『BLマンガ脳妹×少女マンガ脳兄』2巻の感想

完璧な兄と腐女子の妹によるすれ違いコメディ、完結!!
「兄をBLマンガのモデルにしている妹」と「妹が少女マンガを描いていると思っている兄」。なんとか兄にバレずににBLマンガを描く妹だったが、「推しカプの攻め」にそっくりな「兄の同僚」が家にやってきて!?そして、妹がついに兄に「妄想」をカミングアウト――…!?ついに決着する、兄と妹の勘違いの行方とは…!コミックスでしか読めない描き下ろし37pも収録!!

上記はAmazonの内容紹介より転載。

jitsumai.hatenablog.com
天城兄妹については1巻の感想で書いたのでそちらを見てください。

内容と感想

完結巻です。


前巻に引き続きKindleで購入しました。


2巻では第11話から第19話(最終話)が収録されていて、15、16話は単行本描き下ろしです。


中表紙のイラスト。
兄妹の目と髪の色が同じなのはわかってる感ありますね。
おそらく最終話の後の二人だと思います。


兄妹描写は2巻でもいい感じです。

単行本描き下ろしの15、16話は主人公兄妹と小林兄妹、兄の後輩の村雨の5人でバーベキューに行くお話。
BL関係の話や兄と村雨の料理対決などはありますが、兄妹の絡みはあんまりないです。


兄に恋人が出来たと勘違いして、もやもやする妹。
まぁ、兄に負けず劣らず妹も鈍いので、いつも通りすれ違ってますが。

最終話の19話では、妹が兄に、兄をBL漫画のモデルにしていることをカミングアウトしようとするのですが、結局最後まですれ違ってうやむやのまま。


兄妹の関係は仲良し兄妹のままで進展はないですが、最後は一応いい感じの雰囲気で終わります。

あとがき

2巻は新キャラの村雨や小林くんの出番が多くて、その分、兄妹の絡みが少なめだったのが残念。

この漫画はすれ違いコメディ、BL、兄妹などの要素があるのですが、結局作者はどれがメインで描きたかったのか、イマイチよくわからなかったです。
兄妹の関係も最後まで曖昧なままですし、焦点がぼやけたまま終わってしまったなぁという印象。

素材は悪くなかっただけに、中途半端で終わってしまったのはもったいない感じがしますね。