
すみルートは、今のところあかねやこはくルートに比べると、なかなか良い出来。まぁ、この2つの出来が酷すぎるんだが……。
— JITSU@Q-X応援中 (@JITSUMAI) May 31, 2018
唐突に前作のお兄ちゃんをディスっていくスタイル嫌いじゃない(笑) pic.twitter.com/clIhJI5H4z
— JITSU@Q-X応援中 (@JITSUMAI) May 31, 2018
この前プレイした倉野くんの絵麻シナリオの時にも感じたが、ロリキャラのシナリオにやけに力が入っていると、このライターさんロリコンなんだろうか? という疑問が湧いてくる。
— JITSU@Q-X応援中 (@JITSUMAI) May 31, 2018
すみルート終了。妹たちの中で一番シナリオの出来が良いな。この丁寧さで全員分作ってくれれば、申し分なかったんだが……。
— JITSU@Q-X応援中 (@JITSUMAI) May 31, 2018
よし、おにギュのハーレムルートやるか。今日でコンプする。
— JITSU@Q-X応援中 (@JITSUMAI) June 1, 2018
ハーレムルート終了。これにておにギュコンプ。1週間もかかっちゃったよ……。
— JITSU@Q-X応援中 (@JITSUMAI) June 1, 2018