『幻の上で生きている』作品情報
2020/10/11 北海道コミティア13にて頒布予定の新刊サンプル。
スペース【L15】 みかのはらにてお待ちしております
『幻の上で生きている』A5コピー/本文16P/200円
表紙の不穏さとはひたすら関係なくほのぼの本です。
いつもの兄妹と約束の話。あと兄さまが一年生なので、いつもの時間軸より二年ほど前の話になります。
上記はサンプルページより転載。
サークル「みかのはら」が頒布した兄妹モノの同人誌です。
BOOTHで購入しました(通販は期間限定なので、現在は購入できません)。
作者は逸見(いつみ)さん。
感想
キャラ表。
今回は兄妹メイン。
他に出てくるキャラは祖父と先生ぐらいです。
御柳兄妹については、以前の記事を参照してください。
試験でわざと0点を取った兄ですが、妹が満点を取ってほしいということで、次の試験では満点を取るから自分のお願いを聞いて欲しいと約束します。
試験の結果や約束の内容はネタバレになるので伏せ。
ネタバレにならない程度に明かすと、約束は妹関係です。
この男にしては、なかなか可愛らしいお願いですね。
『天誅-樫木美弥三連戦-』作品情報
2020/12/30 エアコミケ2合わせ、同日より通販にて頒布開始予定の新刊サンプル。
みかのはらにてお待ちしております
『天誅』(副題:樫木美弥三連戦)A5オンデマ/本文64P/500円
表紙は内容と全く関係ありません NO NINJA
表紙の樫木美弥ちゃんが、心酔というか大好きなことりちゃんに群がる男どもに片っ端から喧嘩売りに行く話3話分+みやちゃんがお母さんとお話しする番外編。
ただただコメディ、いつもより兄妹分は少なめ。
あと1Pだけ事故&血の表現がちょっぴりあります。サンプル最後らへんで当該P公開しています。
上記はサンプルページより転載。
BOOTHで購入しました(通販は期間限定なので、現在は購入できません)。
感想
今回は裏表紙も凝っていて時代劇パロになっていますが、本編の内容とはなんの関係もないです。
『迂闊だよ! 伊知くん』で怪獣コスをする御柳兄妹のような、作者さんのお遊びですね。
キャラ表。
今回はことりの友達の美弥ちゃんがメインなので、兄妹の出番はかなり少なめです。
大好きなことりちゃんに近づく不埒な男子(御柳兄、伊知くん、堂原先輩)に美弥ちゃんが次々と天誅を食らわしていく話……かと思いきや、
美弥ちゃんはかなり良い人で、チョロいところもあるので、物騒な展開にはなりません。
合間の4コマ。
ドSなことりちゃんもいいですね、さすがあの兄の妹です。
……かと思ったら、ブレない兄妹萌えな人でした。
この作者さんの漫画は、妹が兄以外の男性キャラと仲良くしてる場面が度々出てきますが、それが嫌な感じではなく、あくまでほのぼのしてるのでお邪魔キャラという感じが全然しないですね。
美弥ちゃんもことりちゃんに執着するクレイジーサイコレズ系かと思いきや、ことりちゃんの幸せを優先する普通に良い子ですし。
作者さんが意識してそうしているのかはわかりませんが、この辺のバランスは上手いなと感じました。
『ガーデニアシンドローム』作品情報
2021/6/12 北海道コミティア14にて頒布予定 だけど参加するのか…開催されるのか…。
→5/25追記 欠席するので初出は通販になりそうです…
『ガーデニアシンドローム』A5オンデマ/本文62P/500円
表紙&裏表紙は内容と全く関係ありません。
表紙の三人(伊知・堂原・綾瀬)すなわち御柳兄妹ファンクラブが
お互いや兄妹についてわちゃもちゃ話してみたり
伊知と妹の方:ことりちゃんがうっかりお互いの核心に足踏み入れちゃったりする話。
ことりちゃんのヘアピン秘話とか堂原から囲に対する印象・感情とか
綾瀬から兄妹とか伊知が『Stage of the ground』などのときどう思っていたかとかがちらちらわかります。
上記はサンプルページより転載。
BOOTHで購入しました(通販は期間限定なので、現在は購入できません)。
感想
キャラ表。
今回は堂原先輩、綾瀬、伊知くんの3人がメインで、兄妹の出番は少なめ。
綾瀬が言っている「とある一件」が何を指しているのかわからない。
どうやら今回の話は『Stage of the ground』を読んでいることを前提に書かれているっぽいので、未購入で読んでない僕には、理解するのが難しい部分が多かったです。
サンプルを読んで「兄妹メインじゃなさそうだからスルーしていいかな」と買わなかったのは失敗でしたね。
面白そうだからという理由で、堂原先輩の御柳兄妹ファンクラブに入ることにする伊知くん。
今回は、この3人が御柳兄妹についてアレコレ語るというのがメインです。
ことりちゃんが付けているヘアピンは、兄が買ったものだそうです。
堂原先輩がそう思っているだけなので、事実かどうかは不明ですが。
前半はほのぼのだったのですが、後半はいつもの不穏タイム。
今までキャラ紹介に何度も出てきた『人形』状態のことりちゃん登場。
正直、この辺りは何を言っているのかサッパリで、半分も理解できませんでした。
2021年2月5日 『Stage of the ground』を読んだので感想を追記。
ここの伊知くんの語りは、御柳センパイのことを語っているようで、実は自分のことを語っていますね。
伊知くんは、他人などどうでもいいと考えている。
そんな伊知くんだから、『Stage of the ground』では綾瀬を救えなかった(救わなかった)のですね。
ことりちゃんの『人形』モード。
伊知くんの心を察して、伊知くんの望む自分を演じようとしてますね。
伊知くんのように、他人なんてどうでもいいからみんな同じという意味ではなく、『人形』であることりちゃんにとっては、他人とはその人の望みを叶えるために自分を合わせるための対象であって、だから順位などはなく、みんな同じく大切という意味だと思われます。
兄のデレ。
「ことりちゃんがセンパイに嫌いって言ったら、世界が滅ぶ」
それを止めてみろってことは、要するに妹に好きって言って欲しいということですね。
肝心なことをはっきり言葉にしない御柳兄に対して、苛立ちを覚える伊知くん。
他人なんてどうでもいいはずの自分に沸き起こった感情に戸惑ってますね。
『Amulet』作品情報
頒布予定 未定 わからない
『Amulet』A5コピー/本文16P/200円
制服姿のことりちゃんが可愛かったので
祖父さまの目論見により家庭教師舞川先生の制服コレクションをことりちゃんに着せるだけの話。
使用人華江さんにちょっとスポットライトが当たったりします。
あとことりちゃんのヘアピンの話もちらっと兄妹パートで出たり…。
表紙のことりちゃんが可愛いオブザイヤーなので軽率に惚れれば良い
上記はサンプルページより転載。
BOOTHで購入しました(通販は期間限定なので、現在は購入できません)。
感想
キャラ表。
今回は御柳家関係の人々がメイン。
兄の出番はほんの少しですが、その分妹の出番多め。
舞川先生(孫)登場。
『雨のあいだ』の幕間でことりちゃんにボディクリームを教えた人として、チラっと後ろ姿が出てきた人ですね。
兄のことを「クソお坊ちゃま」と呼ぶなど、良いキャラしてます。
ことりちゃんの制服ファッションショー。
舞川先生(孫)ノリノリです(笑)。
ヘアピン描写。
修学旅行で買ってきたものを渡した時かな?
実際こうやって描かれたということは、堂原先輩が『ガーデニアシンドローム』で言っていたとおりのようですね。
あとがき
『幻の上で生きている』は、一応ほのぼので兄妹メインですが、ちょっと短いですね。
あと、タイトルが結構謎。
幻というのは学園生活のことなのかな?
この学園生活はあくまで学生パロであって、本編ではないらしいですしね。
『天誅-樫木美弥三連戦-』は兄妹の出番は少なめですが、漫画としては普通に面白かったです。
兄妹とは関係ないので感想では触れませんでしたが、美弥ちゃんの番外編も家族愛を描いた良いお話でした。
『ガーデニアシンドローム』は、ぶっちゃけよくわからなかったです。
『Stage of the ground』を読んだら、改めて感想書き直そうかと。
まぁ、通販が開く半年以上先の話になりそうですが。
『Amulet』はことりちゃんがひたすら可愛い本です。
4冊の中では『天誅-樫木美弥三連戦-』『Amulet』がお勧めかな。
ただ、今回紹介した本はどれも兄妹成分が少なめなので、兄妹のいちゃいちゃが目当ての方にはあまり勧められないですね。
おまけ
右は通販限定のお礼漫画、真ん中は非公式の兄妹漫画、左は……なんなんだろう? 『Amulet』の表紙を使ったグッズというのはわかるのですが……。
通販限定のお礼漫画は、婚約者についてのお話。
兄妹に婚約者がいたりはしないので、そこは安心していいです。
伊知くんの妹がサラッと出てますね。
そのうちメインで出てきたりするんでしょうか?
非公式の漫画は、風邪を引いた兄の話。
わがままを言う兄に、妹がほっぺにちゅーをするシーンがあります。
期間限定っぽいので、次の通販でBOOSTしても手に入る可能性は薄そう。
そのうちTwitterやpixivとかで、一般公開されるのを待ちましょう。
まとめ
ということで、立て続けに10冊紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
兄妹目当てなら『雨のあいだ』『ノンストップ・フォア・ザ・ユートピア』の2冊は確実に押さえておいた方がいいです。
余裕があれば、『クリスマスプレゼント』『明日もいっしょに』『Amulet』あたりもお勧め。
他は、兄妹以外のキャラについても知りたかったり、作者さんの世界観が気に入ったらって感じですかね?
同人誌のあとがきや作品紹介で公式、非公式という単語がたびたび出てくるのですが、公式は普通に公式設定として、非公式の方はキャラの性格がちょっと違って(特に兄はかなり違う)、兄妹甘々なことが多いですね。
作品を読んでると不穏な描写がたびたび出てくるので、結構不安になることもありますが、
御柳兄妹がけっこんしてくれなきゃや~~~~だ~~~~~~💢💢💢💢💢💢💢 やだなのでけっこんします してます しない世界線の二人は死んでるからだいじょうぶです だいじょばないです 軽率に自キャラを殺すな そういうとこだぞ 早く寝ろ
— 逸見@9/4エリシアン【C11】 (@53kitoteka) 2021年11月6日
えだってあの兄妹が結ばれないってことは即ち御柳囲が御柳ことりを諦めるってことでしょ?あの男が…?マジで…?奈落の底まで連れて行くような男ですが…? あと最悪ことりちゃんが死ぬ(ことりちゃんは軽率に死ぬ←だからこそはよ御柳囲のものになってもらわないといけない)
— 逸見@9/4エリシアン【C11】 (@53kitoteka) 2021年11月6日
作者さんはTwitterでこんなことを呟いていますし、兄妹恋愛的には期待できそうな感じです(死ぬ死ぬ言ってますが(笑))。
まぁ、実際どうなるかはわかりませんが、僕の見た感じでは大丈夫そう。
じゃなきゃ、ブログでわざわざ紹介しませんしね。
ということで、今後も新刊出たら追っていこうかと思っています。