『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』の伏線を改めて読み解き、「完全なる桐乃エンド」を考察してみた(6巻編、上)

注意

この記事はライトノベル俺の妹がこんなに可愛いわけがない』を全巻読んでいることを前提に書いています。
おもいっきりネタバレがありますので、未読の方はお気をつけください。

6巻の時系列

日付 出来事 原作
6月(桐乃が帰国した翌日) 桐乃がリビングでいろいろなところに電話をかけている場面に遭遇 第一章
翌日の放課後 ゲー研の部室で黒猫に呪いのキスの件について聞こうとするがうやむやに 第一章
同日帰宅時 桐乃とあやせの再会の場面に遭遇 第一章
後日 あやせに加奈子のマネージャーとしてメルルのイベントに参加するよう頼まれる 第一章
上記の週末 秋葉原のイベントに参加、桐乃と黒猫を見かける 第一章
イベント後の夜 あやせからのサプライズプレゼントについて聞く 第二章
翌日の朝 あやせのサプライズプレゼントに気づかず、麻奈実を怒らせる 第二章
同日休み時間 麻奈実に桐乃の帰国後の態度について相談する 第二章
上記の次の日曜日 赤城と秋葉原に買い物に出かける 第二章
とある日の休日 『桐乃の帰国記念パーティ』が中止になり、高坂家で桐乃と黒猫と遊ぶことになる 第三章
翌日の放課後 黒猫と下校、元気がない沙織の件について相談する 第三章
上記の次の休日 桐乃と黒猫と一緒に沙織の家に遊びに行き、沙織の素顔と過去を知る 第三章
同日夜 夕食後に桐乃が家族にリアのホームステイの話を持ち出す 第四章
数日後の帰宅時 玄関前で裸のリアと桐乃に遭遇する 第四章
7月上旬(上記の翌日) 桐乃とリアと一緒に秋葉原に出かける 第四章
同日夕方 中学校の校庭で桐乃とリアが陸上の勝負をする 第四章
翌日 リアが帰国、桐乃に彼氏になってよと言われる 第四章

第一章

P.12
妹は妹で、平穏を愛する兄貴のことを、向上心のない怠け者だと見下していたのだろう。

サラッと過去編の伏線が。

P.12-13
これは大事なことなので何度も言うが――
俺は妹のことが大嫌いだ。あいつだって俺のことが嫌いだろう。
それはいまだに変わらない。絶対に、変わっちゃいない。
だけどな。
いまなら、胸を張ってこう言えるぜ。
あいつのことは大ッ嫌いだけど。
大切な家族なんだ――ってさ。

いまだにこんなことを言っている京介。
前巻まででそういうのは無くなったはずですが……これについては後で考察します。

P.14
俺は缶ジュースのふたを開け、妹のすぐ前に置いてやった。でもって桐乃の向かいに座り、週刊漫画を読み始める。…………別に、妹のそばにいたくって、わざわざここで読もうとしているわけじゃないぞ?

いつもの言い訳ですね。

P.13
電話中の妹を横目で見ながら、「ただいま」と一声かける。
すると桐乃は、ちらっと俺の顔を見て、こくんと軽く頷いた。
「……へっ」
以前はガン無視だったことを考えれば、多少はマシになったのかもしれねーな。

P.15-16
「……そうかい。邪魔して悪かったな」
「そーそー邪魔邪魔。てかあんた、なんでさっきからずっとあたしのことチラチラ見てるわけ? 超キモいんだけど」
「べ、別に見てねーよ。誤解すんじゃねえ。二階の部屋でジュース飲んだあと、いちいち下まで捨てに来んのが面倒なだけだっつの」
ちぇっ、相変わらずひどい扱いだな。せっかくこの俺が、珍しくおまえのことを気にしてやってたっつーのによ。追い払われた俺は、イライラ渋々ソファーから立ち上がる。

P.16-17
――とまあ妹との関係は、こんな感じだ。思い出すのもこっ恥ずかしい話だが、つい先日、俺はわざわざアメリカくんだりまで飛んでいって、妹を拝み倒して帰ってきてもらったわけだ。
そんなことがあったから、妹との関係もなんか変わるんじゃねーかなと思ってたんだけど。
……どうなんだろうな? 実際、なんか変わったんかなあ?
こっちは正直、妙に妹のことを意識しちまってるんだけど。
なのに、あっちは全然みたいなんだよな。相変わらず俺への扱いはひでえもんだし。
うーん……俺らの関係、なんにも変わってねえってこたあ……ない、と、思うんだが……。

この桐乃の態度の理由については、第二章のP.77-78で麻奈実が解説しているので後述。

P.18-19
『アレッ! よく考えてみりゃ、あれって遠回しな告白だったんじゃねーの!?』っていまさらながら、ドキドキしてたりするんですよ。

P.19
昨夜とか『きゃーーーーーっ、あいつが俺のこと好きだったらどうしよーーーっ!』ってベッドの上でごろごろ悶えていた俺が、バカみたいじゃないすか。いい面の皮だぜ。
なあ。おまえらが俺と同じ立場だったら、どうするよ?
いったい全体どーいうことなのか、気になってしょうがねーよなあ?

P.24
いまにして悔やまれる。
も、もしかしたら俺は、もの凄くもったいないことをしていたのではなかろうか……!
いやっ、本気で二人きりになりたいなら、黒猫にならってどこかに呼び出すという手もあるのだが……あいにくそこまでの度胸はねえ! ぶっちゃけさっきの問いかけも、なけなしの勇気を振り絞ったものだったんですよ!

呪いのキスの件で、黒猫を意識しまくる京介。
着々と黒猫フラグが積み上がっています。

P.21
"人に薦められたからやってみたんだけどチョークソゲーwwwとくにゲームバランスが最悪杉wwwむずかしすぎてこんなもんクリアできないしww”
”いや、それはさすがにおまえがド下手なだけ。ゲームバランスは適切”
”晒しスレで擁護とかw 製作者様降臨乙ww”
”そもそもここで叩かれているのはシナリオだけ。ゲームシステムはよく練られている方”

2ちゃんねる同人ゲーム掲示板の書き込み。
黒猫と瀬菜がゲー研で作った『強欲の迷宮』についての言及。
煽りまくっている前者は桐乃、擁護している後者は黒猫です。

P.22
ところでおまえ、これがエロゲーだったら、あと九回登場したくらいのとこでHシーンに突入すっから、ちゃんと数えておけよ。

エロゲ脳乙。
5巻以降京介のオタク化が進みまくっています。

P.24
俺はむっつりと押し黙ったまま、携帯を取り出し、アドレス帳からそいつの番号を選択する。
……トゥルルル……ガチャ。ワンコールで相手が出た。
『なに?』
無関心そのものといった応対。俺がかけた相手は、何を隠そう桐乃である。
俺は軽い気持ちで聞いてみた。
「おまえさ、俺のことどのくらい好き?」
『はあ? なに言ってんの?』
「…………」
『……あのさー……あたしの携帯アドレスと電番、あんたに教えたけどさ。緊急の用件以外であんまし掛けて来ないでくんない? ウザいし』
ピッ。……ツー、ツー、ツー…………。
「切りやがった! ……んだよ……つまりあいつは俺のこと嫌いってわけね、相変わらず」

相変わらずそっけない桐乃の態度ですが、ワンコールで出たのがポイント。
毎回、桐乃は京介からの電話にワンコールで出るんですよね(笑)

P.29-30
「当たり前だ。おまえね、俺が女子中学生に着信拒否されて、どんだけショックだったと思ってんだよ。町中で鼻水垂らして大泣きしちゃったくらいなんだぜ?」
「……お、大げさに言わないでくださいよ」
マジです。ぜんぜん大げさに言ってません。
(中略)
「……その、責任を取るって、具体的になにをすればいいんでしょう?」
「結婚してくれ」
「通報しました」

あやせの前だと、明らかにテンションがおかしくなる京介。
こちらは黒猫と違ってギャグ要素が強くて、ふざけているだけなのがわかります。

P.31
だからこの女と会うのはイヤだったんだ! ろくなことになんねえもん!
いくら超かわいいっつったって、毎回毎回、性犯罪者のレッテルを貼られかけてたら身が持たんぞ。まー俺の自業自得もあるけどさあ。

本気でイヤなら会わなきゃいいのですが、ドMの京介お兄ちゃんは、毎回あやせの折檻を期待して嬉しそうに出掛けていきます。

P.41
「あー、だりー……オイ、そこのロリコン。ちっと加奈子の肩もめヨ」
「おまえってやつは、正真正銘クソガキな。誰がロリコンだこの野郎」
誤解を招くようなこと言ってんじゃねえよ。

京介のロリコン否定発言。
京介はブリジットちゃんにも全然興味を示しませんし、ロリコンじゃないのは確かでしょう。この巻にたびたび出てくるロリコン云々という描写は、四章での京介の絶叫の伏線になっています。

第二章

P.68
『あはっ、謙遜しないでください。わたし、本当に感謝しているんですから。お疲れさまでした、お兄さん』
「いやいや、そんなに褒めるなよ。……照れるだろ。そ、それより、頼まれごとは果たしたわけだから……その、さ」
『はい、分かってます。着信拒否設定、解除させていただきました』
「よっしゃあッ!」

ろくなことにならないとわかっていつつも、自分から積極的にあやせに絡んでいく京介。
着信拒否設定を解除してもらって、テンション上がりまくっています。

P.68-69
『は、反応に困ることを……! と、というか、お兄さん、最近わたしに執着しすぎじゃありませんかっ? これってわたしの自意識過剰じゃないですよね?』
「まあ、俺っておまえのこと大好きだしな」
『ちょ、調子のいいこと言わないでくださいっ。……わたしが着信拒否してることに、半年も気付かなかったくせに……』
「いやいや、だからこそ、これから仲良くしていこうかなっていうね?」
『ぜんぜん本気で言ってないですよね、それ。……もう、あんまりからかうと、ほんとに怒りますよ? はぁっ……お礼をしようという気持ちが段々薄れてきました……』

冗談交じりにあやせに大好きという京介。
京介が、やけにあやせに執着する理由はドMだからですね。

P.69
『秘密です――でも、きっと気に入っていただけると思いますよ? なにせわたしの、精一杯の気持ちを込めた「サプライズプレゼント」ですから』

―――結局、あやせと麻奈実のサプライズって何だったんでしょう、次巻への伏線でしょうか?


伏見:ありましたよ、あの寝癖です。あれはあやせプロデュースの麻奈実変身イベントなんですけど、まぁ失敗編というか。かーずさんも京介並みに鈍感ですね(笑)。
blog.livedoor.jp

「サプライズプレゼント」はP.70-72の麻奈実の髪型らしいです。
これに気づくのは至難の業な気がしますが……。

P.74
妹と何らかのフラグを立てたはずなのに、何故か続きのイベントが始まらない――みたいな感じ、だろうか。いやっ、もちろん俺は、桐乃とのイベントなんざ見たくもない――というか想像するだに気持ち悪いんだけどよ!

エロゲ脳乙乙。

P.74
あんだけのことがあったんだ。良くも悪くも、いままでどおりってわけにゃいかないだろうと覚悟はしてたんだよ。で、こっちは桐乃のことを凄く意識して、気にしてたのに、あいつは全然そんなことなくて――拍子抜けした、というか。せっかく固めた覚悟をスカされた……というかさ。
「どうにも座りが悪いんだよ。別に問題ないっちゃないんだけど……」
「桐乃ちゃんともっと仲良くなれるかなって期待してたのに、おかしいなあってこと?」
「ち、違うぞ!?」

せっかく桐乃イベントが始まると覚悟を固めたのに、スカされてがっかりする京介。否定するのがよけいに怪しい(笑)

P.75
「でも桐乃ちゃんが留学しちゃって、寂しかったんでしょ?」
「そりゃ……めちゃくちゃ寂しかったよ。文句あっか! 大嫌いなやつでもイキナリ家族が一人減ったら、寂しいに決まってんだろが!」
「な、なんで怒るの!?」

麻奈実に逆ギレ。
正直に自分の気持ちを話すようになっている分、成長していますね。

P.76
「俺はあいつとの関係がこれで悪化しちまうだろうなと思ってたんだ」
俺が妹に立てたのは、断じて恋愛フラグなんかじゃない。
妹ルートは存在しないし、妹エンドはありえない。

妹相手にこんなことを考えている時点で十分おかしいし、意識している証拠だと思いますが……。
しかし、見事なフラグですね。

P.77
「それに、この前あやせちゃんと電話で話しているとき、たまたま聞いたんだ。『桐乃ったら、ここ一年くらいお兄さんの話しばっかりするんですよ――』って」
「あやせが、そんなことを言ってたのか」
「うん、怒りながら、だけどね」
……あやせと麻奈実。またこの組み合わせか。本当に仲良くなってたんだなこいつら。
だけど情報元があやせなら、桐乃が俺の話ばかりしているってのは、マジなんだろうな。
ふ、ふん。だからなんだっつーわけじゃあ、ないけどさ。

京介の言う通り、情報元があやせなら桐乃の話はマジみたいですね。
京介の反応はどう見ても嬉しそうです(笑)

P.77-78
「あと、わたしが桐乃ちゃんだったら――って考えると、なんとなぁく……いままでどおりの態度を続けている理由、分かるような気がするんだ」
「なんだよ、理由って」
「恥ずかしいんだよ。きっと」
「は、はあ?」
当惑した声を出すと、麻奈実にくすくすと笑われてしまった。
「もしもわたしが留学して――毎日辛いなぁ、うまくいかないなぁって、落ち込んでいたとして。それで、そんなとき、一生懸命、必死になって、きょうちゃんが連れ戻しに来てくれたら――すっごく、嬉しいもん。あんまり恥ずかしくって……きょうちゃんの前では、必死で平気なフリしちゃうかもしれない」

桐乃の態度が以前どおりの理由。
いくら桐乃の気持ちを知っているとはいえ、なぜ麻奈実がここまで桐乃のことを理解しているのかは謎ですが、これは京介の主観ではないので、そのまま信じてもよさそうです。

P.78
「だからね、きょうちゃん。心配しなくても大丈夫。桐乃ちゃんとは、絶対、これからもっと仲良くなれるから。わたしが保証してあげる」
「ふん…………俺は別に、妹と仲良くなんてなりたくないっつの」

この頃の麻奈実は、普通に高坂兄妹が仲良くなることを望んでいたようです。
このお人好しぶりが、結局麻奈実にとって仇になるのですが……。

P.85
れ、レディースグッズ? え? なに? それって……
「あ、赤城おまえ……妹に■■■(ピー)プレゼントすんの?」

ここで隠されてる単語は「バイブ」でいいんですかね?

P.93
赤城が店員と話している間、手持ちぶさたになった俺は、びくびくしながらフロアを見物する。店内には、SMプレイに使うボンテージ衣装や道具類が大量に陳列されていた。
あやせや黒猫あたりに着せてやったら、さぞかし似合うことだろう。

ここで桐乃を引き合いに出さず、あやせや黒猫を想像する京介。
京介って、妹でエロを想像するのを嫌がるところありますよね。
最終巻では嘘をつくのを止めて開き直ってましたし、本音はどうなのかは怪しいところですが(笑)

P.94-95
「ぐ……っ……!」
俺に電流走る。
ば、ばかな……っ! こんなものが……この世に存在したとは……っ!
俺たちは金縛りにあったように硬直し、それを見上げた。きっとこの場所を初めて訪れた誰もが、同様の反応を示すはずだ。それほどのものが、俺の目には映っていた。
「ククク……きたぜ高坂……この店の最終兵器(リーサルウェポン)が……」
だが、瞠目する俺とは対照的に、アカギは不敵な笑みを口元に刻んでいた。
「狂気の沙汰ほど面白い……さあ、行こうぜ! 最後の階によ……!」
「ああ……っ!」

これも福本作品のアカギネタですね(笑)

P.99
赤城も自分の妹で同じ想像をしてしまったらしく、青い顔でブルブル震えていた。
お互い、かわいい妹を持つ兄貴というのは大変だな、赤城よ。

京介の妹かわいい発言。

P.101
こいつには、変てこな趣味を持つ妹がいて――そんな妹の世話をいつも焼いてやっている。
そこはウチと同じなんだけどな。
赤城は妹の世話を焼いて、無茶な我儘を聞いてやるのを、ずいぶんと楽しんでいるようだ。
今日といい、深夜販売のときといい――そうとしか思えない。
俺にはとうていマネできん。なんでそこまでするんだろうな。

最後の一文はツッコミ待ちなんですかね?
自覚が無いというのは恐ろしいものです。

P.102
「少なくとも天使じゃあねえな。……じゃあなんだって聞かれると、困るんだけどさ。一年前なら即答できたんだろうが、いまはもう、分からねえや」
軽い口調で言った。
俺にとって妹がなんなのか――自分でもわからない。

自分にとって妹がなんなのかわからない京介。
まだ自分をシスコンとも認めていない状態なので、桐乃への気持ちもあやふやで、迷っているのが見て取れます。

P.103-104
ああ。
よく、覚えてるよ。
桐乃が生まれた日のことは――忘れやしない。
(中略)
あの日の光景はみんな、まるで昨日のことのように、目をつむればそこに映る。
あいつと始めて会った、その瞬間のことも。
桐乃は保育器に入れられていて、猿みたいな顔で、眠っていたっけ。
こんな――ちっこくってな。なんだか見ていて、おっかなかったよ。

当時京介は3歳だったはずですが、よくここまで細かく覚えてますね。凄すぎる(笑)
シスコンってレベルじゃねぇぞ!!

P.105-106
「妹の面倒見るなんてのはさ、好きとか嫌いとかでやってるわけじゃねーんだよ。家族愛なんてご大層な言葉を使うまでもねー。こんなもん、言ってみりゃ習慣だろ。年の近い妹がいる、兄貴の習慣だ」
(中略)
「ひでえ喩えだな」
そして実にいい喩えだ、腹を抱えて爆笑したよ。おおいに得心したからだ。
きっと、そういうことなのだ。妹が泣いたら、泣きやませるのが兄貴の仕事で、それをずっと続けてきたから、習慣が身体に染みついてしまっている。
いまさら変えることはできないのだ。
俺にとって、桐乃は天使なんかじゃないが――。
生まれたときから知っている、手のかかる妹だ。
それで十分なのかもな。
あいつは俺にとって、いつまで経っても、きっと何十年経ったって――腕の中で泣いている、小さな生き物のままなのだ。いつか、今度こそ、俺と離れるそのときまで、我儘を聞いてやって、しっかり護ってやらなきゃならない。
この感覚は、たとえあいつが嫌がろうとも、そう簡単に抜けやしない。

赤城の話を聞いて、どこの兄妹も同じようなものだと安心し、自分の桐乃への気持ちに納得する京介。

ここで京介は桐乃を妹だと強く認識します。今までは「俺は妹が嫌いだ」というフィルターで桐乃を見ていた京介ですが、ここからしばらくは「桐乃は妹」というフィルターで見るようになります。

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